[質問]

 たい肥を作るためにどのような努力がされたり、時間がかかったりするのですか。
[答え]

 たい肥は、イネのワラ(いなほを取った残りのくき)や、木の皮、草、家畜のふん尿などをじゅうぶんにくさらせて栄養分を豊かにした肥料です。たい肥ができるときに、くさらせる働きをした「び生物」は、そのままたい肥の中に栄養分として残ります。さらに、たい肥を土にまけば、土の中でゆっくり「び生物」に分解されて養分になるだけでなく、土のつぶを作り、すき間ができて土の性質が改良されていきます。

 でも、たい肥は、値段が化学肥料に比べて高く、ほしいだけの量がすぐ手に入りにくいのが欠点です。そもそもたい肥の原料になる家畜のふん尿が手に入りにくい状況もあるのです。

 それから、たい肥を作るのに、最初から最後まで積みっぱなしにするのでなく、トラクターを使ったり、大きな入れ物の中で「ぼう」を使ってときどき全体を混ぜてやって、「発こう」がうまく進むように工夫して、たい肥の品質がそろうように努力をしています。空気の通りをよくしたりして、水分も減らしてパサパサしたものに仕上げないといけませんし、たい肥の成分や品質をそろえるのはとても大変なことです。
[新潟県の農業試験場のT先生の答え]

 たい肥はいろいろな原料、作り方があります。もみがら、生ゴミ、木くず、オガクズ、木の皮、かれ葉、動物のふん、おしっこ、おから、ふすま...などです。よ〜く、くさらせないと作物をからしてしまいますので、3カ月から1年以上も時間がかかります。ということは、一度作り始めたら、その間は広い土地が、ずっとたい肥用に使われるということですね。大変です。

 また、気温やたい肥がくさるときの温度が低いとひどくにおいます。人にきらわれるどころかおまわりさんを呼ばれたりもします。たい肥は化学肥料に比べて、同じ重さでも肥料分のこさが5分の1とか10分の1くらいしかありませんので、作るときも使うときも5倍から10倍重く、かさばるということになります。

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