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夏の家庭菜園の管理

 トマト、なす、ピーマン、きゅうりなど、長期間収穫する野菜では、今後の収穫に備えて、草勢を保つことが重要です。このため、現在の生育を的確に診断し、必要に応じて追肥を行います。
 トマトは、株の生長点から開花位置までの長さで診断します。約10~15cmの長さが良い状態で、生育が弱くなるとこれより短くなります。
 なす、ピーマンは、花の状態で診断します。花の中心に雌しべがピンと立っているのが良好な状態です。生育が弱くなると、雌しべが短くなり、周りの雄しべに隠れて見えなくなります。
 きゅうりは、先端部分から発生する巻きひげの状態と果実の曲がり程度で診断します。巻きひげは太く、茎から45°位の角度で発生するのが良い状態です。巻きひげが細く短い場合や果実の曲がり程度が大きい場合は、生育が弱い状態と判断します。
 生育が弱い場合は追肥を行います。追肥は一度に多く与えず、株元から少し離れたところに少量ずつ、数回に分けて与えましょう。

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