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新規就農者からのアドバイス4[山形ガールズ農場 菜穂子さん]
「素人上等!お師匠を探そう」
ガールズ農場を始める前、父のもとで働きました。
小さなころから畑へ出ながら育った私にとって、りんごやさくらんぼ、スイカの仕事は身体にしみ込んでいました。
でも、わたしが知っているのは、ほんの一部であったことも、農業を始めて1年目に知りました。車の運転を自分でやらないと道を覚えないのと一緒で、指示されたことをやっていただけでは、覚えるスピードがまるで違ってきます。農業は、実に奥が深い。理論も理解していながら、自然を読む父親を尊敬する結果となりました。
きっとこれは、経験でなんとかなるはず。と、体当たりでぶつかってきた3年間でした。
ガールズ農場を始めるにあたって、初めて取り組んだのが、漢方ミスト米とミニトマトの栽培でした。素敵なお師匠にめぐり合い、スタートしました。
【トマトのお師匠は川崎徹さん】
川崎徹さんは、冬の販売研修の時にミニトマトの試食販売をしていて、売り場で一番売れるトマトを作っていた方です。ダメもとで、面倒見ていただけませんか?とお願いしたところ、すんなり「いいよ、簡単だよ!」とOKをいただき、晴れて弟子入り。次の週には、宮崎まで泊まり込みで1週間お世話になりました。奥様と一緒にお手伝いをさせていただき、独自で考えたというトロ箱を利用したシステムごと教えてくださいました。
困った時、いつも持っている携帯電話で、川崎さんに電話してみよう!疑問に思ったことなんでもぶつけ、「こうやったらこうなったんですが、こういうことでよいのでしょうか?虫が、病気が、肥料濃度が…」それでも川崎さんはいつも、丁寧に応えてくださいます。どの品種がよいかについても、情報交換をしています。
【漢方ミスト米のお師匠は古川勝幸さん】
ちょうど、東京の国立ファーム有限会社内で、春から始めるガールズ農場の準備をしていたときに、いらっしゃったのが郡山の古川勝幸先生でした。漢方米の話が遠くから聞こえてきて、耳がピクっとしました。「何それ?」面白そう、作ってみたいかも!と、反応しました。ガールズ農場のイメージにぴったりはまるこのお米。古川先生は、5年連続で食味コンクールで金賞を取られたほどの腕前で、試食させていただいたお米もすっと喉を通り、雑味のない素直な味でした。身体になじんでいく感じ。そのお米のおいしさに惚れて、またもお願い。「わたしも漢方米を作りたいです」と。そこで古川先生は、「教えてあげるよ。田植えから稲刈りまで、すべて指導します」と言ってくだいました。昨年は月に1度は郡山に伺って、指導していただきました。漢方ミスト米のおコメ作りはこれまで父と行ってきたおコメ作りと違うところがたくさんありました。70株植えるところを、50株しか植えませんし、追肥のタイミングもちょっと違います。写メールを撮って見ていただいたり、電話で相談したり。
トマトと漢方ミスト米、共通して言えたのが、いくら研修に行っても自分で動きだすと分からないことが次々出てくること。
教えてもらうのではなく、盗む感覚で見せていただくと、自分の身についていきます。自分からガンガン質問していくことで、お師匠も応えてくださいます。何よりその姿勢が大事だと思います。教えてくださることは、「暇ダレ」なんだけど、付き合ってくださるお師匠にとても感謝しています。
【忘れていけない身近なお師匠】
そして、身近なお師匠は、父です。父に見てもらうこともしばしば。見てと頼んでいなくても見てくれています。様子がおかしい時、2人のお師匠に教えていただいた方法が、この地域に合っているのかどうか、ここの土の特徴はどうか、水路の特徴など…。農業はその地域にあった作柄でないとうまく育ちません。この土地で30年間農業をしてきた、身近な父の存在が心強かったです。おかげで1年目から、収穫をすることができました。初心者のうちは、知らないことは恥ずかしいことではない。どんどん動いて、見て盗んで、質問をして、覚えていきましょう!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
村山市 菜穂子さん プロフィール
村山市出身、農家の3女として生まれる。大学時代、教育実習の経験から“食と命”に興味を持ち、あらためて農業に魅力を感じ就農。平成17年度農業大学校の研修(直売部門)と並行し、山形県産果実消費拡大キャンペーンにも参加。平成19年国立ファーム(有)へ入社し、生産から販売までの仕事を経験。平成21年4月同社の生産部門として、国立ファーム(株)山形ガールズ農場を始動。同社代表を務める。県農業青年クラブ連絡協議会会長。
~これからの内容(予定)~
6月 社長の苦悩~人を雇うということ~
7月 さくらんぼ、が与える感動
8月 流通と生産のチームワーク
9月 女子大生が集まる農場
10月 ブログで情報発信
11月 加工で増える、産出額。でるか、利益?
12月 冬こそ、フル回転
1月 続けるために、来年は
★★皆様から菜穂子さんへのコメントや疑問等を受け付けます。
下記のメ-ルアドレスにお送り下さい。お待ちしています。
ガールズ農場を始める前、父のもとで働きました。
小さなころから畑へ出ながら育った私にとって、りんごやさくらんぼ、スイカの仕事は身体にしみ込んでいました。
でも、わたしが知っているのは、ほんの一部であったことも、農業を始めて1年目に知りました。車の運転を自分でやらないと道を覚えないのと一緒で、指示されたことをやっていただけでは、覚えるスピードがまるで違ってきます。農業は、実に奥が深い。理論も理解していながら、自然を読む父親を尊敬する結果となりました。
きっとこれは、経験でなんとかなるはず。と、体当たりでぶつかってきた3年間でした。
ガールズ農場を始めるにあたって、初めて取り組んだのが、漢方ミスト米とミニトマトの栽培でした。素敵なお師匠にめぐり合い、スタートしました。
【トマトのお師匠は川崎徹さん】
川崎徹さんは、冬の販売研修の時にミニトマトの試食販売をしていて、売り場で一番売れるトマトを作っていた方です。ダメもとで、面倒見ていただけませんか?とお願いしたところ、すんなり「いいよ、簡単だよ!」とOKをいただき、晴れて弟子入り。次の週には、宮崎まで泊まり込みで1週間お世話になりました。奥様と一緒にお手伝いをさせていただき、独自で考えたというトロ箱を利用したシステムごと教えてくださいました。
困った時、いつも持っている携帯電話で、川崎さんに電話してみよう!疑問に思ったことなんでもぶつけ、「こうやったらこうなったんですが、こういうことでよいのでしょうか?虫が、病気が、肥料濃度が…」それでも川崎さんはいつも、丁寧に応えてくださいます。どの品種がよいかについても、情報交換をしています。
【漢方ミスト米のお師匠は古川勝幸さん】
ちょうど、東京の国立ファーム有限会社内で、春から始めるガールズ農場の準備をしていたときに、いらっしゃったのが郡山の古川勝幸先生でした。漢方米の話が遠くから聞こえてきて、耳がピクっとしました。「何それ?」面白そう、作ってみたいかも!と、反応しました。ガールズ農場のイメージにぴったりはまるこのお米。古川先生は、5年連続で食味コンクールで金賞を取られたほどの腕前で、試食させていただいたお米もすっと喉を通り、雑味のない素直な味でした。身体になじんでいく感じ。そのお米のおいしさに惚れて、またもお願い。「わたしも漢方米を作りたいです」と。そこで古川先生は、「教えてあげるよ。田植えから稲刈りまで、すべて指導します」と言ってくだいました。昨年は月に1度は郡山に伺って、指導していただきました。漢方ミスト米のおコメ作りはこれまで父と行ってきたおコメ作りと違うところがたくさんありました。70株植えるところを、50株しか植えませんし、追肥のタイミングもちょっと違います。写メールを撮って見ていただいたり、電話で相談したり。
トマトと漢方ミスト米、共通して言えたのが、いくら研修に行っても自分で動きだすと分からないことが次々出てくること。
教えてもらうのではなく、盗む感覚で見せていただくと、自分の身についていきます。自分からガンガン質問していくことで、お師匠も応えてくださいます。何よりその姿勢が大事だと思います。教えてくださることは、「暇ダレ」なんだけど、付き合ってくださるお師匠にとても感謝しています。
【忘れていけない身近なお師匠】
そして、身近なお師匠は、父です。父に見てもらうこともしばしば。見てと頼んでいなくても見てくれています。様子がおかしい時、2人のお師匠に教えていただいた方法が、この地域に合っているのかどうか、ここの土の特徴はどうか、水路の特徴など…。農業はその地域にあった作柄でないとうまく育ちません。この土地で30年間農業をしてきた、身近な父の存在が心強かったです。おかげで1年目から、収穫をすることができました。初心者のうちは、知らないことは恥ずかしいことではない。どんどん動いて、見て盗んで、質問をして、覚えていきましょう!
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村山市 菜穂子さん プロフィール
村山市出身、農家の3女として生まれる。大学時代、教育実習の経験から“食と命”に興味を持ち、あらためて農業に魅力を感じ就農。平成17年度農業大学校の研修(直売部門)と並行し、山形県産果実消費拡大キャンペーンにも参加。平成19年国立ファーム(有)へ入社し、生産から販売までの仕事を経験。平成21年4月同社の生産部門として、国立ファーム(株)山形ガールズ農場を始動。同社代表を務める。県農業青年クラブ連絡協議会会長。
~これからの内容(予定)~
6月 社長の苦悩~人を雇うということ~
7月 さくらんぼ、が与える感動
8月 流通と生産のチームワーク
9月 女子大生が集まる農場
10月 ブログで情報発信
11月 加工で増える、産出額。でるか、利益?
12月 冬こそ、フル回転
1月 続けるために、来年は
★★皆様から菜穂子さんへのコメントや疑問等を受け付けます。
下記のメ-ルアドレスにお送り下さい。お待ちしています。
発信者/農業大学校 研修部
問合せ先/山形県新庄市大字角沢1366 TEL・FAX0233-22-8794
Email/nf-funtoki@agrin.jp
更新日/2010年 5月 27日
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