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新規就農奮闘記7 〔岡部優子さん〕

 こんにちは。まだまだ暑い日が続きますねー。
 山形の夏はとても暑く、冬はとても寒い。このはっきりとした四季が美味しい作物をつくると言われています。
 でも、ここ数年、異常気象といわれていて、まだ農業を始めて数年の私たちでもそれを感じることがあります。
 先日の大雨では、山形県内各地で多くの浸水被害がありました。家屋、畑、田んぼも、そこで大事に育ててきた作物も・・・。本当に悔しいことです。この場をお借りして、被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
 こうした気象状況のなか、同じ畑で同じ作物が同じように育たなくなってきています。
 「この時期にこの虫いるっけ?」
 「この時期にこの草生えるっけ?」
 ということは、よくよくあります。また、雨や台風が増え、風が強くなっている気がします。ここ数年、私たちも、雨風や台風が必ず来るものと思って、作物の管理をするようになりました。色々と考えさせられているここ数年です・・・。
 前置きが長くなりましたが、今回も妻の優子が担当させていただきます。
 今回は農業スタート時に私たちが陥った?いえ、貴重な「経験」をお話していきたいと思います。

【ワーカーホリック】

 ワーカーホリック。意味はそのまま、仕事中毒。私はこれでした。笑
 今思えば、まだ娘ちゃんがいなかった頃なので、これになれた環境だったのでしょうね。2人とも朝から晩まで畑にいました。

 本当にありがたいことに、就農1年目からまとまった面積の土地をお借りしてのスタート。今でもその年のことは思い出せません。笑 それくらい必死でした。
 作物を作るというより、畑を荒らさないことだけ。作物をしっかり作っている、そう思えているのは本当にここ最近のことです。笑 それに加えて、経営や雇用、「休日」などもやっと考えられるようになった?・・・これはまだまだ勉強ですね。

 そう。当時は休日どころか、動かなきゃ、働かなきゃ、「やらなきゃ!」の思いだけでした。休む事への罪悪感までが押し寄せてくるほどです。
 雨の日ならこの天気を理由にして自分を納得させられるのですが、晴れの日はもったいない感と罪悪感でいっぱい・・・。
 特に何もなくても畑に行かなきゃいけない気持ちになる。ぼーっと畑を見ているだけで安心する。そんなこともありました。
 完璧なワーカーホリックです。笑

 今でこそ笑って話せますが、この話に共感してくれる農家仲間はいっぱいいて、やはり農業を始めた頃は、みんな経験することなのかもしれません。
 それとは関係ないかもしれませんが、この気持ちを語れる人たちが今も頑張って農業をしている仲間です。
 「ワーカーホリック」、そうなってほしくない思いがあってお話しているのですが、一方で経験すべき思いなのかも、と矛盾した気持ちもあります。

 ・・・でも、やっぱり休みましょう!1時間でも半日でも、自分が休んだ!と思える休みをつくることが大事。
 農業は、何時から何時までの時間のくくりがあるわけでもなく、明け方から夕暮れまで畑にいれて、もっといえば事務作業などは夜中まですることができる。
 実際、自分1人でやらなきゃいけないことが沢山あります。農作業だけではありません。その「やらなきゃ」を上手にできるようになるまでが難しい。
 自分が朝から夜中まで頑張ればできるでしょうけれど、農業は身体が資本。この生活を続けていくことができるのか。
 定年のない長い農業人生です。長く続けていけるかは、「やらなきゃ」いけないことを上手くやれる自分なりの手段を見つけることなのかもしれません。
 そして休むこと。罪悪感なんてないリフレッシュしたお休みをちゃんととること。
 それがまた次のエネルギーになります!それが1時間でも半日であっても大事な時間です。

 そうはいってもやはり作物の繁忙期に休みはありません。私たちも、繁忙期に入る直前に少し時間をつくって、美味しいものを食べにいったり、好きな場所に行ったりします。
 それでも十分なお休みです。
 あとは繁忙期でも弾丸で野外フェスに行ったりしてましたねー。夜通し楽しんで、朝には茄子を収穫!なんてこともありました。笑
 それも私たちのリフレッシュ。
 リフレッシュの貴重な機会といえば、1年に1度はまとまった休みをつくって千葉に帰省するのも楽しみの一つです。でも、今はコロナの影響もあり、それが叶わずホントに残念!

 今では罪悪感、もったいない感はなくて、作業スケジュールを立てるなかで、やるべき作業を休みも含めて計画しています。
 理想と目標はもう少し休めるように・・・ですけどね。
 家族のためにも、夫婦円満のためにも!笑 仕事と休みのバランスをとって、長―――く農業を続けていけるように!!

 次回は少し涼しくなるころ・・・今度は旦那さんがお届けする予定です。お楽しみに!

ふと空を見上げること。それだけでもリフレッシュ。
ふと空を見上げること。それだけでもリフレッシュ。

茄子収穫中。お日さまが昇る瞬間はいつみてもグッときます。
茄子収穫中。お日さまが昇る瞬間はいつみてもグッときます。


発信者/農林大学校研修部

問合せ先/TEL:0233-22-8794 FAX:0233-23-7537

更新日/2020年 8月 28日

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