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新規就農奮闘記10〔常田友夏子さん〕

「夫婦就農する方々へ」

 皆様こんにちは。第10回新規就農奮闘記を記載させていただきます、常田友夏子と申します。私の執筆は今回が最後となります。どうぞ宜しくお願いいたします。
 今回は夫婦就農する方々へ、就農するつもりじゃなかったのに夫が農業を始めた!という方へ向けたお話しをしようかと思います。おかしな文章もあると思いますが、広い心で読んで頂けたらと思います。

 実家が農家であったり、子供のころから近所の農家さんの手伝いをしていたとかでない限り、農業という職業を経験することは少ないのかなと思います。
 実際、農家って苦労が絶えないし体が資本だし毎月決まったお給料が貰える訳では無いので、遠ざけがちなのかも知れません。
 会社勤めであれば、会社から賃金が支払われ毎月コツコツと貯金して、家族がいて子供がいてもそれなりに暮らしていけます。とりあえずは生活に必要なお金の心配はしなくてもいいと思います。
 けれど、農家には約束されたお給料はありません。毎月決まった金額が手元に入って来るわけでは無いのです。その事実は、ずっと会社勤めだった人から見たら不安になると思います。お金がないと生活して行けないので当たり前です。
 そのことを踏まえて、これから農業をするぞ!という方は、貯金は出来るだけしておいた方がいいです。農家一年目は、やり方にもよると思いますが、収入はほとんど無いと思います。二年目にしたって黒字になるかならないかくらい。
 より品質がいいものを作らなければお金になりません。品質がいいものを作るには経験と知識が必要です。そう考えると、儲けを出せるようになるまでの間の生活費は多いほどいいと思います。

 けれど、資金や貯蓄が少なくてもなんとかなる場合もあります(笑)。実際、我が家の場合ですが、夫は昔から外車が好きで、遊佐に越してくる一年前位に外車を購入しており、勤めていた会社を辞め農家になるぞ!と意気込んでいた時は貯金も少なかったんじゃないかと思います。
 そして、妻である私も結婚・妊娠を機に退職していて、後に産まれる子供のオムツやらミルクやらに殆どの貯金を使ってしまったので、農家一年目の年は通帳と睨めっこしながら結構カツカツにやりくりしていました。貯金残高が数千円になった時もありました。それでも今こうして夫と子供の三人で暮らしていけています。
 その理由には、自分たちの経営がそれなりに軌道にのってきたのもありますが、地域だったり役場の職員さんだったり沢山の方々に支えて貰えたのが一番大きいと思います。

 夫の実家は農家で、お米を栽培しています。ご両親二人でやっており、農家一年目から何かとお世話になってきました。作業をする際に使う農機具、自分で買うと数百万はするトラクターをお借りしたり、人手が足りない時には一緒に作業することもあります。
 子供が保育園に行っているとはいえ、祝日や大型連休中など保育園がお休みになる時は私が仕事に出れないので応援に来てくれたり。本当にありがたいです。
 遊佐に越して来た当初は、夫のご両親とうまくやって行けるか不安で(私自身がコミュニケーションをとるのが苦手なので…)、農家二年目の春、一緒にパプリカの定植をした時も緊張からかあまり会話が弾まなかったと思います。それでも、何度も応援に来てくれて、仕事以外でも色々とお世話になり、三年目にしてようやく庄内弁混じりの会話が出来るようになりました。
 私の実家も農家ですが、実家の近所の方々はお勤めの方が殆どでしたので、よその農家さんと関わったのは、農林大学校在学中のインターンシップ以来でした。そのため苦手意識があったのかもしれません。農業は人と関わることが多い職業なので、苦手ではあるけれどなるべく積極的にコミュニケーションをとって行こうと思います。

 題名からだいぶ逸れてしまいましたが、農業って思っている以上に人との関りが大きな職業です。それは先輩農家さんであったり役場の職員さんであったり様々ですが、一人ではやっていけない仕事です。
 そしてそれを支える家族も最初はざっくりでいいので農業という仕事について知っていた方がいいと思います。作る作物の育て方は追々でも、一年間の作業の流れや初期費用、支援金の有無など始める前から準備しておいた方がいい事、知っておくべき事は沢山あります。そして、それは役場の方や先輩農家さんに聞けば教えてくれますし、その先もずっとその方々にお世話になると思います。
 一人で向き合っていても解決しない事も、みんなで相談したら解決することもあります。一つの作物に対してそれぞれの農家さんが客観的に意見を述べることで、様々な考えが生まれ試行錯誤しながら問題を解決するので、日頃から人の輪や付き合いって大切だなぁと遊佐に越してきてから改めて感じました。

 今年で農家三年目ですが、毎日頑張って楽しく暮らしています。私たちを支えてくれた方々に感謝し、これからも頑張って行きたいと思います。そして苦手な事にもチャレンジする気持ちを忘れないようにしたいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。


ハウスにてヘビとの遭遇にびっくり!
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実りの秋の田園風景
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発信者/農林大学校

問合せ先/TEL:0233-22-8794 FAX:0233-23-7537

更新日/2019年 11月 29日

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