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12月に入り、本格的な降雪の時期を迎えました。過去には、12月のまとまった降雪で、県内各地の園芸ハウスに被害が発生しています。そこで、今回はハウスの雪害防止対策について紹介します。
まず、冬に使用しない雨よけ施設やハウスは、被覆資材を外しておきます。
冬の間も使用するハウスでは、構造を確認し、主要パイプが直径22mm以下のものや、補強アーチパイプのないものには、ハウス内に丈夫な中柱を立てたり、筋交いを入れたりして補強します。また、ハウス資材が破損している箇所は着雪しやすく、雪が滑落しにくくなることから、降雪の前に補修しておきましょう。
ハウスの倒壊は、ハウスサイドに積もった雪が屋根の雪とつながり、屋根の雪が滑落しなくなって起こります。積雪がハウスの肩の部分に達する前に除雪しましょう。
除雪以外の消雪方法としては、ハウスの外側にビニールなどを敷き、地下水をプール状に貯めて掛け流し、積もった雪を解かす方法があります。この場合、掛け流す水や雪解け水がハウスの周囲に停滞しないよう、排水溝への水の流れを予め確認します。
万全の雪害対策を行い、降雪に備えましょう。