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ダリアの挿し芽

 ダリアの栽培には、球根を植える方法と、苗を植える方法があります。今日は、苗をつくるための挿し芽や育苗管理について紹介します。
 挿し芽作業は、まず、冬期間養成しておいた株から伸びている芽から、展開した葉が2節から3節ついた挿し穂を採取して、土に埋まる葉を取り除いて調整します。調整を終えた挿し穂を水あげし、発根剤を処理して、培養土を詰めた128穴のセルトレーに挿します。
 育苗するには、加温と電照の設備が必要です。育苗中の温度管理は、温床を使うなどして10℃を目安に加温します。育苗中に花芽の分化が始まると発根が悪くなるので、22時から2時まで電照して、花芽の分化を抑制します。また、発根するまでは強い日射があると萎れやすいので、晴天時には遮光しましょう。挿し芽から約1か月後には、セルトレーから9cmポットに鉢上げして管理し、仕上げます。2月中旬に挿し芽を行えば、4月上旬に苗を植えることができ、6月から継続して切り花を出荷できます。
 初めてダリアの挿し芽に取り組まれる場合、これらの技術の詳細は、最寄りの農業技術普及課にお問い合わせください。

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