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さくら「啓翁桜」の早期落葉の影響と軽減対策

 さくら「啓翁桜」の切り枝促成では、新梢の伸長抑制と花芽着生を促すため、5~6月頃に環状剥皮処理が行われます。処理後、高温少雨で経過した場合や樹勢が低下すると、樹内に健全な枝と8月頃から葉が黄化する枝が混在し、後者は自然落葉時期(場内11月20日頃)より早く落葉します。
 これまでの場内試験では、11月1半旬以前に落葉した促成枝は、促成開始からの開花所要日数が多く、開花率が低くなる傾向があります。11月2半旬以降に落葉した枝は、概ね開花に問題はなく、品質は良好でした。また、8月に葉が黄化した樹へ、速効性化成肥料で10aあたり窒素成分5kgを施肥すると、11月1半旬以前の早期落葉を大幅に軽減できました。
 これらのことから、生産場面では8月に葉が黄化した樹へ施肥し、できるだけ早期落葉を防ぐよう努める必要があります。さらに、11月1半旬頃に園地を巡回して早期落葉した枝をマーキングし、11月2半旬以降の落葉枝と区別することで、促成束の商品性低下を防ぐことが可能となります。なお、切り枝促成の開花率が低下する落葉時期は、地域により異なる可能性があるため、当試験場では今後とも農業技術普及課と連携して調査を継続していきます。


 図2 施肥が落葉に及ぼす影響※平成27年実施、施肥時期:1回8/21、2回8/21・9/22

図1 8月施肥した樹の落葉期別開花状況※平成27年度実施、促成34日後
図1 8月施肥した樹の落葉期別開花状況※平成27年度実施、促成34日後


発信者/西村 林太郎

問合せ先/0237-84-4125

更新日/2016年 7月 26日

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