[質問]

 お米屋さんの事を調べていたら、「食糧管理制度」というのがあったそうです。この制度は、いつ始まって、いつ終わったのですか? 教えて下さい。

[答え]

 まず、最初に「食料・・・」ではなく「食糧・・・」と書きますが、「食糧」とは、米や麦などの主食を意味します。これに対して、よく見かける「食料」は、主食以外の食品や食品材料などを指しますので、意味がちがってきます。

 食糧管理制度は、国民の主食である米を政府が責任を持って管理する制度のことで、生産者に対しては、米作りを安定して続けていけるようにすること、また、消費者に対しては1年間を通して買う米がなくなったりしないようにすることが、基本的な役割でした。

 食糧管理制度ができたのは、1942年です。食糧不足が深刻だった、第二次世界大戦中の1942年に成立した食糧管理法にもとづいて、おもな食糧を政府が管理統制する、これが食糧管理制度です。

 主食である米の生産を増やし、国民に安定して米を送り続けられるように、政府が生産者からできるだけ高い価格(生産者米価)で買い入れ、消費者にできるだけ安い価格(消費者米価)で売りわたすしくみになっていました。生産者から政府が米を高く買って消費者に安く売るしくみです。

 結局、消費量が伸びず、在庫米を多く抱えて、国の赤字が大きくなったこと、量よりも質(米の味)を求めるようになったり、家で食べるほかに外食するようになったことなど消費が変化するなど、政府によるコメ管理は限界であるとされて、実状に合わなくなったため、1995年に廃止されました。

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