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農林水産業における環境への負荷低減に向けた取組みとして重要な「みどり認定」について紹介します。
「みどり認定」とは、「みどりの食料システム法」に基づき、農林漁業者が環境にやさしい事業活動に取り組むための計画を作成し、都道府県知事から認定を受ける制度です。
「みどり認定」を受けることで、農林水産省の補助事業の採択における優遇、設備投資の際の所得税や法人税の優遇、日本政策金融公庫の無利子融資等の貸付け、などの支援を受けることができます。
また、環境にやさしい農業に取り組んでいることをアピールできるため、安全・安心のニーズにも対応し、消費者からの信頼と評価を獲得する有効な手段となります。
認定の対象となる取組みは、堆肥などを使った土づくりと、それと併せて行う化学肥料・化学合成農薬を削減した取組みや、籾殻燻炭などのバイオ炭を農地に施用する取組みなどがあります。
皆さんも、環境にやさしい農業に取り組んで、「みどり認定」を受けてみてはいかがでしょうか。認定を受けるための手続きなど、詳しくは、県庁の農業技術環境課、または最寄りの農業技術普及課にご相談ください。
「やまがたアグリネット」は、農業に携わる方へリアルタイムに情報を提供する、県が運営する農業情報サイトです。
気象や病害虫防除に関する情報に加え、農業施策や作物別の営農技術など、山形県の農業に関する様々な情報を得ることができます。「やまがたの野菜つくり」のコーナーでは、県内で生産される主な野菜、三七品目の栽培マニュアルはどなたでも閲覧、印刷できます。家庭菜園を作られている方も、参考になりますので是非ご活用ください。
「やまがたアグリネット」は、会員になることで、より専門的で具体的な情報を閲覧できるほか、春先の低温や夏場の高温に対する農作業アラートなど便利な機能を利用できるようになります。県内在住の農業者または農業関係者の方は、どなたでも無料で会員になることができますので、登録してみてください。
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ダリアの栽培には、球根を植える方法と、苗を植える方法があります。今日は、苗をつくるための挿し芽や育苗管理について紹介します。
挿し芽の方法は、冬期間養成しておいた親株から、葉が3、4枚程度展開した側枝を採取して、土に埋まる葉を取り除いて挿し穂に調整します。調整済みの挿し穂は、水あげして発根剤を処理し、培養土を詰めた128穴のセルトレーに挿します。
育苗には、加温と電照の設備が必要です。育苗時の気温は、温床等を使い10℃を目標にします。育苗中に花芽の分化が始まると発根が悪くなるので、22時から2時まで電照して、花芽の分化を抑制します。また、発根までは強い日射があると萎れやすいので、晴天時には遮光します。挿し芽から3、4週間後には、セルトレーから九センチポットに鉢上げして管理します。
挿し芽の時期は、ハウス栽培で4月上旬に定植するためには2月中旬頃、露地栽培で5月下旬に定植するためには4月中旬頃を目安にします。
初めてダリアの挿し芽に取り組まれる場合、技術の詳細は、最寄りの農業技術普及課にお問い合わせください。
記録的な高温となった令和5年に続き、令和6年、7年も猛暑や大雨、干ばつなど、極端な天候が続きました。今日は、米の収量、品質、食味を安定的に維持するための土台となる土づくりのポイントを三つ紹介します。
一つ目は、堆肥などの有機物を施用し、地力を向上させ、土壌の通気性や透水性を高めることです。そうすることで、高温時の稲の消耗低減や、根の活力維持といった効果が期待できます。ただ、過剰に施用すると米の食味が低下しやすいので、適量を施用することが重要です。
二つ目は、ケイ酸肥料等の土づくり肥料を施用し、イネが必要とする養分をバランスよく供給することです。イネはケイ酸を沢山吸収しますが、近年、土づくり肥料を施用する人が減少した結果、土壌のケイ酸の量が減少しています。ケイ酸肥料を施用し、イネのケイ酸含有率を高めることで、葉がまっすぐに立って受光体勢が良くなり、光合成が促進されるとともに、根の活力も高まり、収量が増加します。土壌分析を行って、効率的に必要量を施用しましょう。
三つ目は、作土が15cm程度になるように耕耘することです。作土深を十分確保することで、イネの根域を広げ、根の養分や水分の供給力を高めることができます。
気候変動に負けない米づくりのため、今年の土づくりの計画を確認しましょう。
今日は「総合防除」について紹介します。総合防除とは、農作物に発生する病害虫を防除する際、化学農薬のみに頼らず、予防に重点を置き、病害虫の発生を予測して、防除の必要性を判断し、その上で適切な防除手段をとることです。
総合防除には三つのポイントがあります。
一つ目は、病害虫が発生しにくい環境作りによる「予防」です。適切な栽植密度や肥培管理によって、風通しのよい圃場や病気に強い作物にすること、圃場内や圃場周辺に病害虫の発生源を作らないこと、病気の感染を防ぐため雨よけ被覆を行うこと等により、病害虫の発生を予防する取組を行います。
二つ目は、防除が必要かどうか、また、いつ防除するかの「判断」です。圃場内をこまめに観察することで、適切な時期に効率的かつ効果的な防除を行うことができます。また、県病害虫防除所が発表する病害虫発生予察情報で最新の情報を入手し、「判断」に活用しましょう。
三つ目は、「防除の実施」で、適切な防除方法を選択して防除を行うことです。病害虫の種類や発生状況、農作物の生育状況、気象条件等を考慮し、天敵等を活用した生物的な方法、粘着トラップ等の物理的な方法、農薬を使用する化学的な方法から、それぞれの圃場に適した防除方法を選択し組み合わせることで、総合的な防除に取り組みましょう。