>> 病害虫図鑑
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苗立枯病(リゾープス菌)
○ | 作物名 |
| 稲 |
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○ | 病害虫名 |
| 苗立枯病 リゾープス菌 |
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○ | 写真 |
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| 箱全面に白色のカビが発生し、全滅に近い被害状況 |
| 出芽時の高温多湿により白色の菌そうが密生し、出芽不良となる |
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○ | 症状 |
| 1.緑化開始時に箱全面が白いカビでおおわれ、やがて胞子が形成されると灰白色になる。
2.カビが発生した部分は、出芽が不良となる。
3.出芽しても苗の生育は悪く、黄緑色に退色し、根は短く、根数も少なくなる。また根は褐変したり、先端が異常にふくらむことがある。
4.箱の表面にカビが見られない場合でも、種もみ層に綿毛状の白いカビが密生することもある。 |
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○ | 発生要因 |
| 1.出芽時の高温多湿、特に出芽時の33℃以上の加温は菌の繁殖を旺盛にする。
2.極端な厚まきや傷もみ混入の多い種もみの使用。
3.床土の過湿と窒素肥料の多施用。
4.中苗育苗では特に被覆資材管理の不徹底。
5.汚染した種もみ、育苗施設、資材の使用。 |
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