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新規就農者の紹介 齋藤道成さん(上山市)
【氏 名】齋藤 道成(さいとう みちなり)【生 年】西暦1988年(32歳)
【市町村】上山市
【就農前のプロフィール】
高校卒業後、ガソリンスタンドに就職し、8年程勤務。その後、2015年1月に就農。
【就農後の経営規模、内容】
・トルコぎきょう 9.5a
・水稲 50a
【就農の動機】
山形県立上山明新館高等学校園芸工学科に進学し、農業にも関係がある学科で学びましたが、その当時は農業をする気はありませんでした。父親はもともと農業をやっていましたが、その手伝いもほとんどしたことはなく、やってほしいと言われたこともありませんでした。そのため、ガソリンスタンドに勤務し、農業とは無縁の生活を送っていましたが、父親の体調が悪くなった時、就農を考えるようになり、2015年に就農を決意しました。
【就農までの経過】
青年等就農計画の認定を受け、認定新規就農者になり、農業次世代人材投資資金の経営開始型を受給し、周りの生産者や父親に技術を教わりながら経営を開始しました。最初は中玉トマトと花から栽培し始めたのですが、花のほうが楽しくできたため、徐々にトルコぎきょうを中心に切り替えていきました。さらに、福島のトルコぎきょうのレジェンドが集まる会に行く機会があり、そこで本気でトルコぎきょうの栽培に取り組む方々の話を聞いて、本格的に頑張らないといけないなという気持ちが湧いてきました。
【就農にあたって苦労した点】
まず一つは生活費の工面です。農業次世代人材投資資金を受給していましたが、特に資金や売上の収入が入る前は、ずっと無収入の時期が続いたため、苦労しました。作業時間も長いため、大変な部分ではありますが、自分のやりたいことをやれているため、苦ではありません。
【地域、仲間との関わりなど】
トルコぎきょうの部会や研究会に入っています。圃場を巡回して勉強したり、時々集まって情報交換を行ったりしています。また、山形市でトルコぎきょうを作っている方とも交流があり、お互いの圃場を見に行き合って、意見交換を行っています。部会等に入ったことで勉強や情報交換ができ、とてもいい機会になっています。
【今後の目標】
これからも栽培技術を磨き、年間を通していい品質のトルコぎきょうを出し続けられるようにしたいです。また、市場から必要とされるような生産者になれるよう、頑張っていきたいです。
【新規就農を考えている方へのアドバイス】
・まずはやってみれば、何とかなるし、楽しくなります。もし就農を迷っているなら、始めてみてください。
・計画はきちんと立てたほうがいいです。計画なしに始めてしまうと、資金繰りが大変になってしまうので、場合によっては、普及課などの関係機関に相談しながら、しっかり計画を立てるといいと思います。
・数字や理屈ではわかっていても、実際にやってみないとわからないことがあります。まずは現場に立ってみて経験することが大事だと思います。
発信者/村山農業技術普及課
問合せ先/TEL 023-621-8278 / FAX 023-621-8275
更新日/2020年 12月 25日
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