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農業一口メモ

2026年6月3日 さくらんぼの盗難防止対策

大切に栽培したさくらんぼを盗難被害から守るため、防犯対策のポイントについてお話しします。
はじめに、収穫した果実の保管や園地内の管理についてのポイントです。収穫した果実は短時間でも園地に放置せず、ハウスや作業小屋の出入り口や窓は鍵をかけておきましょう。園地内の脚立やかごなどの道具はこまめに片付けましょう。
次に、園地への侵入防止対策のポイントです。園地の外周にネットや柵を設置して外部から侵入しにくい環境をつくりましょう。また、防犯カメラやセンサーライトの設置の他、園地での「警戒中」「立入禁止」「防犯カメラ作動中」などの看板やのぼり旗の設置も効果があります。
最後に、地域の関係者が連携した取組みについてです。生産者や農協、警察が連携して防犯パトロールを行い、周辺の不審者や不審車両の情報、盗難発生情報などを関係者間で共有しましょう。
もし、不審者や不審車両を発見した時には、その場ですぐに110番通報してください。その際には、身長や着衣、車種や車の色、車両ナンバー、逃走方向などを記録するようにしてください。
山形のさくらんぼを守るため、地域みんなで力を合わせて取り組んでいきましょう。

2026年6月2日 高温時のさくらんぼの収穫作業の進め方

今年のさくらんぼの生育は、平年より7日程度早まっています。今後、主力の「佐藤錦」などの収穫期を迎えますが、今年の6月も高温の予報となっているため、ロスが出ないように、計画的に収穫を進めましょう。高温障害果は、樹の日当たりの良い外周部や上部で多くみられます。そのため、日当たりが良く熟度が進みやすい南面や西面の枝を優先して収穫します。また、着果量が少ない樹や樹勢が弱い樹、過度な葉摘みをした樹では、果実の熟度が進みやすいため、もぎ遅れないように注意しましょう。
高温障害果は、収穫期に最高気温が30℃を上回る日が連続した場合に、発生しやすい傾向があります。天気予報をこまめに確認し、連続した高温が予想される場合には、収穫を早めるとともに、遮光や散水等の対策を実施しましょう。具体的な対策は、会員限定でやまがたアグリネットに掲載されている「さくらんぼ高温対策マニュアル」を参考にしてください。
なお、高温時には、着色や食味よりも果肉の軟化が進みやすい傾向があります。高温時はもぎ遅れないように、出荷可能な品質になったものから早めに収穫しましょう。

2026年6月1日 農産加工現場における衛生管理

本日から6月に入りましたが、これからの気温が高い夏場は、細菌が原因の食中毒が多くなりやすい季節です。農産加工現場で特に注意が必要なのは、加熱殺菌を行わない浅漬けや惣菜などです。こうした食品で細菌の増殖による事故を防ぐためにも、食中毒防止の三原則、細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」をしっかり徹底しましょう。
まずは「つけない」です。正しく手を洗い、加工原料をしっかり洗浄しましょう。まな板や包丁などの調理器具も、中性洗剤で洗って清潔に保つことが大切です。
次に「増やさない」です。ここで大事なのは温度管理です。細菌は、10℃から60℃の温度帯で増え、特に30℃から40℃で増殖が速くなります。加工後はすばやく冷却し、常温では放置せず、常に10℃以下で保存することを心がけましょう。
最後に「やっつける」です。原材料は、洗う段階で次亜塩素酸ナトリウムなどで殺菌しましょう。調理器具も、使用前後にアルコールなどの薬剤を使って殺菌することが大切です。
そして、こうした衛生管理は、計画や手順書を作ってルールを明確にしておきましょう。ルールどおりに運用できているかは、点検項目を決めて、作業のたびに記録します。さらに、計画や手順書は定期的に見直し、必要に応じて更新していきましょう。

2026年5月29日 継続的な働き手の確保

 農繁期には、短期・長期を問わず働き手を雇う機会が増えます。
 働き手の確保には友人や知人の紹介に加え、ハローワークやJAの無料職業紹介所、デイワークなどの雇用マッチングアプリを上手に活用しましょう。
 また、働き手に将来にわたって永く勤めてもらうためには、十分なコミュニケーションを取り、互いに信頼関係を築くことが大切です。こまめな声かけや定期的なミーティング、個別相談を通じて働き手に寄り添い、経営者としての感謝の気持ちも伝えることで、働き手の労働意欲が高まります。
 また、労働環境を整備することも大切です。勤務時間や休日は、働き手の家庭事情にできるだけ配慮して調整しましょう。そのほか清潔なトイレや休憩所の設置、労災保険への加入など、働き手が安心して働ける環境をしっかりと整えましょう。
 働き手との信頼を大切にしながら、農繁期を乗り切っていきましょう。

2026年5月28日 東北農林専門職大学オープンキャンパスのお知らせ

 東北農林専門職大学は、農業・森林業のリーダーとなる人材を育成する山形県立の専門職大学です。学部は農林業経営学部があり、その中に農業経営学科と森林業経営学科の二つの学科があります。
 令和8年度、東北農林専門職大学では、オープンキャンパスを3回開催します。日程は、7月12日(日)、7月26日(日)、8月22日(土)です。オープンキャンパスでは、大学の教育内容の説明や校舎・施設など学修環境の紹介、個別相談、実習体験等を行います。実習体験は、稲作、野菜・花き、果樹、畜産、森林の五つのコースを用意しています。昨年行ったオープンキャンパスでは、県外からも多数の高校生に参加いただき、大変好評でした。また、ランチは学生食堂を利用いただけます。参加ご希望の方は、東北農林専門職大学のホームページからお申込みください。高校生や保護者の皆様、先生方など、多くの方のお越しをお待ちしています。