こんにちは、ゲストさん

ホーム >農業一口メモ >


農業一口メモ

2021年8月2日 水稲の出穂期以降の水管理

 田んぼのイネは、生育の早いところから順に出穂期を迎えています。これからの水管理は、米の食味や品質、収量に大きく影響するのでしっかり行いましょう。
 出穂期前後に土壌水分が不足すると、受精障害や稔実障害が起きる場合があるため、穂揃期までは田んぼに湛水して水深を2㎝~5㎝に保ちます。
 その後は、湛水と落水を繰り返す「間断かん水」や、水田内の足跡に水が残る程度の「飽水管理」を行い、根の活力を維持します。
 「はえぬき」や「雪若丸」などの中生品種は九月上旬頃まで、「つや姫」などの晩生品種は九月中旬頃まで、土壌水分を保持することがポイントです。こうして、根の活力をできるだけ長く維持することで玄米の充実が良くなり、収量や品質の向上につながります。
 近年は、登熟期間に台風の影響による強風やフェーン現象による極端な高温で、品質や収量が低下する事例が見られます。強風やフェーン現象が予想される場合は、できる限り田んぼに水を入れ、稲の消耗を抑えます。このような事態に備え、用水の確保については、予め地域内や土地改良区と調整しておくなど、万全の体制で臨みましょう。

バックナンバー

2021年7月30日 農地バンクを利用した農地の集積・集約化

 「やまがた農業支援センター」は、農作業の効率化と農業の生産性向上を図るため、離農や規模縮小する農家の農地を借り入れ、面としてまとまった形で、人・農地プランで決められた地域の担い手等へ貸し付ける「農地バンク事業」を、市町村、農業委員会などと連携しながら取り組んでいます。
 農地バンク事業では、これまで担い手農家や法人等の約4,400戸へ、農地の貸付を約16,000ヘクタール行ってきました。
 また、一定の貸付要件を満たす地域では、国の交付金が交付されております。交付金は、地域で共同利用するコンバイン等の大型農機具の購入や担い手法人設立の資金等に活用されています。
 間もなく、お盆を迎えます。収穫繁忙期を迎えるまでに、地主さんや近隣農家の方々と来年作に向けた、作付け農地の交換や、農地集約、法人化等の話を始めてはいかがでしょうか。
 まずは最寄りの市町村や農業委員会、または、やまがた農業支援センター(電話023‐631‐0697)にお気軽にお問い合わせください。

2021年7月29日 豚の人工授精の活用について

 近年、養豚においても人工授精が普及してきています。豚の人工授精は、自然交配用の雄豚の飼育頭数を削減できるため、管理に係る経費や労力を節減することができます。また、様々な病気の侵入リスクを低減することもできます。このため、大規模な養豚経営だけでなく、中小規模の養豚経営でも利用が進んでいます。
 更に、暑さが続くこの時期は、夏バテによる豚の繁殖能力の低下が心配されます。人工授精を上手に活用して、雄豚の体力温存と、雌豚の受胎率低下の防止を図りましょう。
 県農業総合研究センター養豚研究所では、生産コストの低減や県産豚肉のブランド力向上を図るため、ランドレース種、大ヨークシャー種、デュロック種、そしてバークシャー種の四つの品種の精液を生産し、毎週月曜日と木曜日の週二回供給しています。いずれも優秀な雄豚の精液ですので、受胎率の向上はもちろんのこと、豚の能力向上も期待できます。詳しくは養豚研究所(電話:0234-91-1255)へお問い合わせください。

2021年7月28日 農作業中の熱中症予防について

 陽射しが強く、一年で最も暑くなる時期を迎えました。日中の気温が高い時間帯を避けて農作業することが基本ですが、暑い日の作業時には、三つの熱中症予防対策を心がけてください。
 一つ目は、作業中の水分補給を欠かさず、こまめに休憩することです。のどが渇いていなくても水分補給するとともに、塩分補給も行います。 
 二つ目は、熱中症予防グッズの活用です。屋外では、つばの広い帽子の着用と速乾性の素材の衣服の着用を心掛け、屋内では冷房や扇風機を積極的に使いましょう。
 三つ目は、高温多湿の環境を避けることです。温度計や湿度計で作業環境をこまめに確認するとともに、日よけを設けるなど、日陰で風通しの良い場所で作業を行いましょう。
 つらい暑さを感じなくても、気づかないうちに熱中症にかかる場合があります。特に、マスク着用中は、マスクの内側に熱がこもるうえ、喉の渇きを感じにくくなるので注意が必要です。
 なお、屋外で人との距離が2m以上確保できる場合は、マスクを外して作業を行いましょう。
 最後に、暑さによる疲労や集中力低下が、大きな農作業事故を招くことがあります。一人での作業をできるだけ避けて、作業は二人以上で行うか、時間を決めて声掛けを行うなど、安全第一の声掛けと心がけで農作業事故を防ぎましょう。

2021年7月27日 夏の家庭菜園の管理

 トマト、なす、ピーマン、きゅうりなど、長期間収穫する野菜では、今後の収穫に備えて、しっかりした生育状態を保つことが重要です。このため、現在の生育を的確に診断し、必要に応じて追肥を行います。
 トマトでは、株の生長点から開花位置までの長さで診断します。約10から15センチメートルの長さが良い状態で、生育が弱くなるとこれより短くなります。
 なす、ピーマンでは、花の状態で診断します。花の中心に雌しべがピンと立っているのが良好な状態です。生育が弱くなると、雌しべが短くなり、周りの雄しべに隠れて見えなくなります。
 きゅうりでは、先端部分から発生する巻きひげの状態と果実の曲がり程度で診断します。巻きひげが太く、45度位の角度で発生するのが良い状態です。巻きひげが細く短い場合、果実の曲がり程度が大きい場合は、生育が弱い状態と判断します。
 生育が弱い場合は追肥を行います。追肥は一度に多く与えず、株元から少し離れたところに少量ずつ、数回に分けて与えましょう。

ページの先頭へ