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農業一口メモ

2026年7月27日 水稲の出穂期以降の水管理

田んぼのイネは、早生品種から順に出穂期を迎えています。これからの水管理は、米の食味や品質、収量に大きく影響するので、しっかり行いましょう。
出穂期前後に土壌水分が不足すると受精障害や稔実障害が起きる場合があるため、穂揃期までは田んぼに湛水して水深を2~5cmに保ちます。その後は、湛水と落水を繰り返す「間断かん水」や水田内の足跡に水が残る程度の「飽水管理」を行い、根の活力を維持します。用水を溜めっぱなしにすると根腐れを起こすので注意が必要です。
「はえぬき」や「雪若丸」などの中生品種は9月上旬頃まで、「つや姫」などの晩生品種は9月中旬頃まで、土壌水分を保持することがポイントです。こうして、根の活力をできるだけ長く維持することで玄米の充実が良くなり、収量や品質の向上につながります。
令和5年は、登熟期間にフェーン現象によって極端な高温・乾燥条件となり、品質が特に低下しました。強風やフェーン現象が予想される場合は、できる限り田んぼに水を入れ、稲体の消耗を抑えます。このような事態に備え、用水の確保や用水の効率的な利用について、予め地域内や土地改良区と調整しておくなど、万全の体制で臨みましょう。

2026年7月24日 家畜の暑熱対策

暑さによる家畜へのストレスは、乳量の減少や発育・繁殖成績の悪化など、生産性が低下する原因となります。そのため、家畜が健康で快適に過ごせる環境をつくりましょう。
まずは、畜舎の暑熱対策です。寒冷紗など日よけを設置して直射日光を遮り、畜舎内の気温の上昇を抑えましょう。畜舎の屋根への石灰資材の塗布や散水も屋根からの輻射熱を抑える効果が期待できます。また、換気を良くし、送風機を用いて畜舎全体に空気の流れを作ることにより、畜舎内の温度を下げましょう。なお、送風機の設置場所や角度は風が家畜の体に直接あたるように調整し、家畜の体感温度の低下や体の熱の放散に努めましょう。細霧冷房を併用するとより効果的です。
次に、家畜の暑熱対策です。良質で消化の良い飼料の給与に加え、ビタミンやミネラルの補給などで栄養不足を防ぎましょう。また、清潔な冷たい水を常に十分飲めるようにし、家畜の体調を崩さないように努めましょう。

2026年7月23日 農地中間管理事業の活用を検討してみませんか

公益財団法人やまがた農業支援センターでは、市町村や農業委員会と連携しながら、離農したり規模を縮小した農地所有者の方から農地をお借りし、まとめて担い手や法人にお貸しする「農地中間管理事業」を行っています。
「農地中間管理事業」を活用することにより、農地の所有者の方には、賃料が確実に支払われる、契約期間終了後には農地が確実に返還される、一定の要件を満たせば税金の控除を受けることができる、また、担い手の方には、契約事務や賃料精算を省力化できる、まとまった農地を長期的に借り入れることができるなどのメリットがあります。
また、地域で話し合ってまとまりのある形で農地を貸出していただいた場合、その地域に対して支援金を交付する制度もあります。経営規模の拡大や縮小を考えている方は、今後に向け「農地中間管理事業」の活用を検討してみてはいかがでしょうか。
まずは市町村や農業委員会、または、公益財団法人やまがた農業支援センター(電話023-631-0697)にお気軽にお問い合わせください。

2026年7月22日 農薬によるミツバチへの危害防止

ミツバチは、さくらんぼやメロン等の花粉交配に利用され、園芸作物の安定生産には欠くことができません。ミツバチは巣箱の設置場所を中心に、蜜や花粉のある植物を求めて広範囲に活動します。そして、稲の花が咲くこれからの時期は、活動が盛んな午前中に、水田に飛来することも多くあります。
一方で、稲の花が咲く出穂期は、「斑点米カメムシ類」の防除時期となります。殺虫剤によるミツバチへの被害が発生しないよう、防除が始まるまでに防除実施者と養蜂家は連絡を取り合って、防除予定区域や巣箱の設置状況を必ず確認しておきましょう。
両者が連携を密にして十分に話し合い、防除実施者は防除時期や防除時間帯に配慮する、養蜂家は巣箱の設置場所を移動するなどの対応を徹底し、ミツバチへの危害防止に努めましょう。

2026年7月21日 高温期における切り花出荷の注意点

大きな需要期である8月のお盆に向け、切り花の出荷量が増える時期を迎えます。この時期は、1年で最も気温が高いため、切り花の品質保持には、細心の注意が必要です。今日は切り花品質保持のポイントを四つご紹介します。
一つ目は「切り前の遵守」です。気温が高い環境では、開花の進みが早くなりますので、圃場では開花程度をよく観察し、適切な切り前で収穫しましょう。
二つ目は「涼しい時間帯での収穫」です。暑い時間帯に収穫すると、萎れやすくなるため、収穫は暑い日中を避け、涼しい朝や夕方に行いましょう。
三つ目は「収穫後の速やかな吸水」です。収穫した切り花は、なるべく早く、生け水が入ったバケツに入れて吸水させ、風通しが良く涼しい場所に運びます。生け水には、花の種類に合った「品質保持剤」を使用することで、品質保持効果が高まります。
四つ目は「清潔な環境で花を扱うこと」です。夏は気温が高く、細菌が繁殖しやすい時期です。切り花の生け水は清潔な水を用い、バケツも一度使ったら丁寧に洗浄します。
これから最も暑い時期を迎えます。熱中症にも気を付けながら、日持ちの良い花を出荷していきましょう。