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農業一口メモ

2026年10月14日 「ラ・フランス」の販売開始基準日

西洋なし「ラ・フランス」は、芳醇な香りととろけるような肉質が魅力で、「果物の女王」とも呼ばれています。
しかし、食べ頃が分かりにくいため、硬いままの果実が販売されると、消費者からの評価を落とすこともあり、消費が伸び悩む一因になっています。
このため、「ラ・フランス」の生産・販売に関わるJAや地元市場、県などで組織する「ラ・フランス振興協議会」では、食べ頃のおいしい「ラ・フランス」を消費者の皆様に届ける取組を進めています。
協議会では、オール山形でおいしい「ラ・フランス」を消費者に届けるため、「販売開始基準日」を設けています。この「販売開始基準日」は、おいしい果実が生産できる適期に収穫し、適切な産地追熟を行った期間を考慮して設定されるもので、今年は、昨年より7日早い10月21日となりました。
産地全体で「販売開始基準日」を守り、おいしい「ラ・フランス」を全国の消費者に届けましょう。

2026年10月13日 「ラ・フランス」出荷時の選果の徹底

間もなく西洋なし「ラ・フランス」の出荷期を迎えます。出荷時に行う選果は、病害虫などによる被害果実を取り除く大切な作業です。特に注意が必要なのは、輪紋病や胴枯病、シンクイムシ類の被害です。
輪紋病や胴枯病は、主に6月から7月の、降雨によって果実に感染します。早い時期に感染した果実は、収穫前に樹上で発病することもありますが、多くは収穫後に、追熟して果実が柔らかくなる頃、つまり、食べ頃を迎える直前に発病し、病斑が現れます。追熟後の箱詰めを行う際は、初期の病斑を見逃さず、被害果実を確実に取り除き、出荷しないようにしましょう。
シンクイムシ類は、幼虫が果実に直径およそ1mmの小さな穴をあけ、果実の内部に侵入します。収穫時には見つからなかった穴が、予冷や追熟のあとに見えてくることもあります。選果の際は、果実の尻部分など、見つけにくい部分もよく確認し被害を見逃さないよう、注意して選別しましょう。

2026年10月12日 さくらんぼの品種構成を見直そう

近年、春の開花期の天候不順によるさくらんぼの結実不足が課題となっています。収量を確保して経営を安定させるため、さくらんぼ園地の品種構成を見直しましょう。
主力品種「佐藤錦」の結実を安定させるには、受粉樹の導入が重要です。令和7年、令和8年に十分な着果量が得られた園地は、受粉樹の割合が4割から5割と高く、概ね5品種以上が植えられていました。受粉樹が4割未満の園地では、計画的に複数の品種を導入しましょう。導入する品種は、「佐藤錦」の開花時期を参考に5品種以上とし、園地にまんべんなく配置されるように計画しましょう。「佐藤錦」より開花が早い品種には「紅秀峰」や「やまがた紅王」、開花が同時期の品種には「紅さやか」や「紅ゆたか」、「紅てまり」、開花が遅い品種には「大将(たいしょう)錦(にしき)」などがあります。
県では、苗木の購入助成を通して、「佐藤錦」から他品種への転換を支援しています。支援の内容や補助金の申請については、最寄りの農業技術普及課や農業振興課、JA、苗木販売業者等にお問い合わせください。

2026年10月9日 農林大学校の令和9年度入校生の一般選抜試験

山形農林大学校では令和9年度入校生を募集します。募集する学科は、稲作、果樹、野菜・花き、畜産、農産加工、林業の六つの経営学科です。
選抜に当たっては、筆記試験及び口述試験の内容を総合的に判定して行います。
一般選抜の試験日は、12月2日(水曜日)、出願期間は11月17日(火曜日)から11月24日(火曜日)までです。郵送の場合は当日消印有効です。また、農林大学校に直接お持ちいただく場合の受付時間は、平日の午前8時30分から午後5時15分までです。
農林大学校は、農林業のスペシャリストを養成する2年制専修学校です。創設70年以上の歴史を持つ学校で、これまでに3,800人以上の卒業生を送り出してきました。ぜひ、志を同じくする仲間と共に実践力を高め、卒業後には仲間と力を合わせて、山形県の農林業を未来に繋げていきましょう。入試に関する情報は、農林大学校ホームページの入試情報をご覧ください。ご不明な点は、農林大学校教務学生担当、電話0233-22-1528にお問い合わせ願います。

2026年10月8日 アスパラガス茎枯病の対策

近年、最上地域や置賜地域を中心に、露地栽培のアスパラガスが増えています。アスパラガスの収穫終了後は、来年春の収穫に向けて養分を蓄える大切な時期ですが、秋雨等の影響により、茎枯病が発生しやすい時期でもあります。茎枯病は、土壌中の病原菌が茎に感染することで発病します。発病すると、地上部が早期に黄化し、株全体が枯れ込んでしまうため、養分の蓄積ができなくなります。そこで、次の対策を実施し、茎枯病を予防しましょう。
はじめに、発病した茎は抜き取り、袋に入れて圃場の外へ持ち出し、処分します。
次に、薬剤防除を行う場合は、治療効果のある薬剤を選びましょう。アスパラガスは薬液をはじきやすいため、薬剤を散布する際は、必ず展着剤を加用し、薬剤をしっかり付着させます。