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大豆の中耕培土

 今年の大豆の播種作業は、概ね適期に終了し、出芽も良好で順調に生育しています。大豆の収量・品質を高めるため、しっかり中耕培土を行いましょう。
 中耕培土は、除草と倒伏防止の効果があり、大豆の安定生産には欠かせない作業です。また、中耕培土を行うことで、土壌に酸素が供給され、根の発育が良くなって根粒菌の活性が高まります。その結果、根粒菌を介した大豆への窒素供給量が多くなり、生育が見違えるほど良くなります。
 さらに、中耕培土でできた溝は、排水溝として排水対策に大きな効果を発揮します。作業の際は、培土の効果を高めるため、出来るだけかぶもと株元まで土を寄せることが重要です。
 なお、大豆の本葉の枚数が六枚か七枚になった時期に、尿素を成分とする緩効性肥料を、10a当たり窒素成分で7~8kg施用してから、中耕培土を行うことで、収量が増加します。
 良質な大豆を生産するため、天気の良い日に、遅れずにしっかり中耕培土作業を行いましょう。

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