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西洋なし胴枯病の生態

 本県の西洋なし主産地において、近年、胴枯病の発生により枝が枯死して樹体の維持が困難となったり、収量が低下する被害が出てきています。
 西洋なし胴枯病の原因菌は糸状菌(カビ)の一種です。病原性のある胞子の噴出は、西洋なし「ラ・フランス」では満開2週間後の平年では5月上中旬頃から始まり、満開30~40日後の6月上旬頃がピークとなります。なお、全体噴出量の95%以上は満開70日後の7月上中旬頃までに噴出するので、胞子の噴出消長から、満開2週間後頃~70日後頃が重要な防除時期となります。
 また、この病気は若い枝(主に新梢)を中心に感染しますが、感染当年は発病がみられません。感染翌年(主に2年枝)の7月以降に小黒点状の病斑が出現してそのまま越冬し、感染翌々年(主に3年枝)の5月頃から病斑の急速な拡大が始まり、花芽や枝の枯死を引き起こします。4年枝以上の枝にみられる病斑は、進展が止まり治癒した古い病斑が大半です。しかし、中には再拡大して枯死に至るものや、胞子を噴出して感染源となるものもみられるため、病斑の削り取りや被害枝の剪除によって感染源を減らすことが重要です。
 当試験場では、今後とも引き続き感染機作の解明や効果的な防除対策の確立を目指し、試験研究に取り組んでまいります。


胴枯病による枝枯れ
胴枯病による枝枯れ


発信者/後藤佳奈

問合せ先/0237‐84‐4125

更新日/2016年 5月 26日

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