[質問]

 たい肥に使われるのはどのような動物のはいせつ物を使うのですか。向き不向きもあるのですか。
[答え]

 たい肥は、イネのワラ(いなほを取った残りのくき)や、木の皮、草、家畜のふん尿などをじゅうぶんにくさらせて栄養分を豊かにした肥料です。たい肥ができるときに、くさらせる働きをした「び生物」は、そのままたい肥の中に栄養分として残ります。さらに、たい肥を土にまけば、土の中でゆっくり「び生物」に分解されて養分になるだけでなく、土のつぶを作り、すき間ができて土の性質が改良されていきます。

 家畜のふん尿を入れないで、草だけでたい肥にすると、肥料成分が一番少なく、イネのワラや木の皮などに少し家畜のふん尿を混ぜたたい肥が、その次に肥料成分が多くなり、家畜のふん尿とオガクズを混ぜたものが一番、肥料の成分を多くふくんでいます。

 でも、栄養分の高いたい肥をたくさん入れすぎると、土の中によけいな養分がたまってしまいます。人にたとえれば「肥満型」になってしまい、これでは健康な作物を作れないだけでなく、たい肥のムダ使いになってしまいます。

 家畜のふん尿の中でも、豚のふんを混ぜた場合、牛のふんやニワトリのふんの場合よりも肥料成分が多くなります。向き不向きというよりは、だいたいこの3つの家畜を飼っている農家が多いので、たい肥に使う材料は、近くにいる農家が飼っている家畜(動物)が何かによるのでしょう。
[新潟県の農業試験場のT先生の答え]

 たい肥は動物のふんを使わなくとも作れますが、肉牛、乳牛(にゅうぎゅう)、ブタ、ニワトリ、ミンク、うずら、ひつじ、やぎ、馬などのふんやおしっこも使います。使い方にはそれぞれとくちょうがあります。一つ例をあげると、牛の場合、肉牛ではふんをそのまま使えますが、乳牛ではミルクをたくさん出させるために食塩をなめさせるので、たい肥が塩っぽくなってしまうというとくちょうがあります。塩分がきついと作物はかれてしまいますので、使うたい肥の量を少しにしなければなりません。

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