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新規就農者の紹介 安部真理さん(長井市)

作業風景
作業風景

二人で
二人で

【氏 名】安部 真理(あべ まり)
【年 齢】26歳
【家族構成】本人、婚約者、両親、姉
【市町村】長井市

【就農前のプロフィール】
 農高卒業後短大に進学し、その後、山梨県の農業大学校にて学ぶ。ドイツの農場で1年間研修したのち、就農。

【就農後の経営規模、内容】
 ぶどう 1.5ha(高尾、スチューベン、ロザリオビアンコ、ロザリオロッソ)
 たらの芽 20a

【新規就農を考えている方へのアドバイス】 
 農業を好きになって、目標を持って、楽しく仕事してください。

【就農の動機】
 真理さんの家は、長井市の伊佐沢地区にある大きなぶどう農家です。二人姉妹の妹である真理さんは、家はお姉さんが継ぐものと思っていました。しかし、ちょうど自分の短大卒業とお姉さんの大学卒業が同じ年で、お姉さんのほうが先に就職が決まり自分は決まらず、という時に、お父さんから、就農に向けて山梨県の農業大学校に進学したらどうかと勧められました。

【本格的に就農することを決意】
 家を継ぐことについて、始めはあまり乗り気でなかった真理さんですが、農業大学校で勉強するうちに、農業って楽しそう!という意識を持ったそうです。大学校では、熱い、すばらしい先生方との出会いがあり、「どのようなことでも、役に立たないことはないんだ。ぶどうのことだけでなく、農業全体のことも、農業以外のことでも何でも、広い視野を持って見るように」と教えられました。

【就農までの経過】
 山梨県の農業大学校を卒業した後、(財)国際農業者交流協会主催の海外農業研修に参加し、ドイツでワインぶどうとりんごを栽培している農家で1年間研修してきました。大型の機械を使用し、車に乗ったままの摘果や新梢管理や収穫など、スケールの大きい省力栽培が徹底しているかと思うと、【ビオ】と呼ばれる有機栽培への取組みも盛んで、いろいろな点で日本との違いを感じてきたそうです。特に、経営者と労働者がはっきりと別れており、経営者は上手に人を使って効率的に仕事を回しており、労務管理がしっかりとなされている点が重要であると感じてきたそうで、今後の自分の経営を考える上での指標にしたいと語っています。

【パートナーとの出会い】
 就農した年の冬、冬期間のアルバイトとして北海道のリゾートホテルに行った真理さんは、同じアルバイト仲間であった内堀陽太さんという北海道出身の青年と出会いました。二人は意気投合し、アルバイトが終わった春、彼は、一緒にぶどう作りをするために、真理さんの家にやってきました。これまでまったく農業とは縁がなかった彼ですが、実は自然や生き物が大好きで、このようなところで仕事ができるのはとても自分に合っている、とのことで、真っ黒に日焼けし、生き生きと毎日を過ごしています。今では二人で長井市の農業青年組織にも加入し、地元の仲間たちとの交流も活発に行っています。

【日々の暮らし】
 真理さんの就農に伴い、新たな栽培方法や品種に取り組んでみたいとの希望から、就農施設等資金を借り、ぶどうの施設を増設しました。また、冬場の農閑期にも収入を得られるよう、たらの芽栽培も始めました。
 作業する上で、疑問な点はまずお父さんに聞いています。また、作業日誌もつけ始めており、経験を積むためには何でもすぐメモを取って積み重ねていくことが重要と感じています。
 また、現在お母さんが担当している顧客管理をできれば早いうちに引き継ぎたいと考えています。長年お付き合いのあるお客様も多く、一人一人を覚えているお母さんのようになるには時間がかかるかなと思っていますが、発送が立て込んでくる時期になるとミスも発生しやすくなることもあって、より効率的に整理した方法で管理できればいいと考えており、この冬の仕事で取り組む予定にしています。

【今後の目標】
 今のところはまだお父さんについて習いながら仕事をしている段階ですが、少しずつ、お父さんのいろいろな技術を引き継ぎながら、自分なりの経営に取り組んで行きたいと考えています。
 いずれ取り組んでみたいと考えているのが「短梢栽培」です。品質がそろって管理が楽そうだという点が魅力だということで、実践講座などで各地の先進園地をたくさん視察したいと意気込んでいます。また、ブルーベリーなどの小果樹も栽培してお客さんを呼んで観光果樹園をしてみたい、干しブドウやジャムなどの加工品作りにも取り組んでみたい、などの夢もふくらんでいます。

執筆者
氏 名  金田紀子
所 属  置賜総合支庁西置賜農業技術普及課
TEL  0238-88-8216
FAX  0238-83-1119



発信者/農業大学校 研修部

問合せ先/山形県新庄市大字角沢1366 TEL・FAX0233-22-8794

更新日/2010年 7月 29日

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