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県産の切り花ダリアは、秋に出荷最盛期を迎えます。9月から10月は最低気温が低くなり、発色の良い切り花が出荷できるため、市場から高く評価されており、露地栽培では霜が降りるまで収穫が可能です。
ダリアを栽培するには、球根を用いる方法と挿し芽苗を用いる方法の2種類があります。球根の場合、秋の終わりに球根を掘り上げて、冬に凍らないように保存し、春以降に植え付けて栽培します。挿し芽苗の場合、種苗会社から苗を購入することが可能ですが、自分で苗を準備することもできます。十分な苗数を準備するには、挿し穂の本数を確保するために10月頃から暖房と電照のできるハウス内で親株の養成を始めます。
ダリアを切り花で出荷するためには、日持ち性の向上が課題でしたが、南陽市にある置賜総合支庁産地研究室が中心となってまとめた、日持ち性を改善する研究成果が普及したことで、県産ダリアの市場評価が更に高まりました。
挿し芽の方法や、日持ち性改善の技術の詳細については、最寄りの各総合支庁農業技術普及課にお問い合わせください。
家畜の飼料としてトウモロコシの実の部分を利用する子実用トウモロコシの栽培が県内で増えてきています。
今日は、まもなく収穫時期を迎える子実用トウモロコシの収穫時のポイントを紹介します。
子実用トウモロコシの収穫は、サイレージ用トウモロコシの収穫適期とされる黄熟期よりも2週間以上遅い、完熟期となります。
この時点での子実の水分は30%程度ですが、そのままの状態で保管すると発熱してしまい、品質の劣化につながるため、収穫後は速やかに乾燥またはサイレージ調製を行いましょう。
乾燥貯蔵の場合は、循環式乾燥機を利用し、水分を15%以下に低下させてからフレコンバッグに入れ替え、保管します。
発酵貯蔵の場合は、フレコンバッグ等を用いてサイレージ調製を行います。しっかりと脱気・密封し、貯蔵中に空気が入らないようにすることや、サイレージ用乳酸菌製剤を添加して発酵を促進することが、良質なサイレージを調製するポイントとなります。
なお、屋外で飼料を保管する場合は、ネズミやカラス等の被害に遭わないよう、ネット等を活用した鳥獣害対策を行いましょう。
今日は、山形農林大学校の令和9年度入校生募集について紹介します。
募集する学科は、稲作、果樹、野菜・花き、畜産、農産加工、林業の6つの経営学科で、募集人数は合計40名です。
選考は、学校推薦型選抜及び一般選抜によって行います。
次に募集日程をお知らせします。学校推薦型選抜は、試験日が11月5日木曜日で、出願期間は10月16日金曜日から10月23日金曜日までです。一般選抜は、試験日が12月2日水曜日で、出願期間は11月17日火曜日から11月24日火曜日までです。
農林大学校は、農林業のスペシャリストを養成する2年制専修学校です。創立70年以上の歴史を持つ学校で、これまでに3,800人以上の卒業生を送り出してきました。ぜひ、志を同じくする仲間と共に実践力を高め、卒業後には仲間と力を合わせて、山形県の農林業を未来に繋げていきましょう。
入試に関する情報は、山形農林大学校ホームページ「入試情報」をご覧ください。なお、ご不明な点は、山形農林大学校教務学生担当、電話0233-22-1528にお問い合わせ願います。
小麦は、播種時期が生育や収量に大きく影響するため、適期内に播種することが重要です。県内における小麦の播種適期は、9月下旬から10月上旬です。
播種が早すぎると、根雪前の生育が旺盛になりすぎて、雪腐病の発生が多くなります。逆に、遅すぎると分げつの発生が少なくなり、穂数が不足して収量が減少します。遅くとも10月10日までに播種を終わらせましょう。
播種方法は、生育や収量が安定するドリル播きがおすすめです。ドリル播きは、播種の深さが安定するため、出芽が揃って生育ムラが少なく、収量・品質が向上します。播種量は10a当たり10から12kgを目安とします。やむを得ず、播種が遅れる場合は、茎数を確保するため播種量を20%ほど増やしましょう。
また、小麦の収量を高めるには、土づくりも重要です。堆肥や土壌改良剤を施用し、健全で旺盛な生育となるように努めましょう。
県内では、9月上旬から稲刈りが始まり、現在、作業が本格化しています。品質が高く、食味の良い米を生産するためには、刈り遅れないことが重要なポイントです。
今年は、圃場ごとの出穂期のばらつきが大きく、刈取り適期も圃場によって大きく異なります。出穂後の日平均気温の積算値を目安に、青籾の割合や枝梗の枯れ具合、籾水分など、稲の状態をよく観察して、刈取適期を判断しましょう。
刈取適期を過ぎると米粒が割れる胴割粒や米粒が茶色に変色する茶米が発生します。刈取りが遅れるほど品質が低下するので、適期に入ったら速やかに刈取りを行いましょう。また、刈取り後は丁寧な乾燥調製を行い、高品質米に仕上げましょう。
県が実証している営農支援システム「やまがた米づくりナビ」では、刈取時期を圃場ごとに表示した「刈取適期マップ」を見ることができますので、ぜひ御活用ください。
なお、刈取作業において、コンバインの移動中に、傾斜地や幅の狭い農道からの転落・転倒の事故が多く発生しています。無理な走行はしないようにし、作業は、できるだけ複数で、声をかけ合いながら、十分注意を払って、行いましょう。