葛西憲穂さん 農業経営革新支援者指導事業 〔野菜・経営・農業と福祉の接点〕
●氏名 葛西 憲穂(かさいのりほ)
●年齢 37歳
●家族構成 父、母、弟、祖母
●市町村 青森県南津軽郡出身
●研修前プロフィール 青年海外協力隊に参加
●研修場所 山形市・安達園芸(代表・安達 進)
●研修課題
?野菜を中心に農業技術の習得
?生産、加工、販売等の経営の習得
?農業と福祉の接点
【多彩な経歴を経て山形に】
「山形で生活するのは初めてです。食べものがおいしい。温泉もいい。農村風景がきれい。昔ながらの風景が所々残っている。中山間地で村の人たちが土地を守って生活しているという印象がある。」こう語るのは山形市の安達園芸で研修している葛西憲穂さん。
葛西さんのこれまでの経歴は多彩である。青森県南津軽郡尾上町で昭和42年7月に誕生。弘前大学で農業経済を専攻、卒業後、地元の新聞社に勤務。「給料はものすごく良かった」そうだ。しかし、そこにあきたらず青年海外協力隊に参加、パプアニューギニアで農村開発に従事、人生の転機を迎える。その後、日本に帰り、造園技術を習得、生まれ故郷の尾上町教育委員会に入る。しかし、協力隊にもう一度入るため中央大学大学院で地域開発を学ぶ。2年間で修士の資格を待つ、今度は中米のパナマ共和国に行く。
ここで“福祉と農業の調和”を人生のテーマにすることを決め、帰国後、農業をしたいと思う。月1回程度の就農準備スクールにかよう。インターネットで山形の研修制度を見つける。
【研修をスタートして】
「パナマを終えてから故郷にもどり、カルチャーショックになれるためアルバイトをしていたんです。山形の研修制度は一番良かった。野菜をやりたかったので、経営者の安達さんと出会ったのは合同面接会場でした。」と今年の3月をふりかえる。
「県段階の危機感もでており、この研修制度はものすごくいい。しかし、国のお金をもらうため書類を作成しなければならない点が今一つ。自主財源でできれば・・・」と続ける。
現在、受け入れ経営者の安達進さんと実習生の先輩である結城正志さんの指導の下、おいしいナスとトマトづくりに汗を流している。
【最終的な目標は、農業と福祉】
「私の最終的な目標は、農業と福祉。働く場所は変わってきたが分野は一貫している。農業はいろいろな作業があり、その人の能力を生かせる仕事が必ずある。それが集団化することによってグループとして自立していける。全体としてまとめることによってグループ全体として自立できる。その延長線上で、ここにお世話になり技術研修をしているわけです。」
葛西さんの笑顔がいい。将来は小規模作業所をひらき福祉施設で農業をあつかう仕事をするのが夢。「しかし一人でやることは無理なので現在、同志をつのっている。私の考えでは農業法人で働きながらお金をためる予定だったが、アパートに入りながら生活するとお金がたまらない。一番最初の予想とずれてしまった。」とニガ笑い。
「私たちよそから来た人たちは、長い目で見て後継者を育てることに寄与できると思う。この一年を体験することによって現実がわかり、次何をすべきかが見えてくる。この研修によってもう一回自分の考えを見つめなおし次のプランをたてるための良い時間である。」
受け入れ経営者の安達進さんは新しい発想に満足げ。「農業もしだいにこれまで通りではもうからなくなっている。新たな発想の転機も必要だ。彼はもともと経営が専攻なので、ぜひ農業経営学を身につけてほしい。私も全力で応援したい。」
葛西さんの夢が山形で実現できるように、関係機関も連けいして応援していきたい。
●執筆者
中村 正俊
山形県農業会議 http://www.yca.or.jp/
E-mail kaigi@yca.or.jp
電話 023-622-8716
FAX 023-634-8640
●年齢 37歳
●家族構成 父、母、弟、祖母
●市町村 青森県南津軽郡出身
●研修前プロフィール 青年海外協力隊に参加
●研修場所 山形市・安達園芸(代表・安達 進)
●研修課題
?野菜を中心に農業技術の習得
?生産、加工、販売等の経営の習得
?農業と福祉の接点
【多彩な経歴を経て山形に】
「山形で生活するのは初めてです。食べものがおいしい。温泉もいい。農村風景がきれい。昔ながらの風景が所々残っている。中山間地で村の人たちが土地を守って生活しているという印象がある。」こう語るのは山形市の安達園芸で研修している葛西憲穂さん。
葛西さんのこれまでの経歴は多彩である。青森県南津軽郡尾上町で昭和42年7月に誕生。弘前大学で農業経済を専攻、卒業後、地元の新聞社に勤務。「給料はものすごく良かった」そうだ。しかし、そこにあきたらず青年海外協力隊に参加、パプアニューギニアで農村開発に従事、人生の転機を迎える。その後、日本に帰り、造園技術を習得、生まれ故郷の尾上町教育委員会に入る。しかし、協力隊にもう一度入るため中央大学大学院で地域開発を学ぶ。2年間で修士の資格を待つ、今度は中米のパナマ共和国に行く。
ここで“福祉と農業の調和”を人生のテーマにすることを決め、帰国後、農業をしたいと思う。月1回程度の就農準備スクールにかよう。インターネットで山形の研修制度を見つける。
【研修をスタートして】
「パナマを終えてから故郷にもどり、カルチャーショックになれるためアルバイトをしていたんです。山形の研修制度は一番良かった。野菜をやりたかったので、経営者の安達さんと出会ったのは合同面接会場でした。」と今年の3月をふりかえる。
「県段階の危機感もでており、この研修制度はものすごくいい。しかし、国のお金をもらうため書類を作成しなければならない点が今一つ。自主財源でできれば・・・」と続ける。
現在、受け入れ経営者の安達進さんと実習生の先輩である結城正志さんの指導の下、おいしいナスとトマトづくりに汗を流している。
【最終的な目標は、農業と福祉】
「私の最終的な目標は、農業と福祉。働く場所は変わってきたが分野は一貫している。農業はいろいろな作業があり、その人の能力を生かせる仕事が必ずある。それが集団化することによってグループとして自立していける。全体としてまとめることによってグループ全体として自立できる。その延長線上で、ここにお世話になり技術研修をしているわけです。」
葛西さんの笑顔がいい。将来は小規模作業所をひらき福祉施設で農業をあつかう仕事をするのが夢。「しかし一人でやることは無理なので現在、同志をつのっている。私の考えでは農業法人で働きながらお金をためる予定だったが、アパートに入りながら生活するとお金がたまらない。一番最初の予想とずれてしまった。」とニガ笑い。
「私たちよそから来た人たちは、長い目で見て後継者を育てることに寄与できると思う。この一年を体験することによって現実がわかり、次何をすべきかが見えてくる。この研修によってもう一回自分の考えを見つめなおし次のプランをたてるための良い時間である。」
受け入れ経営者の安達進さんは新しい発想に満足げ。「農業もしだいにこれまで通りではもうからなくなっている。新たな発想の転機も必要だ。彼はもともと経営が専攻なので、ぜひ農業経営学を身につけてほしい。私も全力で応援したい。」
葛西さんの夢が山形で実現できるように、関係機関も連けいして応援していきたい。
●執筆者
中村 正俊
山形県農業会議 http://www.yca.or.jp/
E-mail kaigi@yca.or.jp
電話 023-622-8716
FAX 023-634-8640
発信者/農業大学校 黒田博
更新日/2004年 9月 14日
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