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小麦は、播種時期が生育や収量に大きく影響するため、適期内に播種することが重要です。県内における小麦の播種適期は、9月下旬から10月上旬です。
播種が早すぎると、根雪前の生育が旺盛になりすぎて、雪腐病の発生が多くなります。逆に、遅すぎると分げつの発生が少なくなり、穂数が不足して収量が減少します。遅くとも10月10日までに播種を終わらせましょう。
播種方法は、生育や収量が安定するドリル播きがおすすめです。ドリル播きは、播種の深さが安定するため、出芽が揃って生育ムラが少なく、収量・品質が向上します。播種量は10a当たり10から12kgを目安とします。やむを得ず、播種が遅れる場合は、茎数を確保するため播種量を20%ほど増やしましょう。
また、小麦の収量を高めるには、土づくりも重要です。堆肥や土壌改良剤を施用し、健全で旺盛な生育となるように努めましょう。
県内では、9月上旬から稲刈りが始まり、現在、作業が本格化しています。品質が高く、食味の良い米を生産するためには、刈り遅れないことが重要なポイントです。
今年は、圃場ごとの出穂期のばらつきが大きく、刈取り適期も圃場によって大きく異なります。出穂後の日平均気温の積算値を目安に、青籾の割合や枝梗の枯れ具合、籾水分など、稲の状態をよく観察して、刈取適期を判断しましょう。
刈取適期を過ぎると米粒が割れる胴割粒や米粒が茶色に変色する茶米が発生します。刈取りが遅れるほど品質が低下するので、適期に入ったら速やかに刈取りを行いましょう。また、刈取り後は丁寧な乾燥調製を行い、高品質米に仕上げましょう。
県が実証している営農支援システム「やまがた米づくりナビ」では、刈取時期を圃場ごとに表示した「刈取適期マップ」を見ることができますので、ぜひ御活用ください。
なお、刈取作業において、コンバインの移動中に、傾斜地や幅の狭い農道からの転落・転倒の事故が多く発生しています。無理な走行はしないようにし、作業は、できるだけ複数で、声をかけ合いながら、十分注意を払って、行いましょう。
県内では、これから11月にかけて本格的な「ねぎ」の収穫時期を迎えます。今後、注意が必要な病害虫について、予め確認しておきましょう。
ネギアザミウマは、葉の表面を舐めるように食害するため、白いかすり状の被害になります。ネギハモグリバエやネギコガは、幼虫が葉の内部を食べながら移動するため、被害のあった葉には白い線状の痕や、白く太い筋が見られます。また、今年は、シロイチモジヨトウの発生が多くなっています。シロイチモジヨトウは、ふ化直後の幼虫が集団で加害します。圃場をよく観察し、虫の寄生や被害葉を早期に発見して、発生初期に薬剤防除を行いましょう。
9月は秋雨前線や台風などの影響で降雨が多くなり、黒斑病、葉枯病等の病気が発生しやすくなるため注意が必要です。圃場をよく観察し、病気の発生前からの予防防除を徹底しましょう。薬剤防除をする場合は天気予報に留意し、降雨前の防除を心がけてください。なお、ねぎは、薬液が付着しにくい作物です。薬剤防除の際には、展着剤を加用し、薬液の付着性を高めて散布しましょう。
昨年1年間の県内の農作業事故のうち、約3割が農業機械の使用中に発生しています。
現在、稲刈りの最盛期となっています。この時期は、コンバインなどの大型の機械を使用することが多く、重大事故が毎年多く発生しています。コンバイン使用中の事故を防止するために、特に、次の三点を守って作業しましょう。
一つめは、作業前に、急傾斜や障害物等の危険箇所を確認して、安全に作業できるよう対策し、無理な作業はしないことです。
二つめは、作業を中断して点検等をする時は、必ずエンジンを停止することです。
三つめは、機械をバックさせる際は、運転席からの死角が多いためクラクションを鳴らしてから動かすなど、特に注意して運転することです。
秋は日暮れが早くなり、気持ちに焦りが出る時期でもあります。「もうちょっと」という無理が事故につながります。
焦らず、余裕のある作業計画をたて、事故の無い実りの秋を迎えましょう。
秋の農作業が本格化する時期になりました。安全で効率的に作業を進めるためには事前の準備が大切です。
「仕事は段取り八分」と言われます。あらかじめ作業内容を決め、農業機械や器具は、作業前に点検しておくことが重要です。また、危険な作業や工程を洗い出しておき、作業内容に応じてヘルメットやゴーグル等の安全装備を整えましょう。更に、圃場に障害物等がないか、滑りやすい場所はないか等、危険箇所の把握も併せて行いましょう。
これまでの暑さによる疲れが出てくる時期でもあります。農作業事故を防ぐためには、常日頃から、疲れを溜めないよう十分な休憩を取ることも重要です。長時間の連続作業は集中力が低下して、能率が下がるだけでなく、重大な事故に繋がる恐れがあります。無理をせず、1時間ごとに10分を目安に休憩を取るのが、能率の良い働き方です。
夕暮れも早くなる時期であり、「暗くなってきたけど、もう少しだけ」という無理や焦りも事故につながります。無理のない作業計画を立てて、気持ちに余裕を持ち、安全に農作業を行いましょう。