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新規就農者からのアドバイス6[山形ガールズ農場 菜穂子さん]

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第6回は「社長の苦悩~人を雇うということ~」です。


【農家は、社長です!】
 農業を始めたときに、感じたのは「すべて自分でやらなければならない」ということ。
 それは、逆に言えば自分で思うようになんでもできるということ。
 成功するも自分次第、失敗するも自分次第。
 その自覚を持って挑まないといけません。

 たとえばの話、なすが虫に食べられて収量が半分になってしまったら、それはすなわち収入がなくなるということ。暮らしていけないということ。自分の食事が食べられなくなるということ。

 だから、真剣になるわけです。

 そこを社員にはどのように伝えたらいいものか、というところに今悩んでいます。お給料をもらって農業をやるということは、その真剣さを引き出すには違う方法がないといけないのだと感じています。わたしは、お客様に喜んでもらう経験を、みんなにしてもらうというところで「いいものを作りたい!」という気持ちを引き出すようにしています。公開性にしていて、その中でお給料を決める、という農家もありますね。方法はいろいろあると思います。

【百のことができるお百姓になりたい】
 わたしが、農業を始めた7年前から名刺に刻んでいる言葉です。
 農業は頭も使うし、身体も使う。コミュニケーションも必要!そのどれが欠けていてもいけない仕事です。バランスが大事だとつくづく感じます。しかしそんなにバランスの取れた人はいないのです。頭を使うのは得意だけど、身体が利かない。作業は早いけど、数字の計算が弱い。人間ですから、当たり前ですよね。製造業としての性質と、営業も必要、経営なので数字計算も必要です。単純な話、仕事が半分しかできなければおのずと利益は減るわけです。農業も営業や総務など一般企業のような仕事があればいいのですが、身体が使えることがまずは基本になると思うので、そこは必ずクリアさせたいと思っています。

 これから農業を始めよう、と思っているみなさん、誰でもできると思ったら大間違い!ですよ!

【組織づくり】
 それでもあえて雇用するのは、同じ志を持った社員が欲しいからです。少なからず私の理念に共感して集まってきた社員たちなので、もっともっと目標を共有して、自分のこととして取り組むことができる。これから規模を拡大する予定ですから、その際には貴重な存在となるはずです。今は、四六時中一緒にいることで、わたしが何をしたいと思っているのか、なぜこのようなことをしているのか、同じ釜の飯を食べて共同体としての組織を作っていこうとしているところなのです。

 事業が拡大すれば人を雇う、という順序が正しいのかもしれないのですが、農業の人育ては時間がかかります。ですから、今は拡大するために人材に投資をしている段階です。


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村山市 菜穂子さん プロフィール
村山市出身、農家の3女として生まれる。大学時代、教育実習の経験から“食と命”に興味を持ち、あらためて農業に魅力を感じ就農。平成17年度農業大学校の研修(直売部門)と並行し、山形県産果実消費拡大キャンペーンにも参加。平成19年国立ファーム(有)へ入社し、生産から販売までの仕事を経験。平成21年4月同社の生産部門として、国立ファーム(株)山形ガールズ農場を始動。同社代表を務める。県農業青年クラブ連絡協議会元会長。

~これからの内容(予定)~   
 8月 流通と生産のチームワーク
 9月 女子大生が集まる農場
10月 ブログで情報発信
11月 加工で増える、産出額。でるか、利益?
12月 冬こそ、フル回転
 1月 続けるために、来年は

★★皆様から菜穂子さんへのコメントや質問等を受け付けます。    
   下記のメ-ルアドレスにお送り下さい。お待ちしています。




問合せ先/山形県新庄市大字角沢1366 TEL・FAX0233-22-8794

Email/nf-funtoki@agrin.jp

更新日/2010年 7月 29日

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