[質問]

 なぜ外米(がいまい)は細長いのか?
[答え]

 今、世界で作られているお米(イネ)には、「インディカ」と「ジャポニカ」があります。

 ふだんわたしたち日本人が食べているのは、丸いつぶのお米で、粘りが強く、やや甘みがあり、においも少ない「ジャポニカ」というお米の仲間です。日本や、朝鮮半島、中国中北部などで作られています。

 また、これとちがって、タイ米などは、つぶが細長く、粘りが少なく、ちょっとにおいもあります。こうした「インディカ」の仲間のお米は、東南アジアや南アジア、中国南部などで作られています。

 でも、実際は『ジャポニカは、ねばねば、インディカは、パサパサ』というように単純に分けられるものではありません。(だいたいの人は、丸いつぶでねばねばするのがジャポニカで、細長く、パサパサしているのがインディカだと思っているかもしれませんが、それは、まちがいです。)

 たくさんのお米の品種の中には、「丸くてねばねば」型と「細長くパサパサ」型の2つのタイプだけでなく、「細長くねばねば」型や「丸くパサパサ」型もあるのです。それに、つぶが丸いか細長いかだけで分けると、丸いものの中に「インディカ」が入ったり、細長いものの中に「ジャポニカ」が入ったりして、10個につき4個の割合でまちがうのです。「ジャポニカ」と「インディカ」を区別するのは大変なのですが、日本で作られているお米は、「ジャポニカ」の中のほんの一部分ですし、タイ米だって「インディカ」のほんの一部分だと思ってください。

 戦後、輸入された細長いつぶの「インディカ」は【外米(がいまい)】と呼ばれ、味が好まれなかったことから、「外米」といえば、まずいお米をさすことばになってしまいました。でも、わたしたちは、ずっと長い間、丸いつぶのお米を食べて、お米に親しんできたように、東南アジアや南アジアの人たちは、昔から細長いお米を作って食べていたのです。

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