[質問]

 品種改良に必要な道具は何ですか?
[答え]

 わたしたちの試験場では、たくさんの「かけあわせ」をおこない、品種改良の仕事の量も多いので、1年間にたくさんの種類のイネを植えます。これを、別のイネと混ざらないようにするための便利な道具をたくさん使います。

 たとえば、春には、箱にイネのタネをまきます。農家の人は何百枚という箱にみんな同じ品種のタネをまくので、タネまき用の機械を使って一気にまいていきます。でも、私たちは、たくさんの種類のタネをまくので、1枚の箱を、「しきり」を使って2等分から72等分に分けて、手でタネまきをします。この「しきり」も1つの便利な道具です。

 田植えの時も、植える所が分からなくならないように、田んぼに、記号や番号などを書いた木のラベルを目印に立てます。田んぼには、5,000枚ものラベルを立てています。

 夏に交配するときは、イネの花粉をダメにするために、お湯が入っている、お風呂のような道具を使います。秋には、かり取りしたイネから「もみ」だけ集めて、「もみがら」をむき、「げんまい」にするための機械を使います。1つ1つの種類のイネについて、とれるお米の量を調べるためです。

 「げんまい」の重さを調べたり、お米の中の成分を調べたりするのにも、専用の機械を使います。また、ご飯をたいて食べてみたりするので、「すい飯器」も必要です。

 あとは、どんなものを選べばいいかを考えて、良いものを選び出す「目」が必要です。

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