[質問]

 農薬は、米作りでどんな役目をしているのですか?
[答え]

 まず1つめは、害虫がイネにつくのを防ぐ。または、イネについた虫を殺す。これが「殺虫剤(さっちゅうざい)」です。

 2つめは、病気が出るのを防ぐ。または、病気が出たときになおす。これが「殺菌剤(さっきんざい)」です。

 3つめは、雑草がはえるのを防ぐ。または、はえた草をからす。これが「除草剤(じょそうざい)」です。

 4つめは、たとえば、「ササニシキ」を作っていて、お米が実るころのイネの背たけが思ったよりも長くなりそうなときは、イネが倒れる心配がありますから、あまり背たけがのびないように生育をおさえるクスリもあります。これが「生育調節剤(せいいく ちょうせつざい)」です。

 「生育調節剤(せいいく ちょうせつざい)」なんていうクスリは、聞きなれないかもしれませんが、タネのない「タネなしブドウ」も、この「生育調節剤(せいいく ちょうせつざい)」を使って作っています。

 広い田んぼの病気や害虫や雑草を防ぐのは、とても大変な仕事です。もし、農薬がなかったら、こうした病気や雑草などにイネが負けてしまい、お米がたくさんとれなくなります。たとえ雑草を何日もかけて手で取っても、害虫や「病原きん」を取ることは、とうてい不可能です。

 農薬は、お米の生産にとても重要な役割をはたしているのです。

 しかし、農薬の使いすぎは、田んぼの土や、土の中にいる「び生物」をいためたり、田んぼの水といっしょに流れていって、川の水をよごしたりします。とんぼや魚が死んだりするかもしれません。

 農薬は、決められた量を、決められた回数で、決められた時期に、きちんとまけばキケンはありませんが、できるかぎり減らしていくための研究を試験場ではおこなっています。

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