「山形おきたま伝統野菜うこぎ新梢実需者説明会」の開催について
去る7月15日、置賜総合支庁は米沢市との共催により、置賜総合文化センターにおいて「山形おきたま伝統野菜うこぎ新梢実需者説明会」を開催しました。うこぎ(ヒメウコギ)については、かつて米沢を治めた上杉氏が救荒食として利用できるうこぎ垣根の栽植を奨めたともいわれ、春先に萌芽した新芽を収穫する風景は、季節の風物詩ともなっています。歴史や伝統を感じさせますが、栄養的にもポリフェノール類、カルシウム、ビタミンCを多く含む優れた食材です。
置賜総合支庁は、垣根から採取する新芽に代わる新たな野菜的な栽培を目指し、5月から8月にかけて伸びる若い枝を収穫する技術を開発しました。この収穫物を「うこぎ新梢(しんしょう)」と名付け、総合支庁と米沢市及び栽培者組織の「うこぎ栽培研究会」が連携して、栽培技術の普及と消費PRを進めています。
今回の説明会は、うこぎ新梢を旅館や料理店、学校給食等で調理にあたる方々に知っていただくことを目的に、45名の参加のもと開催することができました。
説明会の第1部では、生産者代表としてうこぎ栽培研究会会長の黒田正彦さん(米沢市)から新梢栽培のエピソードを、また、実需者代表としては「味どころふる山」の古山裕喜さん(米沢市)から「うこぎは肉との相性がよい」等、うこぎ調理のポイントをお話しいただきました。
また、第2部では古山さんから提供いただいたレシピをもとに、おきたま味のサポーターの方々が作ったうこぎ料理(うこぎ新梢と生ハム巻き、うこぎ新梢とベーコンの炒め物、うこぎ新梢のかき揚げ、うこぎ新梢とうなぎご飯)を参加者で試食し、意見交換を行いました。
参加者からは「うこぎの風味が引き立って美味しい」、「調理が簡単で美味しくお店でもぜひ出したい」、「歴史とからめた地域色と物語性が観光客に喜ばれる」、「学校給食でも好評」といった意見が出されました。また、うこぎ栽培研究会会員との間で、栽培方法や出荷期間等についての情報交換も行われ、今後の新たな料理メニューの開発、需要拡大によるうこぎ生産の振興に向けて参加者の期待が高まりました。
※おきたま味のサポーターとは、伝統料理の普及・伝承を目的に結成されたグループ。
発信者/置賜総合支庁 農業技術普及課 中川 隆彰
問合せ先/0238-57-3411
更新日/2010年 7月 29日
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