| [質問] なぜ、田は四角いのですか。また、なぜ、正方形でなく長方形なのですか? |
| [答え] 昔の田んぼは、【魚のうろこ】のように曲がっていて【猫のひたい】のようにせまい面積でした。今のように四角い田んぼではありませんでした。 「質問集」 の中の [質問]庄内平野では、何年から米作りをはじめたのですか? の答えに田んぼ作りの話をのせておきました。(開拓や水路の整備の話です。) 米作りは、人が「くわ」という田畑をたがやす道具をもってきたり、時には牛や馬を使ったりして田んぼをおこしました。そして、今のような水路がありませんから、上流の田んぼから順番順番に水をもらい、できたお米は、せまい道を人が背負って運びました。 ところが、今の時代の米作りは機械化され、大きな機械を使います。 つまり、トラクターで田んぼをおこし、田植機でイネの苗を植え、コンバインで米をかりと ります。機械の動く「はば」が2mくらいで、行ったり来たりしなければいけません。田んぼはできるだけまっすぐなほうが、また、直線が長いほうがターン(折り返す)回数が少なくなり、仕事がやりやすいのです。そのために田んぼは長方形になっています。収穫したお米はトラックで運びます。 米作りに必要な水は、田んぼのすぐわきを流れている水路からかん たんに水を入れることができ、田んぼに水がいらないときはいつでも排水路へ水を流して田んぼの水をぬくことができます。 こういった、新しい時代の米作りをするために農家の人たちは、【魚のうろこ】【猫のひたい】のようだった田んぼを、タテもヨコもまっすぐな『四角い』田んぼに作りかえてきました。 田んぼは時代とともに“進化”してきたのです。 大きな機械を効率よく使うためにいくつかの小さい田んぼを集めて一つの大きな田んぼにし、道路や水路をどの田んぼにも便利なように配置すると四角くて大きな田んぼに進化するのです。 機械化が進み、効率的に機械を動かすために、進化させることを「耕地整備(こうち せいび)」といいます。この進化は単に四角くて、道路や水路ができるだけではありません。いくつかの場所に分かれていた田んぼをとりかえっこして1つの場所に集めることができます。 国では、補助金を出して、耕地整備を進めてきました。これも、きれいな四角い田んぼが増えてきた理由の1つです。 「耕地整備」の話は、「質問集」の中の [質問]米作りの能率を上げる仕事の「工夫」を調べています。なんでもいいですから教えてください。 にも少し書いてあります。 |