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農業一口メモ

2021年5月10日 西洋なしの摘果について

 「ラ・フランス」は、花が終わって10日ほどすると、萼の立ち上がりが見られてきます。この頃から、「果そう」ごとに1個の果実を残す「予備摘果」の適期になります。
 予備摘果は、時期が早いほど果実肥大が良くなるので、花落ちから20日後頃までに終わらせるようにします。
 摘芽や摘花を行わなかった園地では、予備摘果をしっかり行いましょう。
 予備摘果が終わったら、次に「仕上げ摘果」を行います。「ラ・フランス」の場合、仕上げ摘果は、4つの「果そう」に1個の割合で果実を残します。病害虫の被害果や肥大の悪い果実を落とし、軸が太く長く、肥大が良い果実を残しましょう。
 また、成らせる枝は、側枝の横か斜め上からでている5㎝以下の短い枝を選ぶと、果実に傷がつきにくく、品質の良い果実が得られます。
 仕上げ摘果は、花落ちから40日後の6月上旬までに終了するようにしましょう。

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2021年5月7日 入牧前の馴致について

 周囲の山々の緑もしだいに色濃くなり、県内の放牧場では間もなく放牧が始まります。
 畜舎と放牧場では、飼育環境が大きく異なるため、牛にとって移動は大きなストレスとなります。このため、放牧前に牛を馴らす「馴致」を行う必要があります。改めて馴致の基本について確認しましょう。
 まず、放牧前に生草に徐々に馴れさせる必要があります。牛の胃が生草に馴れるには20日~30日必要です。そのため、放牧する30日位前から濃厚飼料を徐々に減らし、生草や乾草などの粗飼料を増やします。次に、20日位前からは、粗飼料のみを給与するとともに、徐々に生草の量を増やしていきます。また、畜舎の外に出して、直射日光にも慣れさせましょう。
 このほか、削蹄は入牧直前ではなく、出来るだけ早めに行います。また、皮膚病などがある牛は、環境変化によるストレスで悪化する場合がありますので、入牧前に必ず治療するようにしましょう。
 放牧の効果を高めるためにも、入牧予定日に合わせて馴致を行いましょう。

2021年5月6日 さくらんぼの摘果について

 さくらんぼの摘果は、通常、「佐藤錦」では満開から25日ほど過ぎた頃、「紅秀峰」では満開から15~20日ほど過ぎた頃から実施します。しかし、今年は4月の降霜で雌しべの枯死が発生していますので、被害が大きかった園地や樹では、摘果時期を遅らせて、着果の状況がはっきりしてから行いましょう。
 「佐藤錦」の適正な着果量の目安は、短果枝当たり2個程度、「紅秀峰」では短果枝当たり2.5個程度です。
 ただし、全ての枝に平均に成らせるのではなく、日当りの良い上枝や樹の外周部、樹勢が強い樹には多めに成らせ、日当りの悪い枝や樹の内側、樹勢が弱い樹には少なめに成らせるのが、品質を揃えるポイントです。
 摘果作業では、双子果や肥大の悪い果実を落とし、肥大が良い果実を残しましょう。
 また、土壌水分が不足していると肥大が劣るため、5月下旬までは積極的に灌水を行いましょう。

2021年5月5日 露地野菜は晩霜や低温に注意

 5月は、露地野菜の多くが定植時期となります。定植直後の苗は、霜や低温の影響を受けやすいので、次の二点に注意しましょう。
 一点目は適期に定植することです。平年より暖かい日が続くと、早く定植したくなりますが、20日頃までは霜の降りる日があり、早植えすると霜や低温の被害に遭いやすくなります。前年までの作業日誌と現在の苗の生育状況、天気予報とを照らし合わせて、定植する日を決めましょう。
 二点目は定植後の温度管理です。トンネルを設置し、定植間もない場合は、ホットキャップを設置して保温します。霜注意報の発表等、翌朝の低温が予想される場合は、夕方早めにトンネルを閉めて温度低下を防ぎます。このとき、茎葉やつるがトンネル資材に付着しないように注意しましょう。なお、翌朝は遅れずにトンネルを開け、日中は過度に保温しないよう、適切な温度管理を行い、しっかりと根付かせて苗の生育促進に努めましょう。
 きめ細やかな管理が必要な時期ですので、トンネルの開け閉め等を適切に行って、苗の初期生育を十分確保して健全で丈夫な野菜づくりを心がけましょう。

2021年5月4日 さくらんぼの病害虫防除

 さくらんぼの落花期から収穫期は生育にあわせた病害虫防除がとても重要な時期です。
 さくらんぼで最も注意しなければならない病気が灰星病です。灰星病は花に感染すると「花腐れ」となり、果実への伝染源になります。果実でいったん発病すると短期間に次々と病気が広がることから、園地内で発病した果実を見つけたらすぐに摘み取り、園地外で適切に処分するとともに、速やかに薬剤防除を行って病気の拡大を防ぎましょう。
 一方、害虫では、オウトウショウジョウバエに最も注意が必要です。この害虫が園地内で発生すると果実内部に産卵し、ふ化した幼虫が果実を食害します。食害を受けた果実は表面から果汁がしみ出ていることから、被害果実を見つけた場合はすぐに摘み取り処分し、薬剤防除を行います。また、オウトウショウジョウバエの発生源となるため、収穫後の樹上に残った果実や落下した果実は園地内に残さずに適切に処分します。
 病害虫防除の基本は早期発見・早期防除です。園地をよく観察して早期発見に努め、適切な防除を行い、高品質なさくらんぼを生産しましょう。

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