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「シャインマスカット」の長期貯蔵技術と輸出実証

「シャインマスカット」は、香りが豊かで、皮ごと食べられ、貯蔵性に優れた白系ぶどうです。園芸試験場では、本県がぶどうを遅い時期に出荷できる産地である特性を活かし、ぶどうの流通量の少ない年末年始や中華圏の春節(2月)需要に対応した出荷が出来るよう、長期貯蔵技術の開発や輸出実証を行うため、農林水産省「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」(平成25年度~29年度)の支援を受けて取り組んでいます。
「シャインマスカット」は貯蔵性に優れるものの穂軸の褐変、果粒の萎凋、腐敗等からこれまで普通冷蔵での貯蔵期間は2ヶ月が限度でした。このため、当場では、切花用鮮度保持資材「フレッシュホルダー」を利用した長期貯蔵技術の開発に取り組み、普通冷蔵でも2~4ヶ月程度の長期貯蔵が可能となりました。
また、「シャインマスカット」輸出実証試験では、これまで、1年目は台湾、2年目はシンガポール、3年目である平成29年度は香港に向けた輸出実証を行う予定となっており、輸出する際、脱粒(果粒が取れてしまう)の軽減が重要になることから、脱粒を最小限に留めるための果房条件(房作り)や包装形体を中心に検討しています。これまでの試験から、果粒同士がしっかり密着している果房で脱粒が少ない傾向にあること、果房の上部で脱粒が発生しやすいことが明らかになってきました。
当場では、引き続き輸送に適する果房条件、流通条件の検討を行い、栽培から長期貯蔵、流通までの最適条件の体系化を目指します。


フレッシュホルダー(軸に差し込んで使用)
フレッシュホルダー(軸に差し込んで使用)

貯蔵後の果房の様子(4ヶ月後)左:無補給、右:水分補給
貯蔵後の果房の様子(4ヶ月後)左:無補給、右:水分補給

輸出実証試験の梱包の様子
輸出実証試験の梱包の様子


発信者/農業総合研究センター園芸試験場 増田 華歩

問合せ先/0237-84-4125

更新日/2017年 10月 11日

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