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朝日ロンバス方式による耐雪型早期成園化技術の実証

 りんごは本県果樹の重要品目ですが、近年、老木化や雪害による生産力低下が進んでおり、その対応が課題となっています。生産の向上には改植が必要ですが、成園化には10年以上の年数を要することから、なかなか進みにくい状況となっています。
 そこで、当試験場では、朝日町の農家が開発した「朝日ロンバス方式」に注目し、耐雪性と早期多収性を兼ね備えた栽培技術の実証試験に取り組み始めました。「朝日ロンバス方式」は、鋼管とエスター線を組合せ、りんご樹の主枝を誘引する仕立て方です。(「ロンバス」は鋼管とエスター線で形成される「菱形(rhombus)」の意)
台木は主に、M.26やJM2等の半わい性台木を使用し、樹形は、定植当年または翌年に発生した枝を4本選んで主枝とし、主幹を早めに切り下げる「早期開心形」に仕立てます。
 これまで豪雪地では、雪害回避のため低い位置から発生した側枝を剪除し、翌年高い位置から出し直した側枝を主枝として用いてきましたが、「朝日ロンバス方式」では雪害リスクが軽減されることから高さ1m以下の低い位置から発出した枝も利用可能となり、早期に収量を上げることが期待されます。現地実証園における調査結果では、朝日ロンバス方式を導入した6年生樹で10a当たり2.3tの高い収量が得られました。また、ほとんどの果実の着果位置は地上高2m以下と低く、栽培管理や収穫作業が軽労的であると考えられます。
 今後、当試験場では、耐雪性の評価や、さらに収量を向上させるための技術開発に取り組んでいきます。

図2 朝日ロンバス方式の模式図

図1 朝日ロンバス方式6年生樹の着果状況(品種:昻林)
図1 朝日ロンバス方式6年生樹の着果状況(品種:昻林)


発信者/會田孝裕

問合せ先/0237-84-4125

更新日/2016年 12月 27日

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