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新規就農者の紹介 叶内 大夢さん(舟形町)

【氏 名】叶内 大夢(かなうち ひろむ)
【生 年】1995年(23才)
【家族構成】本人、父、母、妹、祖母
【市町村】舟形町
【就農前のプロフィール】
 2015年3月に山形県立農業大学校野菜経営学科(現 農林大学校 以下「農大」という。)を卒業し、すぐに就農しました。在学中に農業技術検定2級、産業用無人ヘリコプターオペレーター技能認定を取得しました。

【就農後の経営規模、内容】
 ・きゅうり  7a
 ・そば   50a
 ・うるい   7a
 (父の経営として、水稲1,500a、たらの芽30a)

【新規就農を考えている方へのアドバイス】
 就農前は、ぜひ研修を受けて栽培技術の基礎を習得してください。就農後は、土地や気象の条件に合わせて経験を積み、先輩方に教えていただくことで技術を磨くことができます。
 また、就農前に5年後を目標にした営農・収支計画を作成します。その際は、農地の利用について親や賃貸人とよく相談する必要があります。どの農地に栽培するのか、規模拡大はどの農地で行うのか、それらの農地の条件(水はけ、日当たり、水の確保等)はどうか等、農地によって収量や品質に差が出るので、しっかりと把握する必要があります。
 また、就農後は、地域の話し合いの場にできるだけ参加することをお勧めします。地域の状況を知ることは、自分の経営の方向性を考える上でとても大切です。さらに、いろいろな人と知り合うことでネットワークが広がり、有益な情報を得ることができると思います。

【就農の動機】
 私の家は代々農業を営んでいて、父や祖父が農作業をする姿を見て育ちました。小さいころの夢は「トラクターに乗ること!」でした。
 また、父や祖父が集落の役員を務めるなど地域活動に積極的に参加していたこともあり、私は幼い頃から地域の方々にとても良くしていただきました。
 このように、農業の基盤があり、この地域がとても好きでしたので、他の職業に就く考えは全くなく、ごく自然に「農業」を職業として選択しました。

【就農までの経過】
 中学校を卒業後、県立新庄神室産業高等学校に進学し、稲作を中心に農業全般の基礎知識を習得しました。家では水稲中心の経営だったので、米価下落もあり、これからは園芸作物を本格的に取り入れていく必要があるのではと家族で話し合い、農大進学の際は、野菜経営学科を専攻しました。
 野菜経営学科では、ほ場に約30種類の野菜を栽培し、栽培技術の基礎を学びました。また、卒業論文では、「きゅうりの長期安定栽培」をテーマに、育苗方法や採光性を良くするアーチパイプ等について研究しました。平成31年に、きゅうりの規模拡大を行う予定ですが、その際には、農大で研究した技術を生かして栽培する予定です。

【研修、事業等のかかわり】
 農大では、農業次世代人材投資資金準備型(旧青年就農給付金)を受け、産業用無人ヘリコプターオペレーターの資格取得等を行いました。また、卒業後半月間、最上総合支庁農業技術普及課産地研究室で山菜の栽培について研修を受けました。
 経営開始後は、同資金開始型を受給し、きゅうりの育苗ハウスや軽トラックの導入、圃場整備を行っています。また、農業技術普及課で開催している「農業経営実践講座」に参加し、栽培技術や複式簿記を学んでいます。
 就農にあたっては、技術面、資金面でサポート体制が充実しており大変助かりました。

【就農にあたって苦労した点】
 農大の実習では成功していた接ぎ木も、自宅ハウスでは失敗することがありました。ハウスの環境が異なることや、水稲作業が重なるため、きめ細かな管理を行うことができなかったことが主な原因です。実際の農業経営では、やらなければならないことがたくさんあり、どうしても作業が遅れがちになります。作業に優先順位をつけて、イメージトレーニングをしておくと段取り良く進めることができると思います。
 また、トラクターや耕うん機等の機械にトラブルがあると対処方法が全く分からず、大変苦労しました。その都度、父親やメーカーを呼び時間を費やしてしまいます。しかし、最近では、修理や整備の様子をよく見て学び、少しずつですが対処方法が分かってきました。農業は機械を使う仕事が多く、しかもそれらの機械は非常に高価です。整備や修理方法を知っていると、時間を有効に活用でき、また機械を長持ちさせることができると思います。

【地域、仲間との関わりなど】
 地域の消防団や農協青年部などに加わり、お祭りの手伝いやイベントなどに参加し、地域の方々と交流しています。若い人が少なく、今後を考えると少し心配になりますが、自分が生き生きと活動することで、次の世代の人たちに繋げていくことができると思い、楽しみながら活動しています。
 また、農大時代の仲間と集まったり、メール等で情報交換を行っています。同世代で農業をしている仲間がいるということは本当に心強く、農大に入って本当に良かったと思います。 

【今後の目標】
 平成31年に、さらに約40aの農地に、きゅうり10a、うるい、そばを作付し、うるい促成用ハウスを設置して規模拡大を行います。現在、きゅうりは9月下旬まで収穫していますが、それを10月上旬まで伸ばし収量を上げ、就農計画の所得目標を達成させます。
 この地域に20代の農業の担い手は自分1人です。この地域の農地をどのように守っていくかが課題です。自分1人だけだと思うとプレッシャーが大きいですが、1人で抱え込まず、農協の方々や町、県の方々、農大の恩師や仲間に相談しながら、自分らしくやっていきたいと思います。将来は、法人化し、人を雇い、地域の農地を守る「㈱大夢ファーム(仮)」の経営者となりたいと思います。


叶内 大夢さん
叶内 大夢さん

接ぎ木作業の様子
接ぎ木作業の様子


発信者/最上農業技術普及課 田口奈津子

問合せ先/TEL:0233‐29‐1326 FAX:0233‐22‐2026

更新日/2018年 5月 28日

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