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作物名10月の見通し

りんご
9月下旬から各種中生種の出荷が本格的に始まって状況は一転。これまでの「つがる」を中心とする早生種は鮮度重視の販売であったが、中生種からは食味重視に。外気温も下がって消費環境が良くなると同時に各県オリジナル品種も出てきてバラエティに富んだ品揃えとなって売り場も拡大。前年は貯蔵品から続く高値基調を9月上旬に価格をリセットできたことが中生種以降の堅調な販売に結びついた。本年も9月前半にかけてりんご類の価格は下げ基調となっているが、全体に作柄も悪くなく、9月下旬から持ち直して10月は月通じて安定した価格推移となろう。

ぶどう
露地ぶどう全体に生育遅れから前年に比べ遅い出荷になっている。そのため10月の販売数量は前年に比べ多くなる予想である。また、黒系のぶどうは色付きが良くなく赤玉中心になると思われ、全体数量があるのは10月中旬頃までだが、10月いっぱいの販売はできる。

かき類
主産県の柿生産面積は昨年の98%で出荷量は着荷量から見て平年並みからやや多く107%。肥大状況は平年並みからやや小玉になり、病害虫の被害はほとんど無く生理落果も少ない。好天続きで高温傾向のため日焼け果の発生も一部あることから、例年より小玉や下等級の販売が多くなると思われる。

きゅうり
東北産地は長引く天候不順のため、平年作を下回り、入荷量は少なかった前年並み。関東産は作付増の流れの中、平年作と見込まれ、月計の予想入荷量は前年比105%。上旬は東北産が減り込み上げ気配強まるが、下旬は関東産の増量と西南暖地産も出始め、弱含みの展開が予想される。価格は高騰した前年より大幅安く、平年比でもやや安。

トマト
東北・関東産地の作付け面積は微減傾向。8月~9月にかけての天候不順のため、現状の作柄は平年レベルをやや下回るが、不作だった前年よりも良好。西南暖地産の作柄は平年作と順調。月計の予想入荷量は前年比120%と前年以上も平年並み。9月前半は品薄高で動いたが、中旬以降は入荷回復と高値疲れで、相場は下げながらの推移となっている。10月は平年並みの入荷見込みから、相場は保合い推移と安定。現状の相場の流れと前年の高値反動もあり、価格は前年、平年比でも安。

ねぎ
東北産地は台風18号の被害はほとんどなく、平年作の見込み。北海道産は倒伏、葉折れ等の被害が生じ、正品率低下が懸念される。東北産の入荷見込みは前年並み~やや増、北海道産は少なかった前年並み。月計の予想入荷量は前年とほぼ同じ。例年通り9月下旬~10月上旬まで稲刈り作業でねぎの出回り量は落ち着いており、上げ気配強まるも、下旬には稲刈り作業も終わり、ねぎの増量にともない弱含みの展開が予想される。価格は高値の前年比安も平年よりやや高。

だいこん
各産地とも台風18号の影響はほぼなし。北海道産は出荷終盤だが播種の遅れた地域もあり、平年より増量の見込み。前年天候不順で少なかった関東産は生育順調に推移しており、月計の予想入荷量は前年比120%。上旬は北海道産と出始めの関東産が重なり、下げ気配強まるが、中旬以降は北海道産の減少にともない保合い推移。下旬には関東産の量も出揃い弱含みの展開が予想される。前年のような品薄感はなく、価格は高値の前年より大幅安く、平年比でも安。