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「味の箱舟」~山形おきたま伝統野菜「花作大根」の地元定着に向けて~

 「花作大根」は、長期保存できる漬物用として長井市花作地区に伝わる小型の地大根です。漬物でのパリパリした食感が特徴で、かつては置賜一円で栽培されていましたが、生産性の低さや食生活の変化などから姿を消し、生産量が少ない「幻の大根」と呼ばれています。
 現在、山形おきたま伝統野菜の11品目のひとつに認定されており、スローフード協会本部(イタリア)から食の世界遺産「味の箱舟」にも認定されています。
 復活を目指している生産者グループの「ねいてぶ花作大根」が7年前から地元への定着を目指して、採種した種子の配布、栽培方法や漬け方の指導に取り組んできました。また、「この大根の味をもっと知ってもらいたい」とオリジナルの酢漬けの商品化にも取り組み、消費者から好評を得ています。
 長年のうちに交雑がおこり品種としての形質にばらつきがみられていたため、5年前から採種ほを設置して優良系統選抜を行ってきており、形質の揃いは格段に良くなっています。
 例年、は種作業は、8月下旬から9月初旬にかけて行われます。生産グループでは、は種作業の前に生産者を対象にした栽培講習会を開催してきました。施肥やうね立て等のほ場準備、は種から収穫までの管理作業を学びます。本年度は、第1回を7月30日に行います。は種作業直前の8月下旬にも第2回を行い、管理技術を習得し、安定した生産量を確保していく予定です。
 生産者はまだ少ないものの、栽培は着実に定着しつつあり、漬物の販売も行われてきています。当普及課では、これからも生産者、関係機関と連携して栽培・加工両面の技術支援を行っていきます。


発信者/石山 秀峰

問合せ先/0238-88-8215

更新日/2010年 7月 26日

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