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県では、新規参入者やUターン者を含めた多様な人材による農業経営の継承をサポートするため、「元気な農業人材確保プロジェクト事業」を実施しています。
この事業では、農業に興味がある方、これから農業を始めたい方向けに、1週間程度から、最長6か月間の雇用契約を伴う農業体験を提供しています。体験者を受け入れる農家の方には、受入日数に応じて謝礼の支払いや体験者に支払う賃金等に対する支援を行います。
また、第三者への経営移譲を希望する農家向けには、経営移譲に必要な契約書の作成費用、資産の鑑定料等に対する支援を実施しています。
経営継承に関する相談窓口も開設していますので、お気軽に、山形県農業経営・就農支援センターのワンストップ窓口、電話023-641-1117にお問い合わせ下さい。
野菜の多くは、大雨などで土壌水分が過剰になると、根の呼吸が抑えられて、養水分の吸収が悪くなり、生育が抑制されてしまいます。特に梅雨の時は長雨になりやすく、近年は気候変動による、何十年に一度というような大雨が増えています。こうした大雨による湿害を防ぐためには、圃場条件に合わせた事前の対策が重要となります。
露地栽培では、圃場の周囲やうね間に排水溝を掘り、降った雨が圃場の外に速やかに排水されるようにしておきます。また、土地が周囲より低く、水がたまりやすい圃場や、地下水位が高い圃場では、できるだけ高いうねを作って植えるなどの工夫が必要です。
一方、施設栽培では、施設内に水が多量に入ってくると、植えてある作物に大きな被害が発生します。被害を未然に防ぐため、施設周囲に深く広い溝を掘り、排水路を確保して雨水が施設内に入らないようにします。また、排水路にはビニールや畦シート等を敷き、施設内への雨水の浸透を防止します。万が一の浸水に備え、排水ポンプを用意しておくなどし、事前の排水対策を万全にしておきましょう。
稲の生育が旺盛になり、水田の緑が濃くなる時期になりました。初期生育量をしっかり確保した田んぼでは、間もなく「中干し」を行う時期になります。
「中干し」は、穂になる有効な茎数を確保した頃に行います。「中干し」と併せて、田んぼに溝を掘る「作溝」を行うことで、「中干し」の効果を高め、今後の水管理を効率的に行うことができます。
「中干し」は、田んぼから水を落とし、田面に小さなヒビが入る程度まで乾かします。土の中に酸素が入り、根の生長が促進され、その結果、秋の登熟が良好になります。また、収量が安定し、品質や食味も向上する重要な技術です。さらには、窒素の過剰な吸収を抑制し、穂をつけない無効分げつや、小さな穂にしかならないじゃくしょうほ弱小穂の発生を減らし、倒伏につながる下位節間の伸長も抑えます。田んぼの土が締まり硬くなるため、秋にコンバインでの収穫作業がしやすくなる効果もあります。
「中干し」と「作溝」は、稲作にとって大切な要素がたくさん詰まった技術です。おいしいコメを安定してつくるため、適期にしっかり行いましょう。
現在、さくらんぼは、主力品種「佐藤錦」や、大玉新品種「やまがた紅王」の収穫最盛期を迎えています。
今年は、果実の着色に適した気温であったことに加え、日照も十分に確保されたことから、順調に着色が進んでいます。
一方で、今年は、樹や枝による着色のバラつきが大きい状況です。収穫は、例年通りに進めるのではなく、園地の樹をよく確認し、熟期に達した樹や部位から優先して進め、もぎ遅れがでないようにしましょう。
また、「やまがた紅王」の果実は、熟度が進むと果皮が黒っぽく着色し、ツヤがなくなってきます。過度に着色した果実は、規格外となります。熟度が進みやすい樹上部や枝先、二年枝基部の果実は「すぐりもぎ」を行い、ロスがでないようにしましょう。
早朝からの収穫作業が続き、疲れが溜まってくる時期となります。体調管理や熱中症に十分留意しながら、引き続き選果を徹底し、美味しい山形のさくらんぼを消費者の皆さんに届けましょう。
飼料用トウモロコシは、ホールクロップサイレージとしての利用だけでなく、濃厚飼料用として子実のみの利用も行われており、乾物収量と栄養価が高い、優れた飼料作物です。
一方で、土壌中の水分が高いと湿害を受けやすいため、栽培には排水性の良い圃場が適しています。降水量が多くなるこれからの時期は、排水対策を万全にして、生育不良を防ぎましょう。
具体的には、圃場の排水性を高めるために「明きょ」と呼ばれる排水溝を掘ることが有効です。これにより、隣接する水田などからの水の侵入を防止するとともに、降雨後は、圃場表面に停滞した雨水の速やかな排水が期待されます。
なお、湿害によって生育が停滞した場合は、速やかに排水した後に、できるだけ早く10aあたり5kg程度の窒素を追肥すると生育の回復に効果があります。
収量を確保して飼料コストの低減に努め、畜産経営の安定化を図りましょう。