こんにちは、ゲストさん

ホーム >担い手支援 >


グリーン・ツーリズム・農家民宿について

1 グリーン・ツーリズムとは

 グリーン・ツーリズムは、農村地域を舞台として、農業を介した交流や体験を通じ、その土地の自然や文化に触れ余暇を楽しむひとつの旅行形態であり、ドイツ・イギリスなどを中心に幅広く普及しています。
我が国においても、都市と農村地域との交流促進のためグリーン・ツーリズムが提唱され、全国各地において様々な取り組みがなされておりますが、ヨーロッパと我が国とでは、価値観、旅行形態や休暇制度などが大きく異なるため、日本人の生活観・旅行観に合った「日本型のグリーン・ツーリズム」が模索されているところです。

2 グリーン・ツーリズムのメリット

 グリーン・ツーリズムは休暇の過ごし方、旅行形態のひとつですが、受け入れ側の農村にとっては様々な可能性が考えられる分野です。
 特に民宿やレストランの経営は、直接的な現金収入にもつながり農家の副業のひとつとしても効果的であるとともに、都市住民との交流拡大の手段としても将来性のある分野といえます。

メリット
農産物加工・直売、民宿、レストランなどによる経済的効果
農産物の生産・販売拡大
自然環境や農村景観への意識高揚
地域文化の継承と活用
農村生活や農業への理解
新たな交流による情報交換など

3 様々な取り組み方法

 グリーン・ツーリズムの形は何も民宿やレストラン経営だけではありません。それ以外にも、農産物の産地直送や、直売、様々な体験メニューの提供などいろいろな形が考えられます。
 グリーン・ツーリズムヘの取り組みはそれほど難しいことではありません。交流への熱
意があれば誰にでもできるものです。「自らが住んで楽しい所は訪れる人も楽しい」と肩肘はらずにお考えいただき、まず自らのできることから無理せず取り組むことをお薦めします。

4 農家民宿の特徴

○農家民宿とは
 グリーン・ツーリズムに取り組むにあたって、もっとも特徴的なものは民宿の経営で、ヨーロッパでは農家の経営する民宿が幅広く普及しています。
 農家が民宿を始める際の動機づけとしては、
ア.農業の副業としての新しい収入の道として
イ.都市の人々との交流拡大の手段として
ウ.農家の主婦のパートなどに代わる新たな収入手段として
などが考えられます。
 農家民宿の経営にあたっては、家族でお互いの役割を話し合い、改築などの資金面の検討、ビジネスとしての採算性の検討など、事前に十分な経営戦略を立てることが必要です。 
 家族、特に主婦への負担が大きくなったり、家族の反対があったり、経済的に持ち出しになったりするのでは長続きしません。

○農家民宿の特徴
 農家民宿は、シティホテル、リゾートホテル、和風旅館、公共宿泊施設などと異なり、小規模で家族的な宿泊滞在施設といえます。
 一般的な民宿は観光地などの周辺にあるような生業のための宿泊施設が中心ですが、農家民宿は、農家の副業として、また訪れる人との交流を楽しむ色彩が強いものです。

○農家民宿のタイプ
 農家民宿には様々なタイプが考えられます。
 例えば、
ア.1泊2食タイプ
イ.朝食のみを提供するB&B(Bed & Breakfast)タイプ
ウ.食事は提供しない自炊型のタイプ
などが考えられます。
 また、宿泊施設も、
ア.現在の家屋を改修して民宿を始めるタイプ
イ.住宅の新築に合わせ民宿を始めるタイプ
ウ.(敷地内など)住まいとは別に民宿を設置するタイプ
などがあり、それぞれの農家の実情に合わせて取り組むことが大切です。
 また、お客様としては、プライバシーを重視したい方、いろいろと語り合いたい方など、様々な方がおいでになります。どのような客層をターゲットにするかにより、施設の形態は自ずと決まってくるのではないでしょうか。

○農家民宿の収益性
 農家民宿を経営しようとする場合、収益性の問題も大きなポイントです。
 農家民宿の収益性はその経営形態によっても違ってきますが、例えば、1泊2食付き5,000円で、年間360人の宿泊が見込める場合、利益率60%と想定すれば、年間の収益は、(5,000円×360人)×60%=1,080,000円となり、これから、増改築に係る借入金の返済費、租税公課、旅館保険料、修繕費や消耗品費などが必要となります。
 もちろん、これ以外に応対する人の人件費が必要となりますが、農業収入、兼業収入などとの区分けをするためにも、当初から、従事者の収入(給与)を決めておく方が望ましいでしょう。
 また、民宿部門がどのような経営状況にあるのか常に把握し、今後の経営方針を決めることも大切です。
 なお、直接の民宿経営とは別に、交流を通じて、自家製農産物の直売・産地直送やオーナー制度などの様々な展開も考えられます。

○家族の協力
 農家民宿を始めると、子供からお年寄りまでいろいろな方が泊まりに来ることになります。民宿の開業に当たっては、家族みんなで、役割分担や資金計画などについて十分な話し合いを行い、協力体制をつくっておくことが重要です。
都市との交流事業などで「民泊」の経験があればそれなりのトレーニングになりますので、地元市町村が取り組んでいる交流事業に積極的に参加してみてはいかがでしょうか。

○農家民宿を始めるにあたって
 農家が民宿を始めるにあたっては、旅館業法、食品衛生法、消防法、建築基準法など関係する法律の規制をすべてクリアーする必要があります。
 「現在住んでいる自宅の一部をすぐ民宿に」とお考えであっても、まったく改築せずに規制をクリアーすることは事実上不可能であり、増改築するにもそれなりの経費が必要となります。
 取り組むにあたっては、関係機関や設計業者などとの事前の十分な検討が必要となります。

PDF


更新日/2002年 10月 26日

関連情報

3月30日
「平成24年度山形県震災被災者就農育成研修事業」受入農業経営者募集の御案内【農業支援センター】
3月30日
平成24年度独立就農者育成研修事業に係る受入農業経営者募集の御案内【農業支援センター】
3月10日
平成24年度農林水産業創意工夫プロジェクト支援事業 「現場の創意工夫プロジェクト」1次募集について【農政企画課】
3月10日
平成23年度雪害対策事業(融雪遅延対策)の実施について【農政企画課】
5月23日
平成23年度専門家派遣事業のご案内【農業経営支援室】

ページの先頭へ