[質問]

 なぜ庄内平野はお米作りがさかんなのでしょうか教えてください。
[答え]

 庄内平野はお米を作るのに適していることがいくつかあります。

 1つは、水が豊かな地方だということです。

 田んぼは、春の「代(しろ)かき(=田んぼに水を入れて、土と水をよく混ぜて、田植えがしやすいように、田んぼをきれいにならすこと)」、「田植え」の季節や「花がさく」夏にたくさんの水を必要とします。まわりに雪のつもる山があると、雪がとけてから、たくさんの水を利用することができます。

 庄内平野は、北に鳥海山(ちょうかいさん)、東に月山(がっさん)などの山々に囲まれ、春になるとこれらの山々から豊富な雪どけ水が流れてきます。しかし、庄内平野が平らなので、昔は、 これらの水を、川からはなれた田んぼに分けるのが難しく、昔の人たちがとても苦労して用水路(ようすいろ=田んぼに水を引く水路)を整備しました。現在はコンクリートに変わりましたが、これらの用水路は今も庄内平野のすみずみの田んぼまで水を送っています。

 こんなふうに、昔の、庄内平野で水を引く苦労は、このような人たちの熱意で、堰(せき)を整備することで、なくなっていき、今では国の仕事として引き継がれ、さらに便利に水を利用しやすくするように、改良工事が続けられています。

 2つめには、昔から、米作りに熱心な農家の人が多いということです。

 明治から昭和の始めにかけては熱心な農家の人が、自分で品種を創ったり、新しい技術をどんどん、とり入れて、天気の悪い年もたくさんとれる米作りの研究をしていました。現在も、庄内平野の農家の人は、イネのことについてよく知っていて、おいしい米をたくさん作ることに、とてもいっしょうけんめいです。

 3つめは庄内平野の気候です。

 南の地方では、夏の気温が上がっても、それほどとれるお米の量は増えません。逆に気温が高すぎると、とれる量は減ってしまいます。しかし、庄内平野など東北地方では、夏の気温が適当で、気温が上がるにつれてお米のとれる量も増えます。山形県は、全国で一番お米がとれるところです。(*^_^*)
 夜の気温が低い方が、植物もじっとしているので栄養をあまり使わずにすみます。昼は気温が適当でよく育ち、夜は気温が低くてしっかり休める庄内平野の気候がお米の生長によいのです。

 こうした理由で、庄内平野は、米作りがさかんになったのです。

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