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果樹園では、真夏の暑さが続くこの時期、ハダニが急激に増加します。発生が多くなると、さくらんぼでは早期に落葉し、樹勢の低下や翌年の花芽の充実不良につながるため、注意が必要です。
ハダニの防除対策のポイントは、早期発見と早期防除です。ハダニが発生しやすい幹周りの徒長枝や混み合った枝の葉の裏側をよく観察し、1枚の葉に3頭以上のハダニを確認したら、薬剤防除を行います。
ハダニを簡単に確認するには、黒い紙や画面を消した状態のスマートフォンを調べたい葉の下に置き、葉を叩く方法があります。ルーペ等で見ると、黒い背景にハダニが落ちて動くため、見つけやすくなります。
ハダニは、果樹の葉だけでなく、園地内の雑草にも寄生しています。草刈り後は雑草から樹に移動するため、薬剤防除は、草刈りを行った3日後頃に行うと効果的です。
また、樹冠内部で散布ムラが生じないよう、不要な徒長枝はせん除し、薬液が葉裏や樹上部の葉にも十分付着するよう、丁寧に防除します。
ハダニは、夏のこの時期の発生を抑えることが重要です。樹体の健全な生育に向け、しっかりと防除対策を行いましょう。
今日は、東北農林専門職大学の令和9年度入学者に係る総合型選抜試験について紹介します。
本大学は、優れた技術力と経営力、国際競争力を身につけ、農業・森林業のリーダーとなる人材を育成する、山形県立の専門職大学です。農林業の生産や経営等に係る知識と、理論に裏付けられた技術、地域活性化に向けた課題解決の実践的手法などを学ぶことができます。
募集する学科は二つあり、一つ目は、スマート農業等の最新の技術や、輸出などのグローバル化にも対応した農業経営者の育成を目指す農業経営学科です。もう一つは、自然環境や豊かな生態系など、森林の恵みを活用した多様なビジネス展開を目指す森林業経営者を育成する森林業経営学科です。
総合型選抜は、小論文、面接、書類審査を行います。出願期間は令和8年9月18日~10月2日まで、試験日は令和8年10月17日です。詳しい情報は、東北農林専門職大学ホームページ「入試情報」をご覧ください。ご不明な点は、東北農林専門職大学教務学生課までお問い合わせください。
山形農林大学校では、入校を希望する高校生やその保護者、高校の先生などを対象とした「オープンキャンパス」を8月16日(日)に開催します。
「オープンキャンパス」では、体験実習、学校施設の見学、教育内容や募集要項の説明等を行い、農林大学校への理解を深めていただきます。
体験実習では、稲作・果樹・野菜・花き・畜産・農産加工・林業のうち、二つの実習を体験することができます。内容は、農作物の栽培管理や収穫作業、ぶどうの調製、花束づくり、牛の世話、畜舎や加工施設の見学、チェーンソー等の体験などを予定しています。
また、施設見学では、校舎や学生寮の見学の他、寮での食事も体験していただきます。
「オープンキャンパス」の詳しい内容をお知りになりたい方は、農林大学校のホームページをご覧いただくか、電話0233-22-1528、教務学生担当まで、お問い合わせください。
水稲は早生品種から順に出穂期を迎えています。この時期は、米の収量や品質を低下させる「斑点米カメムシ類」と「いもち病」の重要な防除時期になります。
今年も、昨年と同様に水田周辺の畦畔や農道の雑草で「斑点米カメムシ類」の発生が多くなっています。出穂後の対策は、水田内に飛来するカメムシ類に対する薬剤散布です。基本となる防除時期は1回目が穂揃期、2回目が穂揃期の7日~10日後です。また、その後も発生が多い場合には追加の防除を行います。品種や生育状況に合わせて適期に薬剤を散布しましょう。
梅雨期間中に雨が続いた影響で、葉で「いもち病」の発生が見られています。止め葉など上位の葉に病斑があると穂に感染しやすくなるので、圃場をよく観察し、葉いもちの発生が見られる圃場では治療効果のある薬剤で防除を行いましょう。また、発生が多い圃場では、穂揃期散布の7日後にも防除を実施しましょう。
なお、農薬の使用に当たっては、使用基準や注意事項を守るとともに、周辺の圃場や住宅地等へ飛散しないよう注意しましょう。
園芸農業研究所は、前身の園芸試験場から60年以上、果樹、野菜、花の品種育成や栽培、病害虫防除などの技術を開発してきました。現在は、近年の温暖化や担い手不足に対応するための栽培技術や消費者ニーズに対応した果樹の品種育成を中心に研究を行っています。
まず、果樹では、超大玉や高温に強いさくらんぼ、皮ごと食べられる大粒のぶどう、食べ頃が分かりやすい西洋なしの品種開発に力を入れています。さらに、遺伝子の情報を活用し、より早く、より確実に優良な品種を選べる最新手法の開発も進めています。また、さくらんぼやブドウの高温対策技術、高品質なりんごや西洋なしを省力的に安定して生産できる新しい栽培方法の開発にも取り組んでいます。
野菜では、夏スイカの安定生産技術やハウス内の温度、湿度、二酸化炭素濃度などを制御したトマトの超多収栽培技術、花では、アルストロメリアを効率的に生産する技術やダリアを周年で養液栽培する技術確立に取り組んでいます。
園芸農業研究所では、これからも生産現場の課題解決に向け研究に取り組んでまいります。今後の研究成果にご期待ください。