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本日から6月に入りましたが、これからの気温が高い夏場は、細菌が原因の食中毒が多くなりやすい季節です。農産加工現場で特に注意が必要なのは、加熱殺菌を行わない浅漬けや惣菜などです。こうした食品で細菌の増殖による事故を防ぐためにも、食中毒防止の三原則、細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」をしっかり徹底しましょう。
まずは「つけない」です。正しく手を洗い、加工原料をしっかり洗浄しましょう。まな板や包丁などの調理器具も、中性洗剤で洗って清潔に保つことが大切です。
次に「増やさない」です。ここで大事なのは温度管理です。細菌は、10℃から60℃の温度帯で増え、特に30℃から40℃で増殖が速くなります。加工後はすばやく冷却し、常温では放置せず、常に10℃以下で保存することを心がけましょう。
最後に「やっつける」です。原材料は、洗う段階で次亜塩素酸ナトリウムなどで殺菌しましょう。調理器具も、使用前後にアルコールなどの薬剤を使って殺菌することが大切です。
そして、こうした衛生管理は、計画や手順書を作ってルールを明確にしておきましょう。ルールどおりに運用できているかは、点検項目を決めて、作業のたびに記録します。さらに、計画や手順書は定期的に見直し、必要に応じて更新していきましょう。
農繁期には、短期・長期を問わず働き手を雇う機会が増えます。
働き手の確保には友人や知人の紹介に加え、ハローワークやJAの無料職業紹介所、デイワークなどの雇用マッチングアプリを上手に活用しましょう。
また、働き手に将来にわたって永く勤めてもらうためには、十分なコミュニケーションを取り、互いに信頼関係を築くことが大切です。こまめな声かけや定期的なミーティング、個別相談を通じて働き手に寄り添い、経営者としての感謝の気持ちも伝えることで、働き手の労働意欲が高まります。
また、労働環境を整備することも大切です。勤務時間や休日は、働き手の家庭事情にできるだけ配慮して調整しましょう。そのほか清潔なトイレや休憩所の設置、労災保険への加入など、働き手が安心して働ける環境をしっかりと整えましょう。
働き手との信頼を大切にしながら、農繁期を乗り切っていきましょう。
東北農林専門職大学は、農業・森林業のリーダーとなる人材を育成する山形県立の専門職大学です。学部は農林業経営学部があり、その中に農業経営学科と森林業経営学科の二つの学科があります。
令和8年度、東北農林専門職大学では、オープンキャンパスを3回開催します。日程は、7月12日(日)、7月26日(日)、8月22日(土)です。オープンキャンパスでは、大学の教育内容の説明や校舎・施設など学修環境の紹介、個別相談、実習体験等を行います。実習体験は、稲作、野菜・花き、果樹、畜産、森林の五つのコースを用意しています。昨年行ったオープンキャンパスでは、県外からも多数の高校生に参加いただき、大変好評でした。また、ランチは学生食堂を利用いただけます。参加ご希望の方は、東北農林専門職大学のホームページからお申込みください。高校生や保護者の皆様、先生方など、多くの方のお越しをお待ちしています。
まもなく大豆の播種作業が本格化してきます。水田転換圃場で大豆を栽培し、収量をアップするポイントを三つ紹介します。
まず、最も重要なポイントは排水対策です。大豆は湿害に弱く、生育初期に湿害を受けると、その後の生育が劣り、秋の収量や品質に大きく影響します。そのため、耕起前にはサブソイラーなどを施工して心土破砕を行い、透水性を改良します。また、圃場周囲に明渠を施工し、きちんと排水溝につなげて排水されることを確認しておきましょう。
次のポイントは、土壌酸度の改良です。大豆栽培での最適なpHは6.0~6.5ですので、土壌分析結果に基づいて苦土石灰や炭酸カルシウムなどの土壌改良資材を10a当たり100~120kg施用しましょう。
最後のポイントは雑草対策です。耕うん・整地を丁寧に行うことで出芽率が向上するとともに、播種後に土壌処理する除草剤の効果も高まります。また、適度な土壌水分で除草剤を散布することにより効果も安定します。
しっかり準備を整えて、高品質な大豆のさらなる収量アップを目指しましょう。
家畜を飼育する上では、良質な牧草の確保が特に重要です。一番草の収穫・調製のタイミングは、飼料の栄養価や嗜好性、そして収量に大きく影響します。牧草の生育状況を定期的に確認し、次の点に注意しましょう。
まず、刈取り時期についてです。混播牧草の場合は、主体草種の刈取り適期に合わせます。主体草種がオーチャードグラスやイタリアンライグラスなどイネ科牧草の場合は、出穂期に刈取りを行いましょう。
次に、刈取りの高さです。刈り取る高さが低いと、その後の牧草の再生力が悪くなり、高すぎると収量が減少します。地際から10cmを目安に刈り取りましょう。
また、ロールベールサイレージに調製する場合は、ロール成形後、出来るだけ早く密封し、気密性を保つようにしましょう。
最後に、収穫後の草地の管理についてです。次回に収穫する牧草の生育を促すため、肥料を散布する必要があります。採草利用で年に3回刈り取る場合、年間施肥量に対し、早春に50%、一番草収穫後に30%、二番草収穫後に20%と、分けて肥料を散布しましょう。
高品質な畜産物を生産するため、適期に収穫した良質な牧草を給与しましょう。