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農業一口メモ

2026年7月21日 高温期における切り花出荷の注意点

大きな需要期である8月のお盆に向け、切り花の出荷量が増える時期を迎えます。この時期は、1年で最も気温が高いため、切り花の品質保持には、細心の注意が必要です。今日は切り花品質保持のポイントを四つご紹介します。
一つ目は「切り前の遵守」です。気温が高い環境では、開花の進みが早くなりますので、圃場では開花程度をよく観察し、適切な切り前で収穫しましょう。
二つ目は「涼しい時間帯での収穫」です。暑い時間帯に収穫すると、萎れやすくなるため、収穫は暑い日中を避け、涼しい朝や夕方に行いましょう。
三つ目は「収穫後の速やかな吸水」です。収穫した切り花は、なるべく早く、生け水が入ったバケツに入れて吸水させ、風通しが良く涼しい場所に運びます。生け水には、花の種類に合った「品質保持剤」を使用することで、品質保持効果が高まります。
四つ目は「清潔な環境で花を扱うこと」です。夏は気温が高く、細菌が繁殖しやすい時期です。切り花の生け水は清潔な水を用い、バケツも一度使ったら丁寧に洗浄します。
これから最も暑い時期を迎えます。熱中症にも気を付けながら、日持ちの良い花を出荷していきましょう。

2026年7月20日 飼料作物の栽培管理

今日は、梅雨から初夏にかけての、飼料作物栽培管理における留意点を説明します。
初めに、牧草の収穫作業についてです。春に行う一番草の収穫に続き、この時期は二番草の収穫を行います。二番草は草丈60~80cmを目安に収穫しますが、収穫の際は刈取高を高くして、貯蔵養分の消耗を軽減し、草勢の維持に努めましょう。また、夏季の高温・干ばつは夏枯れによる牧草の枯死を招くため、高温・干ばつが続く気象状況の場合は刈取りを避けましょう。
次に、飼料用トウモロコシの管理です。長雨、豪雨などにより圃場内に水が溜まり続けると、湿害が発生する恐れがあります。圃場表面に停滞した水は速やかに排水しましょう。湿害を受けた場合は、できるだけ早く窒素成分で10aあたり5kg程度を施用すると生育の回復に効果があります。
最後に、ホールクロップサイレージ用稲の管理です。収穫時期に圃場が柔らかいと機械の作業性が悪くなるほか、泥の混入により、サイレージの品質低下につながります。収穫時期に応じて早めに落水管理を行い、地耐力を高めておきましょう。

2026年7月17日 高温期の夏秋トマトの管理

5月上中旬頃に定植した夏秋トマトは、収穫の最盛期を迎えています。昨年は、夏の高温の影響で、着果不良や障害果が多く発生しました。トマトは夏の暑さで草勢が弱りやすいため、温度管理に加え、灌水と肥培管理、株の管理が重要となります。
まず初めに温度管理です。この時期に着果を安定させ、空洞果の発生を防止するには、ハウス内の気温を上げないことが重要です。ハウスの側面に加え、妻面のビニールを開放して換気を十分に行いましょう。また、換気扇や農業用の循環扇を活用すると、さらに効果が高まります。
次に灌水と肥培管理です。1日の灌水量は、晴天日で1株当たり2~3L程度、曇天の場合、その2/3程度を目安にしましょう。追肥は、液肥を使って灌水と一緒に行うと効果的です。この場合、液肥は数回に分けて与えましょう。
最後に株の管理です。株の下の古くなった葉を摘み取って、風通しを良くすることで、病害虫が発生しにくい環境にします。また、長期どり栽培で行う「つる下げ」は、トマトに与えるストレスが大きいので、一度に大きく主枝を下げず、3回程度に分けて少しずつ下げるようにしましょう。

2026年7月16日 山形農林大学校「オープンキャンパス」開催のお知らせ

山形農林大学校では、入校を希望する高校生やその保護者、高校の先生などを対象とした「オープンキャンパス」を開催します。
「オープンキャンパス」では、在校生と交流しながら、体験実習、学校施設の見学、教育内容や募集要項の説明等を行い、農林大学校への理解を深めていただきます。
体験実習では、稲作・果樹・野菜・花き・畜産・農産加工・林業のうち、二つの実習を体験することができます。内容は、農作物の栽培管理や収穫作業、ブルーベリーなどの調製、花束づくり、牛の世話、畜舎や加工施設の見学、チェーンソーや小型グラップルの体験などを予定しています。
また、施設見学では、校舎や学生寮の見学の他、学生寮での食事も体験していただきます。
次回の開催は、7月25日(土曜日)です。
「オープンキャンパス」の詳しい内容をお知りになりたい方は、農林大学校のホームページをご覧いただくか、電話0233-22-1528、教務学生担当まで、お問い合わせください。

2026年7月15日 「ラ・フランス」を販売する際の産地表示について

「山形県『ラ・フランス』振興協議会」では、適正な収穫・出荷時期と出荷規格の遵守を推進し、高品質な「ラ・フランス」の出荷に取り組んでいます。取組の中では、「山形ラ・フランス」の名称を、地理的表示保護制度(略称GI保護制度)に登録し、本県産「ラ・フランス」を他地域産と差別化し、その品質の高さを消費者にPRしています。
GI保護制度には、出荷箱等への表示に厳格な規定があり、令和9年8月以降、「山形県『ラ・フランス』振興協議会」に入会していない出荷団体や生産者が、GI保護表記である「山形ラ・フランス」やこれに類似する表示を行った場合、法律に基づき、罰則の対象となります。
特に、出荷団体を通さずに直売所で販売したり、贈答品を直送したりする場合など、個人の生産者が直接出荷・販売する際には注意が必要です。
「山形県『ラ・フランス』振興協議会」に入会し、GIの基準を守ることで、「山形ラ・フランス」と表示して、出荷することができます。未入会の場合は、ぜひ入会をお願いします。入会方法については、県園芸大国推進課にお問い合わせください。