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農業一口メモ

2026年7月13日 収入保険制度について

農業経営収入保険は、平成31年1月から始まった保険制度です。保険期間において、ご自身の収入が、基準収入の9割を下回った場合に、下回った額の9割を上限として補てんするものです。
収入保険の最大の特徴は、経営努力では避けられない様々なリスクを補償の対象としていることです。自然災害による収入の減少だけでなく、市場価格の下落や、けがや病気により収穫作業ができないなどの場合も補償対象となります。
収入保険に加入するには、保険期間の前年1年分の青色申告実績が必要です。まだ加入されていない方や、これから青色申告を予定している方は、万が一に備えて、収入保険の加入を検討してみてはいかがでしょうか。
詳しい内容につきましては、山形県農業共済組合の窓口へお問い合わせください。

2026年7月10日 排水対策を万全に

梅雨の終盤となるこれからの時期は、局地的な大雨が発生しやすくなります。一昨年の7月25日からの豪雨は、農作物や農業用施設等に大きな被害をもたらしました。
大雨による農作物への被害には、数日間にわたり排水されず圃場に水がたまることで、土壌中の酸素が不足して根が弱り、生育が抑制される湿害があります。この場合、排水対策を徹底することで、湿害の軽減を図ることができます。
露地栽培では、畝間に排水の溝を切ったり、畑の周囲に明渠を掘るなどして、降った雨が速やかに排水されることを確認します。すでに掘ってある明渠も詰まりがないか、点検することが重要です。また、周囲より低く、水がたまりやすい圃場や、地下水位が高い圃場では、畝を高くするなどの対策が不可欠です。
施設栽培でも、大雨による施設内への浸水を防ぐため、施設周囲に深く広い明渠を掘り、排水路を確保します。排水路には、ビニールや畦シート等を敷くと、より効果的に排水することができます。また、万が一の浸水に備え、水中ポンプを用意しておきましょう。
事前の排水対策を万全にして、大雨に備えましょう。

2026年7月9日 さくらんぼの双子果対策

今年のさくらんぼは、双子果の発生が例年よりも多い状況でした。
双子果は、花芽が形成される7月中旬~9月上旬の高温の影響で、翌年の発生が助長されます。
また、品種別では「紅秀峰」で発生が多い傾向があり、樹勢が弱い樹、明る過ぎる園地で発生が多く見られます。
双子果の発生を軽減するためには、花芽が極端な高温にならないようにすることが重要です。
花芽の温度を下げるためには、雨よけ被覆部分などへの遮光資材の展張が最も有効です。資材は、遮光率が45%程度のものが適しています。
加えて、適正な樹勢を維持するために、収穫直後に年間施肥量の5割程度を目安に礼肥を施用します。肥料は水分がないと吸収されにくいため、施肥後に灌水することも重要です。また、健全な葉を維持するために、病害虫防除を徹底しましょう。さらに、高温時の夏季剪定は、双子果の発生を助長する可能性があるため、気温が下がってくる9月上旬以降に実施しましょう。
来年の高品質・安定生産に向けて、対策を徹底しましょう。

2026年7月8日 なす新品種「山形N1号」の名称募集

県では、漬物加工に適するなす新品種「山形N1号」を育成しました。令和6年6月に品種登録出願公表され、令和7年度から一般栽培を開始しています。今年度も6月から、直売所や県内青果市場等に出荷されています。
「山形N1号」は、山形県の在来野菜「薄皮丸なす」にルーツを持ち、卵型で紫色が濃く、収量が多い品種です。また、皮が柔らかく、肉質がしっかりして漬物加工した時の食感が良いのが特徴です。生産者からの品質や収量への評価は概ね好評であり、栽培面積は徐々に増加しています。そこで、今後、さらに認知度向上を図り、生産と需要、消費の拡大をしていくために、県統一名称を募集することにしました。
名称は、7月31日まで「やまがたe申請」などから応募できます。名称が採用された方には、山形県産米「つや姫」10kgをプレゼントしますので、是非ご応募ください。ご不明な点がありましたら、県農林水産部園芸大国推進課(023-630-2458)までお問い合わせください。

2026年7月7日 さくらんぼの礼肥

高品質なさくらんぼを毎年、安定して生産するためには、充実した花芽をつくることが重要です。さくらんぼの花芽は、6月頃から作られはじめており、すでに来年に向けた準備が始まっています。さくらんぼは、収穫後から9月の基肥までの期間が長いため、消耗した樹体を回復させるために、収穫後、速やかに礼肥を施用します。
礼肥の施用量は、年間施肥量の2~5割程度を基本としますが、今年、着果が多かった樹や樹勢が低下している樹、豊産性の「紅秀峰」は5割以上にしましょう。施用する肥料は、できるだけ早く樹体に吸収させるため、速効性の肥料を用います。
また、礫質などの地力の低い土壌の園地では、礼肥を行ってから、基肥を施用する9月までの間に肥料が切れてしまう場合があるため、8月にもつなぎの肥料を施用しましょう。
なお、肥料は水分がないと吸収されにくいため、雨よけ被覆を、収穫後、できるだけ早く、除去し、施肥時期に乾燥が続く場合は、かん水を実施しましょう。