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今日は、東北農林専門職大学の令和8年度入学生募集の、一般選抜試験についてお知らせします。
東北農林専門職大学は、農業・森林業のリーダーとなる人材を育成する山形県立の専門職大学です。大学では、農林業の生産や経営等に係る知識、理論に裏付けられた技術、地域活性化に向けた課題解決の実践的手法などを学びます。4年間の学びで優れた技術力と経営力、国際競争力を身につけます。
募集する学科は二つあります。一つ目は農業経営学科です。スマート農業等の最新の技術や、輸出などのグローバル化にも対応した農業経営者を育成します。もう一つは森林業経営学科です。自然環境や豊かな生態系など、森林の恵みを活用した多様なビジネス展開を目指す森林業経営者を育成します。
一般選抜は、令和8年1月に実施される大学入学共通テストを利用した学力試験があります。他に小論文、面接、書類審査を行います。出願期間は令和8年1月26日から2月4日、試験日は令和8年2月25日です。詳しい情報は、本大学ホームページ「入試情報」をご覧ください。
牧草や飼料用稲を収穫後に円筒状に梱包したものを「ロールベール」と呼びます。これを、専用のフィルムで覆って密封し、サイレージ化した「ロールベールサイレージ」として保管するのが主流となりました。
この方法は、品質を維持したまま長期間保管することができますが、保管状態が悪いと、カビなどが発生し、給与出来なくなる場合があります。保管の際は、次の点に注意しましょう。
まず、排水の良い平坦な場所で保管しましょう。保管の際は、横置きにすると変形しやすくなり、気密性が低下し、カビが発生しやすくなるので、縦置きにします。
次に、鳥獣害対策を徹底しましょう。カラスなどの鳥害対策として、テグスや紐をロールの上に設置しましょう。また、ネズミなどによるフィルム破損を防止するため、ロールとロールの間を30~50cm以上離して間隔を空けるとともに、ロールの下に網目が1cm以下の金網を敷くと効果的です。
また、フィルムの破損があった場合は、粘着性の高いテープ等で速やかに補修しましょう。
収穫した飼料を有効に活用し、飼料コストの低減を図りましょう。
さくらんぼの加温ハウス栽培は、早い作型で12月下旬から加温を開始します。これから、ハウスの被覆と加温前の準備時期となりますが、燃油価格が高止まりしているため、省エネ対策を徹底して燃油消費量を抑え、生産コストの低減を図りましょう。
初めに、暖房機の燃焼室やバーナーノズル等の点検と清掃を行います。点検・清掃は、燃焼効率向上と栽培期間中の故障やトラブルを防ぐため、必ず実施します。その際には、事故がないように、取扱い説明書をよく読んでから行います。また、清掃後は異常がないか、試運転を忘れずに行いましょう。
次に、ハウスの周囲や出入り口などの隙間とつなぎ目の点検・補修を行い、ハウスの気密性を高めます。
さらに、サイドや褄面に内張りカーテンを設置し、保温性を高めます。内張りカーテンは、裾部分からの冷気の入り込みがないように長めに設置しましょう。
このほか、送風ダクトの配置や穴の開け方の見直し、循環扇の導入等を実施し、暖房効率を高め、少しでも燃料が節約できるようにしましょう。
マメコバチは、さくらんぼなど果樹の受粉に大きな役割を果たしています。一方で、近年は果樹園での生息数が急激に減っています。その原因の一つとしては、コナダニなどの寄生虫による影響が考えられます。
今回は、寄生虫の被害を軽減する「繭洗浄」について紹介します。
「繭洗浄」は、マメコバチの繭を取り出して直接ダニを洗い落とす方法です。
まず、巣箱の中の古いヨシ筒を縦に割って繭を取り出します。次に、取り出した繭をザルに入れます。冷水を掛け流しながら、塗装用のハケを使い、ザルに軽くこすりつけるようにしてダニやゴミを洗い落とします。洗浄した繭は、新聞紙の上に広げて乾かし、紙箱などに移して、春まで冷蔵保管します。巣箱への設置は、4月初旬頃に行います。
「繭洗浄」は、ハチが冬眠状態にある寒い時期に行う必要があるため、11月から3月上旬頃までに行います。また、「繭洗浄」を行っても、巣箱に古いヨシ筒があると、そこからダニが寄生するため、ヨシ筒の交換も忘れずに行いましょう。
古いヨシ筒をそのままにするとマメコバチは減るいっぽうです。3年を目安に繭洗浄を行い、定期的にヨシ筒を更新しましょう。
近年、豪雨や大雪、地震などの自然災害が頻発・激甚化しています。また、本県では冬期間の突風や豪雪による園芸施設の被害が毎年発生しています。
これからの時期は、大雪によるパイプハウスの倒壊が心配されるため、雨よけ施設や冬期間使用しないハウスでは、降雪前に被覆資材を外しましょう。また、ハウス被覆資材に破損個所があると、雪が滑落せず着雪しやすくなるため、本格的な降雪時期に入る前に、補修しましょう。
次に、気象災害のリスク回避のため園芸施設共済などの農業保険に加入し、「備えあれば憂いなし」の農業生産体制を構築することが重要です。
園芸施設共済は、ハウス本体や被覆資材の他に冷暖房設備や換気設備などの附帯設備も加入でき、被覆していない期間の本体事故も補償対象になります。また、特約を付けることで一万円を超える小さな損害から補償されることに加えて、築年数にかかわらず新築時の資産価値まで補償を受けることができます。万が一の場合に備えて加入しましょう。
園芸施設共済の具体的な内容やお申し込みはお近くの農業共済組合にお問い合わせ下さい。