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間もなく柿の収穫時期を迎えます。近年は、気象の変動が大きく、降雹による農作物被害が増えています。秋の降雹被害は10月から11月の発生が多いことから、防雹ネットは、遅くとも10月上旬には設置しましょう。
主力品種である「平核無」の今年の生育は、果実肥大期の降雨量が多く、土壌水分が十分に確保されたことから大玉傾向であり、品質の良い果実の収穫が期待されます。今後、平年並みの気象で経過した場合、収穫は10月20日頃から始まると見込まれます。
収穫適期は、果実表面の色を目安に判断しますが、着色の進み方は気象状況や地域、樹勢等で異なるため、収穫が遅れないよう計画的に進めましょう。特に、樹勢が弱い樹や小玉の樹では着色の進みが早い傾向があるので、優先的に収穫します。
収穫に当たっては、園地ごと、樹ごとに着色をよく観察するとともに、JAや各総合支庁農業技術普及課の情報などを参考にしながら、適期収穫に努めましょう。
山形県の新しいお米、「ゆきまんてん」が、令和9年に本格デビューします。
「ゆきまんてん」は、「雪若丸」を親に持ち、「はえぬき」のひ孫にあたる品種です。「はえぬき」よりも高温に強く、安定した収量が期待できます。炊き上がったお米は、粒が白く、大粒で、食味にも優れていることが特徴です。
「ゆきまんてん」は、村山市の小学5年生が考えた名前で、「雪のように白く、おいしさ満点、笑顔も満天」という願いが込められています。
現在、農業総合研究センターをはじめ、県内各地で栽培試験を行っています。生産者の方からは「ゆきまんてん」への期待の声をいただいております。
また、10月10日にはプレデビューイベントを霞城セントラルで開催する予定です。県民の皆さまにも味わっていただけるよう、先行販売も予定しています。山形県の新しいお米、「ゆきまんてん」。本格デビューまで、どうぞ楽しみにお待ちください。
稲刈り後、稲わらを腐熟しないまま春を迎えると、田植え後の気温上昇で稲わらが急激に分解され、稲に有害なガスが発生し、初期生育が不良になることがあります。そのため、秋のうちに稲わらの腐熟を促進する作業を行うことが重要です。
秋に行う稲わら腐熟促進の方法は大きく分けて二つあります。一つ目は、収穫後、稲わらの腐熟を促進する資材などをできるだけ早いうちに散布する方法です。二つ目は、気温が低下する前に、なるべく浅く耕耘する方法です。耕耘の深さは5~10cm程度で十分で、稲わらと土壌表層の混和が目的です。深く耕耘すると、稲わらが作土深くに埋もれて、腐熟が進みにくくなるだけでなく、春の耕耘作業時に田んぼが乾きにくくなる等の影響が出るので注意が必要です。資材の散布と耕耘を組み合わせると更に効果が高まります。
秋の水田管理をしっかり行って、来年の稲の初期生育量を十分確保し、高品質・良食味米の安定生産につなげましょう。
10月は、西洋なし「ラ・フランス」の収穫期となります。「ラ・フランス」は、収穫が早すぎると、香りが少なく食味が低下します。一方で、収穫が遅れると日持ちが悪くなり、果肉障害が発生しやすくなります。そのため、適期に収穫することがとても重要です。
収穫期は、満開後の日数に加え、果実の硬さやデンプンの抜け具合といった果実品質に、気象状況などを加味して、総合的に判断します。
今年は、開花時期が前年より7日程度早いため、収穫期も前年より早まる見込みです。果実品質は、全般に大玉傾向であり、果肉硬度の低下が進んでいる園地も一部でみられるようです。
JAや各総合支庁の農業技術普及課では、地域ごとの果実品質を調査し、収穫適期を判定しています。また、園芸農業研究所では、定期的に調査を実施し、県の農業情報ホームページ「やまがたアグリネット」に調査結果を掲載しています。園地ごとに生育は異なるため、それらの情報を参考にして、自園地の収穫期を決めましょう。
また、収穫時には、シンクイムシ類等の病虫害の被害果実が混入しないよう十分注意しながら、適期に収穫し、おいしい「ラ・フランス」を全国の消費者に届けましょう。
県内では、秋から冬の期間にも、加温施設で、ばら、アルストロメリア等の園芸品目を生産しています。この冬は、緊迫した中東情勢等の影響で、灯油等の価格が高くなることが予想されます。そこで、暖房を開始する前に、暖房設備の準備段階で取り組む、あまり経費をかけずにできる、省エネ対策について紹介します。
一つ目は、ハウスの気密性を高めることです。ハウス本体や内張カーテンに穴や隙間がないか点検し、必要に応じて目張りや補修を行い、穴や隙間を無くしましょう。
二つ目は、ハウス内の温度ムラを無くすことです。そのために、温風ダクトの配置や穴の間隔が適切か、また、温度センサーの設置位置が適切かを確認し、調整しましょう。このほか、循環扇の利用も効果的です。施設内の温度ムラを無くすことで、生育の揃いも良くなります。
三つ目は、暖房機器のメンテナンスです。定期的にメンテナンスすることで、暖房機器の加温能力を最大限発揮できるようになり、燃料消費量を削減できます。暖房を始める前に、取扱説明書に従って、点検や掃除を実施しましょう。これは、暖房機器の故障を予防することにもつながります。
以上のような対策を積み重ねて、効果的な省エネにつなげましょう。