カメムシ対策
 カメムシの被害

 カメムシは出穂後に水田に侵入し、籾に口針を刺して吸汁します。
 吸汁された籾は部分着色米(斑点米しいなとなり、品質を低下させます。



斑点米
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斑点米を発生させるカメムシの種類

 県内で見られる斑点米を発生させるカメムシ類は35種類です。

 特に、アカヒゲホソミドリカスミカメとオオトゲシラホシカメムシの2種が主要種です。
(アカヒゲホソミドリカスミカメは、休耕田や牧草地で生息密度が高まりやすいので注意が必要です。)




特徴: 体長5〜6mm
      体は緑色で細長く、触角は赤い。
      口器が弱く、籾を貫通することができないため、
      
割れ籾を好んで吸汁し、側部に斑点をつくる。
      稲穂の他に、イネ科雑草や牧草の穂を好んで
      吸汁する。
      成虫は飛んで移動する。


アカヒゲホソミドリカスミカメ
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特徴: 体長5〜6mm
      背中に白い紋がある。
      口器が籾を貫通することができるため、側部加害が
      多い。
      
畦畔際の被害が多い。
      稲穂の他に、オオバコ、ヨモギ、イネ科雑草の穂を
      好んで吸汁する。
      成虫は主に歩行で移動する。

オオトゲシラホシカメムシ
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斑点米カメムシ防除対策
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 カメムシ対策

1.畦畔等の雑草対策
 常日頃から、農道・畦畔等の草刈りを行ってカメムシ類の生息密度を下げます。
 (刈り取った草は、畦畔から搬出します。)

 出穂2週間前頃に地域ぐるみで一斉に草刈りを行います。

 8月中に草刈りを行う場合は、薬剤防除とセットで実施します。

2.休耕田対策
 草刈りや耕起を行い除草対策を徹底します。
 登録のある薬剤でカメムシを防除します。

3.牧草地対策
 牧草栽培農家とよく話し合い、防除対策を講じます。
 カメムシの発生が多い場合には、牧草の刈り取り搬出後、水田防除と同時期に防除します。

4.薬剤防除時期
 基本防除は穂揃期とその7〜10日後の2回です。
 7月中の発生が多い場合は、その前の穂孕後期にも補完防除を行います。
 基本防除後もカメムシが多く、斑点米の発生が懸念される場合、基本防除の2回目から7〜10日後に補完防除を行います。(ただし、散布する薬剤の収穫前使用日数と使用回数に注意)


(注意事項)
害虫防除に使用する薬剤選定には、山形県農作物病害虫防除基準などを参考にしてください。