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大玉で外観の優れるさくらんぼ新品種「山形C12号」を開発しました

 本県は、「佐藤錦」を中心にこれまで日本一のさくらんぼ産地を築きあげてきました。しかし、品種構成が「佐藤錦」に偏重していることから豊作年は収穫が遅れ、品質が低下するなどの課題も生じています。また、国内外での産地間競争が激しくなる中で、他産地の追随を許さないブランドの強化を図る必要があります。このような課題を解決するため、当試験場では、本県に適した大玉で外観がよく、商品性の高い「山形C12号」を開発しました。
「山形C12号」は平成9年に「紅秀峰」を種子親に、C-47-70(「レーニア」×「紅さやか」)を花粉親として交雑したもので、平成29年12月19日に品種登録出願が農林水産省より公表されました。
 最大の特徴はこれまでの品種に比べて果実が大きく、着色良好でツヤがあり外観が優れている点です。果実は「紅秀峰」よりも大きく、3L(28~31㎜)が中心となります。果実品質に関しては、糖度が20度以上と「佐藤錦」並みで、酸味が少なくすっきりとした甘さで、食味良好です。果肉が硬くしっかりとしているため、収穫期間が長く、ウルミ果や果肉軟化の発生が少ないことも特徴です。このため、日持ち性、輸送性にも優れることから、高級贈答や輸出向けの販売が期待されます。
 今後は、樹体管理や着果管理により品種の能力を最大限発揮できる大玉・高品質安定生産技術を確立し、速やかな現場への普及を推進してまいります。


「山形C12号」の結実状況
「山形C12号」の結実状況

「山形C12号」の果実
「山形C12号」の果実


発信者/明石秀也

問合せ先/0237-84-4125

更新日/2018年 2月 13日

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