雑草防除
 除草剤の種類
 
 除草剤には、雑草の葉齢に合わせて薬剤を使い分ける体系除草剤と、1回の処理で多年性雑草を含めて、多くの種類に効果のある一発処理除草剤があります。
 
 現在は、一発処理除草剤が主流になっています。


 一発処理除草剤

 散布時期が遅れると効果が劣るので、適期内に散布します。
 代かきから田植えまでの日数が長くならないように作業日程を組みます。
 散布は水深3〜5cmの状態で行い、散布後3〜4日は止水します。  
 
薬剤抵抗性雑草の発生を防止するため、

2〜3年目には成分の違う一発処理剤を使用したり、

初期剤−中期剤の体系使用を行います。

 フロアブル剤

  散布は水の出入りを止め、湛水状態で原液のまま田面に散布します。
 幅が20m以上ある水田では、畦畔からと水田内散布を組み合わせます。
 水口一括処理をする場合は、ヒタヒタ水(水深2cm以下)の状態で流し込み、
水深が3〜5cmになるまで入水します。
 散布後4日間は止水し、その後も田面を露出しないよう水管理を行います。
 
 ジャンボ剤・500g剤・250g剤

  ジャンボ剤・500g粒剤・250g粒剤は、拡散しやすい粒剤が水溶性のフィルムパックに入った剤型や固形物の剤型で、畦畔から投げ込むだけの省力的な除草剤です。

 処理時の水深は、拡散しやすいように5〜6cmにします。
 処理後4日間は止水し、その後も田面を露出しないよう水管理を行います。
 藻類や浮草が多発している水田では、効果が劣るので使用しないでください。
 


 顆粒水和剤

 顆粒水和剤は、顆粒状の薬剤を水に溶かし、専用の散布ボトルや散布器で散布する除草剤です。

 処理時の水深は3〜5cmにします。
 処理後4日間は止水し、その後も田面を露出しないよう水管理を行います。
 調整した薬剤は、2〜3m毎に畦畔から水田に向けて振り込みます。
 幅30m以内の水田では額縁散布ができます。
 


 除草剤の効果を高めるために

土が露出しないように、田面をできるだけ均平にします。
砂壌土や漏水の大きい水田では、薬害の発生や効果の低下が懸念されるので、それらに影響を受けにくい薬剤を選定します。
河川へ薬剤が流出する危険性があるので、移植前散布は行わないでください。