こんにちは、ゲストさん

ホーム >農業一口メモ >


農業一口メモ

2021年4月12日 さくらんぼの開花期防除の注意点

さくらんぼの開花期は、灰星病やハマキムシ類等の病害虫の防除時期です。一方で開花期は、結実確保のためにも重要な時期で、マメコバチやミツバチが広く利用されています。マメコバチやミツバチが活発に活動できるよう、農薬の使用に当たっては、十分注意する必要があります。
例えば、殺虫剤の中には蜂に対して影響のある薬剤があるため、さくらんぼの開花期間は原則として殺虫剤の散布は控えるようにします。なお、防除時期が開花期と重なるハマキムシ類については、蜂に影響が少ない生物農薬等を選択して防除を行います。
開花期に農薬散布を行う場合は、蜂の活動する時間帯は避け、蜂に直接農薬がかかることがないようにします。また、巣箱にも直接薬液がかからないように、散布前に巣箱をシート等で覆う等、事前に対策を実施しましょう。
以上の点に十分注意して開花期の病害虫防除に当たりましょう。

バックナンバー

2021年4月9日 りんどうの10本仕立て栽培について

りんどうは、冷涼な気候を好むことから、本県では中山間地域を中心に作付けされ、お盆や彼岸には欠かせない花材として、高い市場需要があります。これらの時期は、花束加工向けとして、切り花長が50~60cmで花の段数が3段程度の、短い規格が特別に求められます。そこで、この需要期向け規格を多く生産できる、「10本仕立て栽培」について紹介します。
この栽培技術は、収穫時の草丈が80cm以上を確保できる生育旺盛な株から、生育の良い茎を1株あたり10本に仕立て、収穫時には、茎や葉を地面から30cm残して、全ての茎を収穫するものです。
仕立て作業は、春の萌芽後、草丈が20~30cmの時期に行います。10本よりも多くの茎を仕立てると、茎が軟らかくなるなど品質低下を招き、収量が低下します。
本技術の導入にあたっては、取引市場との事前調整をはじめ、特に、7月上旬出し作型では「適する品種」や「収穫後の管理方法」が従来の技術とは異なる等、注意すべき点が多くあります。詳細は、最寄りの農業技術普及課にお問い合わせ下さい。

2021年4月8日 農作業中の事故防止

春の農繁期を迎え、農業機械を使った作業がますます多くなります。
県内では、毎年この時期に痛ましい農作業中の事故が多く発生しています。事故防止のため、次の点に気をつけて作業を行いましょう。
 服装は作業しやすいものを着用し、機械の取扱方法を守って作業しましょう。作業の前後や作業中の整備・点検時は必ず、農業機械のエンジンを停止しましょう。
死亡事故が最も多い、機械の転落や転倒を防ぐため、圃場に出入りする際は、路肩の具合や傾斜、段差等の安全を確認し、無理をせず慎重にゆっくり操作しましょう。トラクターは、安全フレームを正しく装備し、万が一、転落した際に下敷きになるのを防ぐため、シートベルトを忘れずに締めましょう。
トラクターで路上を走行する際は、ブレーキペダルを連結するほか、夕暮れ時の視認性を高めるために早めのライト点灯や反射資材の利用を行いましょう。また、道路に泥などの汚れを残さないよう気を付けましょう。
また、果樹等では脚立を使った作業が増えてきますので、最上段で作業しない、チェーンを掛ける等、基本を守って転倒や転落が無いよう作業を行いましょう。体調管理をしっかり行い、一人一人が安全作業を心がけ、農作業事故を防ぎましょう。

2021年4月7日 ラ・フランスの摘芽・摘蕾とももの摘蕾

果樹の摘芽・摘蕾は、摘果作業の省力化や大玉生産を図るために重要です。
ラ・フランスの摘芽の程度は、樹勢や花芽の量により加減が必要ですが、花芽が十分多い樹であれば、概ね50パーセントを目安に実施します。発芽期頃までに、樹の上部を主体に、枝の真上や真下に着いた花芽や小さい花芽、長果枝先端の花芽などを摘芽しましょう。
また、摘蕾する場合は、開花前の蕾同士がまとまっているうちに、上から指で押すようにすると軸が簡単に折れて、効率的に摘蕾ができます。
ももの摘蕾作業は、花芽が丸く膨らみ先端の赤みが見え始めた頃から花びらがやや膨らむ頃までに行ないましょう。
「あかつき」など、花粉があり結実が安定している品種は、50~70パーセントを目安に摘蕾します。「川中島白桃」など花粉がない品種は弱めに摘蕾し、実止まりがわかってから予備摘果を行うようにしましょう。

2021年4月6日 水稲の播種計画について

水稲の播種時期は、田植え時期から逆算して決めます。田植えの適期は、庄内地域で5月10日~20日頃、内陸地域で5月15日~25日頃です。育苗する日数は、育てる苗の種類によって変わります。例えば平坦部で一般的な稚苗の場合、箱当たり150~180グラムの種籾を播き、20日~25日間で育苗します。最上地域や中山間地では中苗が多く、箱当たり80~120グラムの種籾を播き、約30日間かけて育苗します。育苗期間が長くなり過ぎて、老化苗になってしまうと、移植後の活着が遅れ、初期生育量が確保しにくくなりますので、計画的に播種しましょう。また、1平方メートル当たりの株数を20株前後、植え込み本数を100本程度確保するために必要な箱数は、稚苗で10アール当たり25枚程度、中苗で30枚程度です。余裕をもって必要な育苗箱数を準備して下さい。
なお、ハウス育苗を行う場合、特に「無加温育苗」では、育苗ハウスを早めに準備して苗床の地温を十分に暖めてから苗箱を並べるよう、計画的に作業を進めましょう。

2021年4月5日 ももせん孔細菌病の耕種的対策について

昨年は、ももせん孔細菌病が多く発生しました。薬剤防除に加え耕種的な対策を行い、今年のせん孔細菌病の被害を防ぎましょう。
せん孔細菌病は、細菌による病害です。細菌は雨等の水分で移動し、葉裏の気孔等の開口部や傷口から侵入して、葉や果実、枝に感染・発病します。風当たりの強い園地では、風雨で葉や果実、枝に傷が生じやすい為、発病が多くなる傾向が見られます。例年発生する園地では、防風ネットを設置して風当たりを弱くすることが重要です。
また、せん孔細菌病は、前年に感染した枝が開花期頃から発病し、枝から発芽後の葉に感染します。このため、発病した枝を切り取ることで伝染源を減らすことがとても重要です。この春型枝病斑は4月下旬から7月上旬頃まで発生するので、見つけ次第切り取り、園地外に持ち出して処分しましょう。枝葉が繁茂してくると、枝の病斑が見つけにくくなるため、早めから園地を見回り、伝染源の除去を徹底しましょう。

ページの先頭へ