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作物名6月の見通し

おうとう
全体的には開花が前年より5~10日遅く、満開までの期間が長くかかった。そのため、山梨産露地物が5月末からのスタートとなり、山形産は6月中旬からとなる。秋田産は5月15日の雹害により、秀品率は落ちるものの、6月末からは出荷開始となる。昨年より出回りが後半にずれるため、6月の入荷量としては前年より少なく、価格は若干高値基調を見込む。

ぶどう
島根・大阪・山形・山梨産のデラウウェアが中心の販売。引き続き大房品種も出揃ってくる。6月上旬には岡山のシャインも始まる。長野・栃木・山梨・岡山の巨峰やピオーネも潤沢な出荷が見込まれる。5月は高値基調だったが、品種出揃うことで相場も徐々に相場は落ち着いてくる。桃やおうとうなど競合する露地の夏果実が増えてくるが、輸入ブドウの入荷が5月でほぼ終了し、店頭では国産ブドウを販売しようとする流れが出てくる中で、デラウエアなどの引き合いは強まることが見込まれる。

もも
山梨産の露地桃の開花は3月からの低温続きで前年に比べて5~7日遅く、その後の生育も遅れ気味に推移している。山梨産露地物の出荷開始は6月中旬からの予定で、引き続き和歌山・福岡の露地物も始まる。前年より出回りが遅く、需要期にあった出荷パターンとなりそうであり、販売環境は良いだろう。早生種「ちよひめ」「はなよめ」の出始めがおうとうのピークと重なることで、初荷時の価格は若干前年を下回るかもしれないが、全体の流れとしては良い。

メロン
関東産露地メロンの出荷が本格化してくる。5月中旬までは天候不良などの影響で小玉傾向が見られ、出荷箱数が伸び悩んでいたが、下旬からの好天で玉肥大も回復してきており、6月に入れば前年並の数量に回復してこよう。品種は青肉の「アンデス」「貴味」と赤肉の「クインシー」など。一時的に品薄となったこともあって価格はしっかりとしており、5月の販売環境は悪く無く、6月にかけても安定した価格推移が見込まれる。中旬以降は価格もほぼ保ち合いとなろう。

きゅうり
終盤の関東産は平年作。東北産は現状、出荷ペースは緩慢だが、6月には回復し入荷順調の見込み。月計の予想入荷量は前年並み。上旬は関東産、西南暖地産も減少に向かうが、東北産が増えきらず上げ気配強まり、中旬は相場保合い。下旬になって東北産の露地物が本格的に出回り下げ気配強まる。価格はほぼ前年並みだが、平年よりやや安。

トマト
西南暖地産は減りながらの推移。関東産は現状、出方は鈍いが、6月は平年並みに回復の見込み。東北産は低温のためやや出遅れの予想も、北海道産は前年と同じく5月下旬からのスタート。各産地とも状況はまちまちだが、生育環境は前年よりも良好で、月計の予想入荷量は前年より微増。上旬まで西南暖地産、関東産とも潤沢に出回り、下げ気配強まるが、中旬は産地移行期のため端境となり上げに転じ、東北、北海道産が本格出荷は保合い推移。価格は前年比安だが平年並み。

なす
西南暖地産、関東産とも天候次第で日々の増減はあるも、目立った問題なく、作柄は概ね順調。6月は梅雨入りし、作柄の乱れが予想されるが、月計の予想入荷量は前年と横ばい。上旬は西南暖地産も不足なく入荷し、相場は保合い。中旬以降は関東産の露地物の増量にともない軟調推移。価格は前年より若干安だが、平年よりは高い。

ねぎ
茨城、千葉産とも前年は生育前進したが、本年は平年並み。現状、作柄は平年作と安定している。千葉産は作付増の流れもあり、月計の予想入荷量は前年比105%。上中旬まで相場は保合い推移も、下旬は関東産から東北産への移行期となり、上げ気配強まる。本年は中国産も出回り順調の見込みから、国産品の引合いは前年ほど強くはなく、価格は高値の前年比安も平年並み。

だいこん
終盤の千葉産は切り上がりは例年と変わらずだが、シーズン当初から出荷前進しており量的には少なかった前年並み。青森・北海道産は前年生育進んでいたが、本年は平年並みの出回り状況となる。気温高による品質低下、青森・北海道産は5月中旬の強風のため下位等級品の発生の懸念もあり、月計の予想入荷量は前年比95%。上旬は関東産が切り上がり、上げ気配強まるが、中旬以降は青森・北海道産の増量により下げながらの推移となる。価格は前年よりやや安く、平年よりやや高。