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やまがた農業体験バスツアー(2009春)を開催

 平成21年5月30日(土)に、一日コース(山形駅西口~河北町畑中・田井~山形市菅沢~山形駅西口)で、施設園芸(切り花・野菜)の現地見学と農作業体験、新規就農者との意見交換、就農相談会を開催しました。

 午前9時20分に、山形駅西口に集合し定刻に、最初の訪問地に向け出発しました。車中では、県内の農業・農村の概況について、資料(図説やまがたの農業・農村より抜粋データ)を用いて説明し、沿線に見える栽培品目について、気候風土と適地適作の関係などを紹介しながら日程を進めました。

 10時半前、河北町畑中の奥山園芸ハウス前に到着し、ここでは、園主の奥山さんの就農への助言と切り花の管理作業を体験しました。
 
 奥山さんは、現在の花き専作経営に至までの経緯について、過去に様々な農作物を作り、昨年からは水稲も全て委託しており、経営品目の絞り込みについてアドバイスをいただきました。
 また、市場出荷のセリの価格形成は一番セリが一番高いので、それに向けて競争している。そのためには、畑に適した品目を探し、栽培法を習得しなければならない。必ず、自分の畑に適した栽培法があり、その技術習得が重要である。農家は資材を無駄にせず、常に工夫してコストを下げることも必要である。等々のアドバイスがありました。
 
   切り花の管理作業は、スターチス株の下葉(枯葉)取りを行いました。
単純な作業であるが、病害発生すれば売り物にならない。病害発生リスクを軽減するための重要な作業であるとの説明がありました。
 作業中しながら、参加者は質問し、熱心にメモを取っていました。
 
   品目の取り入れ方や販売など、経営全般にわたる参加者の質問には、丁寧に最後まで対応していただきました。
 昼前に、奥山園芸での農業体験を終了し、就農ガイダンス会場の河北町田井地区ふれあいセンター研修室に移動しました。
 昼食は、この地区の農家レストランの特注弁当でした。
 
 
 午後は、平成16年に農業研修を経て河北町で就農し、就農5年目になる県新規就農者ネットワークの田中剛さんのお話しと意見交換を行いました。
 田中さんは神奈川県出身で、会社勤めから就農への動機、就農に至までの農業研修、研修先農家の重要性、就農後のハウス倒壊の失敗事例、それを乗り越えさせた新規就農者ネットワークの生い立ち、新規就農のための準備資金等について、体験新規就農者として失敗を経験しつつ、毎年毎年成長して、そろそろ黒字経営を目指している自己体験からアドバイスをいただきました。
 黒字経営に向けた取り組みは、現状の規模で売れる作物を作り、収益を上げること、そのためには販売先の確保(JAと直販は違う)が重要であり、軌道に乗せるまでは資金がかかり、冬期の収入確保も必要であること、等のアドバイスでした。
 
   会場には、新規就農者ネットワークの牧野会長(自宅が近く)が同席され、田中さんの話をより深めていただきました。
   品目の取り入れ方や販売など、経営全般にわたる参加者の質問には、丁寧に最後まで対応していただきました。
 
 午後3時に就農相談を終了し、二カ所目の農業体験現地の山形市菅沢に移動しました。ここでは、都市近郊の家族経営で野菜栽培し、地元に販売している伊藤農園を見学し、地場野菜の本物の味を確かめました。

 伊藤農園の園主の伊藤さんからは、学卒後に農業に就いた経緯、都市近郊の園芸農家として40年以上、経営を持続してきた自負・苦労話から就農へのアドバイスをいただきました。
 現在の経営は、春夏作はハウス野菜(キュウリ、トマト中心)と露地野菜(多種類)、秋は施設花き(ストック)を組合せており、施設園芸は品目の組合せが必要であること、今は、灯油が高いのでなるべく燃料がかからない作型で栽培し、品目を上手に組み合わせて対応していること。また、 販売では、地元生協との契約栽培を行い対面直販もしており、付加価値を高めることが大切であること等々、栽培技術と経営感覚を養う重要性についてアドバイスがありました。
   キュウリ、トマトの実際栽培技術として、キュウリのブルームと接ぎ木の関係、トマトの品種、シシトウの種類などの質問には、わかりやすい言葉で回答していただきました。
 
 
 ハウス内見学後には、朝どりしたキュウリとレタスに自家製味噌を付けて試食し、現地は午後4時40分に終了して、山形駅西口で解散しました。
   今回の参加者は、県内と神奈川県、千葉県、埼玉県から26歳~59歳まで、10名(男7、女3)で、年齢層は20歳、30歳代が各3名と50歳代が4名の参加でした。
 このうち、3名の参加者は、短期体験プログラムに進み、就農に向けて一歩前進しました。
 
 

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