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農業一口メモ

2026年6月5日 ストックの土壌消毒

本県では、秋の気温の低下が早い気象条件を活かしたストック栽培が盛んです。10月に出荷するストックの播種時期は、7月下旬頃が目安となります。
今の時期は、ストックの作付けに備えて、雑草対策や、土壌病害対策のため、ハウスの土壌消毒を行います。土壌消毒には、農薬を用いる方法のほかに、アルコールや米ぬかなどの有機物を用いる土壌還元消毒法があります。どちらの方法も、土壌消毒に要する期間は3週間~4週間となります。このため、播種まで1か月ほど確保でき、地温が高くなる6月中下旬が、土壌消毒を始めるのに適しています。作業計画をしっかり立てて実施しましょう。
土壌消毒は、処理方法の誤りや処理ムラが生じると、効果が低下するだけでなく、ストックに生育障害を引き起こす場合があります。事前に作業方法をよく確認し、ムラが無く均一な処理となるよう、圃場の耕耘やビニール被覆等を丁寧に行いましょう。また、農薬を使用する際は、マスクを着用するなど、安全に十分配慮しましょう。

2026年6月4日 さくらんぼ作業での安全対策

これから、さくらんぼの収穫作業が本格化し、高い所での作業が多くなります。山形県ではこの時期、ハウスや脚立からの転落事故が多発しており、残念ながら死亡事故も発生しています。
さくらんぼ作業中の事故を防止するため、次のことを心がけましょう。
まずは服装を見直しましょう。枝やパイプに引っかかりにくい作業着を着用し、滑りにくい履物で作業を行いましょう。さらに、万が一落下した際に頭部を守るヘルメットを着用しましょう。
次に、脚立を使う際の注意点です。開き止めの金具を確実にロックして、最上段には上らないようにしましょう。
また、施設や道具の点検も重要です。パイプやクランプの錆、ハウスバンドの亀裂等をチェックし、必要に応じて作業前に修理・交換しましょう。
高所作業台車を使用する場合は、周囲や頭上をよく確認してから動かしましょう。
さらに、作業はできるだけ複数で行い、互いに安全を確認し合いましょう。
そして最後に、体調管理にも注意しましょう。十分な栄養と睡眠をとり、疲労回復に努めてください。また、熱中症にも注意し、休憩と水分を取りながら万全な体調で作業に臨むことが大切です。
安全対策を徹底し、農作業事故ゼロを目指しましょう。

2026年6月3日 さくらんぼの盗難防止対策

大切に栽培したさくらんぼを盗難被害から守るため、防犯対策のポイントについてお話しします。
はじめに、収穫した果実の保管や園地内の管理についてのポイントです。収穫した果実は短時間でも園地に放置せず、ハウスや作業小屋の出入り口や窓は鍵をかけておきましょう。園地内の脚立やかごなどの道具はこまめに片付けましょう。
次に、園地への侵入防止対策のポイントです。園地の外周にネットや柵を設置して外部から侵入しにくい環境をつくりましょう。また、防犯カメラやセンサーライトの設置の他、園地での「警戒中」「立入禁止」「防犯カメラ作動中」などの看板やのぼり旗の設置も効果があります。
最後に、地域の関係者が連携した取組みについてです。生産者や農協、警察が連携して防犯パトロールを行い、周辺の不審者や不審車両の情報、盗難発生情報などを関係者間で共有しましょう。
もし、不審者や不審車両を発見した時には、その場ですぐに110番通報してください。その際には、身長や着衣、車種や車の色、車両ナンバー、逃走方向などを記録するようにしてください。
山形のさくらんぼを守るため、地域みんなで力を合わせて取り組んでいきましょう。

2026年6月2日 高温時のさくらんぼの収穫作業の進め方

今年のさくらんぼの生育は、平年より7日程度早まっています。今後、主力の「佐藤錦」などの収穫期を迎えますが、今年の6月も高温の予報となっているため、ロスが出ないように、計画的に収穫を進めましょう。高温障害果は、樹の日当たりの良い外周部や上部で多くみられます。そのため、日当たりが良く熟度が進みやすい南面や西面の枝を優先して収穫します。また、着果量が少ない樹や樹勢が弱い樹、過度な葉摘みをした樹では、果実の熟度が進みやすいため、もぎ遅れないように注意しましょう。
高温障害果は、収穫期に最高気温が30℃を上回る日が連続した場合に、発生しやすい傾向があります。天気予報をこまめに確認し、連続した高温が予想される場合には、収穫を早めるとともに、遮光や散水等の対策を実施しましょう。具体的な対策は、会員限定でやまがたアグリネットに掲載されている「さくらんぼ高温対策マニュアル」を参考にしてください。
なお、高温時には、着色や食味よりも果肉の軟化が進みやすい傾向があります。高温時はもぎ遅れないように、出荷可能な品質になったものから早めに収穫しましょう。

2026年6月1日 農産加工現場における衛生管理

本日から6月に入りましたが、これからの気温が高い夏場は、細菌が原因の食中毒が多くなりやすい季節です。農産加工現場で特に注意が必要なのは、加熱殺菌を行わない浅漬けや惣菜などです。こうした食品で細菌の増殖による事故を防ぐためにも、食中毒防止の三原則、細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」をしっかり徹底しましょう。
まずは「つけない」です。正しく手を洗い、加工原料をしっかり洗浄しましょう。まな板や包丁などの調理器具も、中性洗剤で洗って清潔に保つことが大切です。
次に「増やさない」です。ここで大事なのは温度管理です。細菌は、10℃から60℃の温度帯で増え、特に30℃から40℃で増殖が速くなります。加工後はすばやく冷却し、常温では放置せず、常に10℃以下で保存することを心がけましょう。
最後に「やっつける」です。原材料は、洗う段階で次亜塩素酸ナトリウムなどで殺菌しましょう。調理器具も、使用前後にアルコールなどの薬剤を使って殺菌することが大切です。
そして、こうした衛生管理は、計画や手順書を作ってルールを明確にしておきましょう。ルールどおりに運用できているかは、点検項目を決めて、作業のたびに記録します。さらに、計画や手順書は定期的に見直し、必要に応じて更新していきましょう。