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さくらんぼ農家の皆さん、開花期に向けた準備はお済ですか?
今年は3月からの高温の影響で、生育が平年よりも早まっています。「やまがた紅王」などの生育が早い品種では、来週の始め頃から開花期を迎えます。訪花昆虫が活動しやすいように、防風ネットを設置しましょう。
昨年は、開花期の強風による訪花昆虫の活動低下や乾燥の影響で、雌しべに花粉が付きづらく、全県的に作柄不良となりました。特に、今年は、マメコバチの数が少なく、受粉しにくいため、防風ネットを必ず設置し、ハチが活動しやすくしましょう。
防風ネットは、ネットの網目の大きさが2mm程度のものを使用します。設置は、ハウス全面を覆うと、ミツバチなどの訪花昆虫の活動を阻害するため、風上側のみに行います。風当りが強い園地では、防風ネットに加え、ビニル等を追加し、二重に設置すると効果的です。なお、霜の発生が懸念される際には、園地内に冷気がたまらないように、ネットを巻き上げましょう。
近年、さくらんぼは開花期の気候変動の影響で果実が結実しにくくなっています。できる対策を一つでも多く実施し、さくらんぼを絶対成らせましょう。
水稲の播種時期は、田植え時期から逆算して決めます。田植えの適期は、庄内地域で5月10日~20日頃、内陸地域で5月15日~25日頃です。育苗する日数は、苗の種類によって変わります。平坦部で一般的な稚苗の場合、箱当たり150~180gの種籾を播き、20日~25日間育苗します。近年は温暖化の影響で春先の気温が高く、苗の生育が以前よりも早まっている状況が見られます。育苗期間が長くなり過ぎて老化苗になってしまうと、移植後の活着が遅れます。稚苗の場合は2.5葉期頃に移植できるよう、計画的に播種しましょう。
また、近年、育苗箱の必要枚数を減らすため、箱当たりの播種量を増やした「高密度播種苗」を育苗するケースが増えています。この場合、稚苗に比べて苗の徒長や老化が進みやすいことから、育苗期間は稚苗より短くしましょう。適期の二葉期頃に移植できるよう、播種計画を立てましょう。
なお、ハウス育苗を行う場合、特に「無加温育苗」では、育苗ハウスを早めに準備して苗床を十分に暖めてから苗箱を並べるよう、計画的に作業を進めましょう。
山火事を始めとする林野火災は、2月から5月にかけて多く発生する傾向があります。
県では、4月1日から5月31日までを山火事防止運動の実施期間として、県内各地域で関係機関が連携し、森林巡視や広報宣伝活動などを行っています。
昨年、県内で起きた野外での火災の発生状況を見ると、枯草や果樹剪定枝等の焼却中に周囲に延焼して、火災となったものが多く見られました。
剪定枝等の農作物残渣のうち、資源として利用できないものは、一般廃棄物に当たり、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」において、それらの焼却は原則禁止されています。資源として利用できない農作物残渣は、市町村の焼却処分場で処理するか、廃棄物処理業者に処分を依頼するなど、適正に処理しましょう。
今後も、農作物残渣の野焼き等は行わず、火災予防にご協力をお願いします。
次の日曜日、4月5日は二十四節気の清明です。清明は紅花の種播きの適期とされています。紅花は日が長くなると花芽をつくる性質があります。花芽をつくる前に十分に生育させるために、遅れずに種を播くことが栽培のポイントです。4月中には播き終えましょう。
紅花は除草と倒伏防止を兼ねて、中耕・培土の作業を行いますので、作業がしやすいように、1mを目安に、管理機が入れる広さの通路を確保しましょう。
県内の栽培事例では、一条播きと二条播きがみられ、二条播きの条間は、10cmから15cmで、二条播きの方が、面積あたりの花びらの収量が増えます。必要な種の量は10aあたり3kgが目安です。一条播きでは、その半分の量を準備しましょう。
紅花は根をまっすぐに伸ばす植物であり、移植を嫌う植物です。育苗せずに、畑に直に種を播きましょう。
県が運営する農業情報サイト「やまがたアグリネット」では、凍霜害対策支援ツールとして「低温アラート」を発信しています。
これは、県内約50地点に設置した気象センサーと連携し、観測したリアルタイムの気温データを低温のアラート情報としてメールでお知らせするもので、「やまがたアグリネット」の会員であればこの「低温アラート」を利用することができます。
設定はアグリネットホームページのトップページ下部の「農作業アラート」のアイコンから「低温アラート」の通知温度設定ページに進み、園地の最寄りの観測地点と、アラートメールを受け取る温度の設定を行います。その後は、登録地点で選択設定温度を下回ると、お知らせのアラートメールが送信されるため、地域の測定温度情報をもとに、凍霜害対策の実施を判断できます。
「やまがたアグリネット」は、県内在住の農業者または農業関係者の方であれば、どなたでも無料で会員になることができます。会員登録後は、ぜひ「低温アラート」を設定いただき、さくらんぼやりんごなどの凍霜害対策にご活用ください。