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農業一口メモ

2026年4月3日 紅花の種播き

 次の日曜日、4月5日は二十四節気の清明です。清明は紅花の種播きの適期とされています。紅花は日が長くなると花芽をつくる性質があります。花芽をつくる前に十分に生育させるために、遅れずに種を播くことが栽培のポイントです。4月中には播き終えましょう。
 紅花は除草と倒伏防止を兼ねて、中耕・培土の作業を行いますので、作業がしやすいように、1mを目安に、管理機が入れる広さの通路を確保しましょう。
 県内の栽培事例では、一条播きと二条播きがみられ、二条播きの条間は、10cmから15cmで、二条播きの方が、面積あたりの花びらの収量が増えます。必要な種の量は10aあたり3kgが目安です。一条播きでは、その半分の量を準備しましょう。
 紅花は根をまっすぐに伸ばす植物であり、移植を嫌う植物です。育苗せずに、畑に直に種を播きましょう。

2026年4月2日 凍霜害対策支援ツール「低温アラート」の御紹介

 県が運営する農業情報サイト「やまがたアグリネット」では、凍霜害対策支援ツールとして「低温アラート」を発信しています。  
 これは、県内約50地点に設置した気象センサーと連携し、観測したリアルタイムの気温データを低温のアラート情報としてメールでお知らせするもので、「やまがたアグリネット」の会員であればこの「低温アラート」を利用することができます。
 設定はアグリネットホームページのトップページ下部の「農作業アラート」のアイコンから「低温アラート」の通知温度設定ページに進み、園地の最寄りの観測地点と、アラートメールを受け取る温度の設定を行います。その後は、登録地点で選択設定温度を下回ると、お知らせのアラートメールが送信されるため、地域の測定温度情報をもとに、凍霜害対策の実施を判断できます。
 「やまがたアグリネット」は、県内在住の農業者または農業関係者の方であれば、どなたでも無料で会員になることができます。会員登録後は、ぜひ「低温アラート」を設定いただき、さくらんぼやりんごなどの凍霜害対策にご活用ください。

2026年4月1日 果樹の凍霜害対策

 果樹は、春先に芽が動き出し始めると、除々に低温に弱くなるため、凍霜害に遭う危険性が高くなります。
 今年の生育は、平年より早まっており、さくらんぼでは、すでに低温に弱い時期になっています。そのため、霜注意報や翌朝の予想最低気温を参考にしながら、凍霜害対策を実施しましょう。
 果樹は、雌しべの伸びとともに低温に弱くなり、さくらんぼでは、発芽10日後頃から開花期までが最も危険な時期です。発芽10日後頃では、-3℃程度の低温で大きな被害を受けますが、開花直前になると、-1℃でも被害が発生することがあるため、生育状況を確認しながら対策を実施しましょう。特に、樹勢が弱い樹では、短時間の低温でも被害が発生するため、重点的に対策を実施しましょう。
 また、土壌が乾燥していると凍霜害の発生を助長する場合があります。日中に灌水を行って、土壌水分の確保に努めるとともに、地面を覆っているマルチや敷き藁などは、凍霜害を助長しますのですみやかに除去するなど、適切な凍霜害対策を実施しましょう。

2026年3月31日 野菜の露地圃場の準備と定植

 3月も終わりを迎え、露地野菜を定植する時期が近づいてきました。この時期は畑を早めに乾燥させ、圃場に入れるように準備を行うことが重要です。圃場内に停滞水がある場合は、明渠や排水溝を掘って速やかに排水し、圃場が乾燥してから堆肥散布や施肥、マルチ張りなどの作業を行います。圃場の準備は、遅くとも定植の1週間前までに終わらせ、地温の上昇を促します。前年までの作業日誌を参考に、作業が遅れないように計画的に進めましょう。
 定植は、地温が15℃以上であることを確認して、暖かく風のない日を選んで行いましょう。生育を早めるためにトンネルを設置した場合は、生育状態や気象条件によって、日中のトンネルの換気量を調節します。なお、農ポリや農ビのトンネルだけでは、低温や霜に対応できないので、ホットキャップやべたがけ資材などの保温資材を活用して、低温障害などを防止しましょう。

2026年3月30日 啓翁桜の幼果菌核病防除

 啓翁桜は、例年「ソメイヨシノ」よりも、少し早く開花します。啓翁桜の重要病害である幼果菌核病の防除適期は、開花始めから満開ごろまでです。適期に防除できるよう、生育や開花状況をよく観察し、遅れることのないように防除の準備を進めましょう。また、雨が降って防除できないこともありますので、ゆとりを持って日程を確保しましょう。
 幼果菌核病を発病した葉や実は、多くが秋までに落下し、付着している病原菌は地上で越冬します。越冬した菌は、春にお椀状のキノコとなり、この中に作られた胞子が空中に飛散することで、幼果菌核病に感染すると言われています。そのため、耕種的防除として、地表面を耕耘する方法があります。この方法は、前年に発病して地上に落下した葉や実をすき込むことができ、地表面の乾燥を促すことができるため、効果的です。
 薬剤防除と耕種的防除を組み合わせて、対策を徹底しましょう。