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大玉トマトやミニトマトは、収穫ピークを過ぎ、徐々に草勢が回復し始める時期となっています。今年の夏も高温で経過した日があったため、成長点付近の萎れや落花等が見られました。これからの管理は、草勢の維持と病気や裂果の抑制に重点を置き、秋の需要期の収量を確保しましょう。
まず、草勢維持のためには、適正な灌水と追肥がポイントになります。灌水・追肥ともに9月上旬までは8月と同様に行い、9月中旬頃から徐々に減らすようにします。減らす時期が早すぎたり、極端に量を減らすと、果実が小さくなるので注意しましょう。
次に、病気と裂果の抑制には、ハウス内の湿度を低く抑える管理と、果実の結露を抑える管理を行います。日中は積極的に換気を行って施設内の湿度を下げるようにしましょう。
夜間にハウスサイドを閉めて保温すると、気温の低下に伴い、湿度が高まり易くなるので、夜間も循環扇などを使ってハウス内の空気を動かしましょう。また、果実の結露は、朝日によってハウス内の温度が急に上昇して、果実との温度差が大きくなることで発生します。果実の結露を抑えるため、朝は早めの換気を心がけましょう。
山形県の水稲新品種「ゆきまんてん」が、令和9年に本格デビューします。
「ゆきまんてん」は、「雪若丸」を親に持ち、「はえぬき」の系統を受け継ぐ品種です。「はえぬき」よりも高温に強く、安定した収量が期待できます。炊き上がったお米は、粒が白く、大粒で、食味が優れています。
現在、農業総合研究センターをはじめ、県内各地で「ゆきまんてん」の栽培試験を行っているところで、その結果を基に、今年度中に栽培マニュアルを作成する予定です。
また、各地の栽培試験圃場では「ゆきまんてん」の現地研修会を開催しており、多くの方々に参加いただきました。参加した生産者からは「高温の年が続いている中、大変心強い品種。収量がとれて食味も良いところが魅力的だ。」など、期待する声が聞かれました。
令和9年度の「ゆきまんてん」の生産組織募集は、今週9月11日金曜日まで行っています。お申込みについては、お近くの農業技術普及課にお問い合わせください。
9月は台風が多く発生する時期です。秋の収穫を迎えるに当たり、気象情報に注意して、あらかじめ強風や大雨の対策を行いましょう。
これから収穫期を迎える「りんご」、「西洋なし」、「かき」などの果樹では、果実の重みと強風で、枝折れや果実の落果などの被害が出やすくなるため、支柱の点検や補強を行います。支柱は、地面に垂直になるように手直しを行い、枝がはずれないように、結束しておくことが重要です。
特に、若木やりんごのわい化栽培では、根が浅く、強風で樹が倒れやすいため、支柱にしっかりと結束して被害を防止します。ぶどうの雨よけ施設では、ハウスバンドの締め直しや支柱の点検、被覆資材の修復をしておきましょう。
また、大雨に備えて、園地周囲の排水路や側溝などの点検を行ないます。園地に水が溜まってしまい、滞水期間が長くなると、葉の黄変や落葉などの生育不良を生じ、ひどい場合は樹が枯れてしまいます。さくらんぼは特に湿害に弱いため、園内に明きょを整備して、園地に雨水が溜まらないように、事前に対策を行いましょう。
ももは中生品種の収穫がほぼ終わり、晩生品種の収穫時期を迎えています。
もものせん孔細菌病は、今年の発生はやや落ち着いているものの、引き続き注意が必要な病気です。この病気は、収穫後の9月以降に行う秋の防除がとても重要です。来年の栽培に向けて、秋期防除を徹底し、越冬伝染源となる園地内の病原菌密度をしっかりと下げましょう。
具体的には、収穫後にボルドー剤などの無機銅剤を、2週間おきに2回から3三回散布します。1回目の散布は、収穫後できるだけ早く行いましょう。また、晩生品種がある場合は、収穫が終了した樹から防除を行いましょう。なお、使用する薬剤によっては薬害の恐れがあるため、炭酸カルシウム剤を加用します。また、台風などの影響で早期に落葉すると、落葉部位から感染しやすくなります。そのため、薬剤散布は台風の通過前や降雨前に行いましょう。
さらに、耕種的な対策として、風当たりの強い園地では防風ネットを設置します。また、樹勢が弱いと発生が多くなるため、適正な樹勢の維持に努めましょう。
せん孔細菌病は、薬剤だけで防除するのが非常に難しい病気です。春先に行う発病枝の切除など耕種的な手法も組み合わせ、総合的な対策を徹底しましょう。
品質が高く、食味の良い米を生産するためには、適期に刈り取ることが重要なポイントになります。
刈取りの時期は、出穂後の日平均気温の積算値を目安に、青籾の割合や枝梗の枯れ具合、籾水分など、稲の状態をよく観察して判断することが大切です。積算気温の目安は、「はえぬき」と「雪若丸」が950℃から1,200℃、「つや姫」が1,000℃から1,200℃です。各地域の農業技術普及課等からの情報を参考にして、適期に入ったら速やかに刈取りができるよう、体制を整備しましょう。
収穫作業を受託する組織などでは、適期内に刈り取る体制づくりを行いましょう。共同乾燥調製施設では、施設利用者と連携し、適期内に刈取りができる稼働計画となっているか、確認しましょう。
今年は、移植時期や生育の違いで、出穂期が大きくばらつきました。県が新たに実証している営農支援システム「やまがた米づくりナビ」では、インターネットを通じて、品種、移植日等を入力すると、圃場ごとに刈取適期が表示される「作業適期予測カレンダー」や、主な品種の「刈取適期マップ」等の情報を得ることができます。刈取計画を立てる段階から、ぜひ御活用ください。利用方法については、最寄りの農業技術普及課までお問い合わせください。
早めに準備を進め、適期内の刈取りを徹底し、高品質米に仕上げましょう。