閉じる

ホーム > 農業一口メモ

ここから本文です。

農業一口メモ

2026年6月22日 農薬危害防止運動

県では、農薬による事故を防ぐために6月1日から8月31日までの期間、「山形県農薬危害防止運動」を実施しています。農薬散布に当たっては次の三点に注意しましょう。
一つ目は、農薬散布者自身の安全確保です。農薬を散布する際は、農薬用マスク、保護メガネ、防除衣、手袋等を必ず身に着け、散布中の事故防止に努めます。農薬の調製、防除器具の点検時も防除装備を着用しましょう。また、体調管理には十分注意し、暑い日の日中や体調が悪い場合は農薬散布を行わないようにします。
二つ目は、農薬の飛散による事故の防止です。農薬散布時は、隣接する作物や周辺環境に配慮し、園地外へ飛散しないようにすることが重要です。特に、住宅地や公共施設等の周辺では、事前に周辺住民に散布予定日時を周知するなどの必要な措置を徹底しましょう。
三つ目は、農薬容器の表示事項の遵守です。ラベルに記載されている適用作物や使用時期等の使用基準と注意事項をよく読み、適切に使用して、安全で安心な農産物を消費者に届けましょう。

2026年6月19日 雨除けトマトの栽培管理

トマトは、最初の花が咲いた後、主枝から本葉と花房が規則的に発生し、本葉の付け根からは、わき芽が伸びてきます。栽培期間中、花房には3~5個の果実をつけて収穫し、わき芽はかき取りながら、主枝を伸ばして管理します。
5月初めに定植する夏秋栽培では、6月下旬になると6段目の花房の花が咲き始めて、1段目の果実の収穫時期となります。しかし、この頃から、主枝の先端が細くなり、花房が貧弱になる等、様々な生育の変化が見られるようになります。
これらの原因の一つは、草や葉が成長する勢いである草勢がするためで、追肥を行い、草勢を維持することが重要です。追肥開始のタイミングは、3段目の花が咲き始める頃が一般的ですが、品種や草勢によっては、少し早めに施用する場合もあります。トマトは肥料に対して敏感に反応するため、一度に多量の追肥をすると、生育が旺盛になり過ぎ、茎の中心部が裂けて穴があくなどの障害が発生し易くなるので注意が必要です。追肥には液肥を使い、灌水と一緒に様子を見ながら、こまめに行いましょう。

2026年6月18日 元気な農業人材確保プロジェクト事業

県では、新規参入者やUターン者を含めた多様な人材による農業経営の継承をサポートするため、「元気な農業人材確保プロジェクト事業」を実施しています。
この事業では、農業に興味がある方、これから農業を始めたい方向けに、1週間程度から、最長6か月間の雇用契約を伴う農業体験を提供しています。体験者を受け入れる農家の方には、受入日数に応じて謝礼の支払いや体験者に支払う賃金等に対する支援を行います。
また、第三者への経営移譲を希望する農家向けには、経営移譲に必要な契約書の作成費用、資産の鑑定料等に対する支援を実施しています。
経営継承に関する相談窓口も開設していますので、お気軽に、山形県農業経営・就農支援センターのワンストップ窓口、電話023-641-1117にお問い合わせ下さい。

2026年6月17日 野菜圃場の排水対策を万全に

野菜の多くは、大雨などで土壌水分が過剰になると、根の呼吸が抑えられて、養水分の吸収が悪くなり、生育が抑制されてしまいます。特に梅雨の時は長雨になりやすく、近年は気候変動による、何十年に一度というような大雨が増えています。こうした大雨による湿害を防ぐためには、圃場条件に合わせた事前の対策が重要となります。
露地栽培では、圃場の周囲やうね間に排水溝を掘り、降った雨が圃場の外に速やかに排水されるようにしておきます。また、土地が周囲より低く、水がたまりやすい圃場や、地下水位が高い圃場では、できるだけ高いうねを作って植えるなどの工夫が必要です。
一方、施設栽培では、施設内に水が多量に入ってくると、植えてある作物に大きな被害が発生します。被害を未然に防ぐため、施設周囲に深く広い溝を掘り、排水路を確保して雨水が施設内に入らないようにします。また、排水路にはビニールや畦シート等を敷き、施設内への雨水の浸透を防止します。万が一の浸水に備え、排水ポンプを用意しておくなどし、事前の排水対策を万全にしておきましょう。

2026年6月16日 「中干し」は適期に行いましょう

稲の生育が旺盛になり、水田の緑が濃くなる時期になりました。初期生育量をしっかり確保した田んぼでは、間もなく「中干し」を行う時期になります。
「中干し」は、穂になる有効な茎数を確保した頃に行います。「中干し」と併せて、田んぼに溝を掘る「作溝」を行うことで、「中干し」の効果を高め、今後の水管理を効率的に行うことができます。
「中干し」は、田んぼから水を落とし、田面に小さなヒビが入る程度まで乾かします。土の中に酸素が入り、根の生長が促進され、その結果、秋の登熟が良好になります。また、収量が安定し、品質や食味も向上する重要な技術です。さらには、窒素の過剰な吸収を抑制し、穂をつけない無効分げつや、小さな穂にしかならないじゃくしょうほ弱小穂の発生を減らし、倒伏につながる下位節間の伸長も抑えます。田んぼの土が締まり硬くなるため、秋にコンバインでの収穫作業がしやすくなる効果もあります。
「中干し」と「作溝」は、稲作にとって大切な要素がたくさん詰まった技術です。おいしいコメを安定してつくるため、適期にしっかり行いましょう。