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農業一口メモ

2021年12月9日 園芸施設共済に加入しましょう

 近年、豪雨や大雪、地震などの自然災害が全国的に多発しており、本県においても、今年は昨年末から続く大雪による果樹の枝折れや園芸施設の損壊、凍霜害や降雹害などが発生し、果樹や野菜に農業被害がありました。
 これからの季節は、大雪によるパイプハウスの倒壊が心配されるため、雨よけ施設や冬期間栽培しないハウスでは、降雪前に被覆資材を除去しましょう。また、ハウス被覆資材に破損個所があると、雪が滑落しにくく着雪しやすくなるため、本格的な降雪時期に入る前に、保守しましょう。
 次に、災害対策として園芸施設共済などの農業保険に加入し、「備えあれば憂いなし」の農業生産体制を構築することが重要です。
 園芸施設共済は、特約を付けることで一万円を超える小さな損害から補償されるとともに、築年数にかかわらず新築時の資産価値まで補償を受けることができます。今年の四月には、施設本体や被覆材の補償価額を引き上げるなど、制度の拡充を行っていますので、万が一の場合に備えて加入しましょう。
 園芸施設共済の具体的な内容やお申込みはお近くの農業共済組合にお問い合わせ下さい。

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2021年12月8日 家族経営協定について

 家族経営協定は、農業における役割や経営方針などを家族で話し合い、お互いに明文化しておくものです。
 家族経営では、生活と経営の境目がなく、役割や就業条件が曖昧になりやすいため、家族内でストレスや不満の原因となることがあります。農業経営を魅力的でやりがいのあるものにするためには、家族みんなが主体的に経営に参画でき、意欲と能力を存分に発揮できる環境を整えることが重要です。
 これまでの調査結果によると、家族経営協定を締結することで、「作業分担や目標が明確になり、自分の仕事に責任がもてるようになった」、「仕事とプライベートのすみ分けができ、メリハリのある充実した生活になった」など喜びの声が良く聞こえます。
 我が家のルールを文書化して明確にすることで、五年先、十年先のことが見通せ、これからすべきことを整理できます。まずは、我が家の作業分担や経営目標、理想の暮らし方について、家族でじっくり話し合いをしてはいかがでしょうか。詳しくは、お近くの農業技術普及課にお問合せください。

2021年12月7日 冬期間の野菜の貯蔵

 自家用菜園で収穫したキャベツ、だいこん、はくさい、ねぎなどは、上手に貯蔵しておくと冬もおいしく食べることができます。今日は、野菜の貯蔵方法について紹介します。
 キャベツは根をつけたまま掘り上げ、排水の良い場所に寄せて植込み、ワラやコモなどで覆って雪の下に貯蔵します。だいこんは、葉を約20㎝に切り揃え、中心部の若芽を取り除き、排水の良い場所に横に寝かせ、土を約10㎝かぶせて雪の下に貯蔵します。いずれも貯蔵場所は、冬でも掘り出しやすい場所にし、目印の標識棒を設置します。
 はくさいは、外葉がしおれる程度に乾燥させてから新聞紙で包んで立てておき、氷点下にならない冷暗所に貯蔵します。ねぎは株元を十分に乾燥させてから5本ずつ新聞紙で包み、はくさいと同様に立てて保管します。
 一方、比較的高い温度で貯蔵する野菜もあります。かぼちゃ、さつまいも、さといもなどは10~13℃程度が適温で、低温では傷みやすくなるため、温度変化が少なく寒くなりにくい場所で貯蔵しましょう。

2021年12月6日 年末出荷に向けた「啓翁桜」の促成管理

 本県が日本一の生産量を誇る「啓翁桜」は年々人気が高まり、お正月に飾る花として定着し、年末出荷の需要が非常に多くなっています。
 今回は、「啓翁桜」の年末出荷に向けた促成管理のポイントについて紹介します。
 促成開始から23日前後で出荷できるようになりますが、この期間は、枝が十分に水を吸い上げるよう管理することが大切です。このため、促成開始前に枝元を切り戻し、十分に水揚げします。促成期間中は、水の交換を一週間に一回から二回程度行い、適宜切り戻しを行いましょう。なお、促成時に枝物用品質保持剤を使用すると水交換が省略でき、品質も良く仕上がります。
 促成温度は、高温で管理すると花色が薄くなり、品質が低下しますので、夜は13℃、昼は20℃を目標に管理します。蕾の先端が十字に割れ始めてきたら、夜温を8℃から10℃前後に下げ、日中は、室温に気を付けながら光を十分にあてるようにします。こうした管理とともに、花芽の着生を確認して選別を徹底し、花色が濃く開花が揃った「啓翁桜」を消費者に届けましょう。

2021年12月3日 果樹の雪害防止

 本格的な積雪の前に、果樹の雪害対策を徹底しましょう。
 りんごなどの立ち木栽培では、枝折れを防ぐため、主枝や亜主枝などの大枝にしっかりした支柱を設置します。支柱はできるだけまっすぐに立て、枝がはずれないように結束しましょう。また、枝に積もる雪を少なくするため、混みあっている部分の枝や徒長枝を間引く粗剪定を行いましょう。
 ぶどうは積雪前に剪定を終了しますが、西洋なしなどの棚栽培でも、積雪前に粗剪定を行ない、主枝には支柱を立てて、枝が裂けるのを防ぎます。棚面が下がっている場所には支柱を追加しておきましょう。
 さくらんぼやぶどうの雨よけ施設では、雨樋の下などで支柱が不足している箇所は追加して補強します。雪が多い地域では、マイカ線は外すか、できるだけコンパクトにまとめて、なるべく雪が積もらないようにしましょう。
 このような準備を実施するとともに、積雪が多いときは雪下ろしをこまめに行うように心がけましょう。

2021年12月2日 野菜ハウス栽培の効果的な保温管理

 冬期間の野菜のハウス栽培では、ハウスの温度をいかに確保するかが重要となります。今日は保温管理について、三つのポイントを紹介します。
 一つ目は被覆資材を複数重ねることです。被覆しない場合と比べて、内張りカーテンとトンネルの二重被覆で約2℃の保温効果、さらに不織布でべたがけをすると、そこから更にプラス1℃程度の保温効果が期待できます。
 二つ目はハウスの気密性を高めることです。被覆資材に破れや隙間があるとハウス内に冷たい空気が入り込み、保温効率が低下します。点検して破れや隙間がある場合は、速やかに補修します。さらに、内張りカーテンの裾部分をおもりや針金等で押さえ、下の隙間から冷たい空気が入らないようにします。
 三つ目は循環扇の活用です。暖まった空気はハウスの上部に集まるため、循環扇を使って空気を撹拌し、ハウス内がまんべんなく暖まるようにします。
 今年は燃油が高騰しています。これらの保温管理は、加温ハウスにおいても、省エネ効果が高いので、積極的に取り入れましょう。

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